東京大学

概要
調査番号 0516
調査名 勤労者の仕事と暮らしについてのアンケート,2006.4
寄託者 連合総合生活開発研究所
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SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要  本調査は,日本の景気動向や仕事と暮らしについての勤労者の認識を定期的に把握することによって,景気・雇用・生活の動向を明らかにするとともに,政策的諸課題を検討するにあたっての基礎的資料を得ることを目的としている。
 2001年4月に第1回調査を開始して以降,毎年4月と10月に定期的に調査を実施し,今回の調査は第11回目にあたる。第10回調査(2005年10月)では定点観測項目の見直し,調査対象者の60歳代前半層への拡大など,いくつかの改善を加えており,今回調査もそれを継承している。なお,これまでの調査は第1回目より継続してSSJDAに収録されている。

 2002年初以来の長期にわたる景気回復の持続傾向が続く中,ようやく雇用・所得環境の面でも着実な改善が進みつつあるが,勤労者生活の安心・安定の実現という面からみれば,まだまだ多くの不安と懸念が残されている。また,日本社会における格差や不平等の問題も大きな議論を呼んでいる。
 そこで,今回のトピックス項目として,「格差についての意識」「所得再分配,雇用・労働政策に対する意見」の2つをとりあげている。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査: ミクロデータ
調査対象 首都圏,関西圏に居住する20代~60代前半の民間企業に勤める雇用者。
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ        配布数│    全回答者   │    雇用者
          │有効回答数 有効回収率│有効回答数 有効回収率 
「20代~50代」 900 │  819    91.0% │  781   86.8%
「60代前半」  200 │  172    86.0% │  151   75.5%

 なお,本調査は「民間企業に勤める雇用者」を対象としているが,モニター登録時点と調査時点での就業状態の変化により,雇用者でないサンプルが含まれる結果となっている。今回調査では,雇用者でないサンプルは「20代~50代」で38件,「60代前半」では21件あった。調査結果の分析は,すべて雇用者のサンプルのみを対象としている。
調査時点 2006-03-31 ~ 2006-04-10
2006年3月31日(金)~4月10日(月)
対象時期 2006 ~ 2006
調査地域 関東地方
近畿地方
        首都圏,関西圏
「20代~50代」 65.0% 35.0%
「60代前半」  65.6% 34.4%
標本抽出 その他
 サンプルの抽出にあたっては,従来の調査対象であった「20代~50代」については,これまでと同様,首都圏と関西圏の民間雇用者人口規模および「平成14年就業構造基本調査」の雇用者の性別・年齢階層・雇用形態別の分布を考慮した上でサンプル割付基準を作成した。この割付基準に基づいて(株)インテージのモニター(全国約22万人)の中から,首都圏・関西圏居住者900名を抽出した。

 新たに加えた「60代前半」については,十分なサンプルを確保するために,「20代~50代」のほぼ4倍の抽出率とした。「平成14年就業構造基本調査」の「60~64歳」の民間雇用者について,首都圏,関西圏の性別・雇用形態別の分布を考慮した上でサンプル割付基準を作成し,この割付基準に基づいて(株)インテージのモニター(全国約22万人)の中から,「60~64歳」首都圏・関西圏居住者200名を抽出した。
調査方法 自記式調査票:紙
郵送自記入式のアンケート調査票を配布。
なお,上記のように「20代~50代」と「60代前半」ではサンプルの抽出方法が異なるため,分析では「20代~50代」と「60代前半」とを別個に集計している。
調査実施者 連合総合生活開発研究所,実地調査は(株)インテージ
DOI 10.34500/SSJDA.0516
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 「第11回勤労者の仕事と暮らしについてのアンケート調査報告書(第11回勤労者短観)」,2006年5月,(財)連合総合生活開発研究所
「公正で健全な経済社会への道(2006~2007年度経済情勢報告)」(財)連合総合生活開発研究所
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [調査票]
主要調査事項 アンケート事項:
(1)景気動向と勤務先の経営状況
 1年前と比べた現在の日本の景気,景気が良いまたは悪いと感じる理由,1年後の日本の景気予測,就業状況,勤務先の経営状況(業績)(1年前との比較・1年後の見通し),1年前と比べた勤務先従業員数の増減(正社員・非正社員),1年前と比べた実労働時間の増減,今後1年の間に自身が失業する不安。

(2)収入,消費と暮らし向き
 本人賃金収入の増減(1年前との比較・1年後の見通し),世帯収入の増減(1年前との比較・1年後の見通し),世帯全体消費の増減(1年前との比較・1年後の見通し),過去1年間の世帯全体の収支状況,物価変動感(1年前との比較・1年後の見通し)。

(3)仕事・生活の評価
 仕事に関して重要であると考えるもの,勤め先の仕事への評価(11項目),仕事と仕事以外の時間配分,勤務会社変更希望の有無・理由,仕事についての満足度,生活全般についての満足度,健康状態。

(4)労働組合
 労働組合の有無,組合への加入,組合加入意向,組合は必要か。

(5)日本社会全体の格差および職場における社員間の格差に関する意識
 個人間の収入差(5年前との比較,今後どうなるのがよいか),世帯間の金融資産差(5年前との比較,今後どうなるのがよいか),世帯間の不動産差(5年前との比較,今後どうなるのがよいか),個人間の収入差を拡大させた要因,個人収入・世帯の金融資産・世帯の不動産の帰属階層意識。
 正社員・非正社員間の差および正社員男女間の差(賃金・処遇,教育訓練機会について5年前との比較,今後どうなるのがよいか)。

(6)所得再分配政策および雇用・労働政策に対する支持・不支持
 所得再分配政策への支持(高所得層への所得税負担増,低所得層への所得税負担減,資産性所得への課税強化,相続財産への課税強化,消費税の逆進性緩和,生活困難世帯への支援)。
 雇用・労働政策に対する支持(失業者への所得保証充実,若年者の就業対策強化,公的職業能力開発の充実,パート・派遣の雇用保障強化,パート・派遣の均等待遇促進,法定最低賃金の引き上げ)。


フェース事項:
 性別,年齢,既未婚,最終学歴,週あたり実労働時間,本人年収(賃金,賃金+賃金以外),世帯年収,本人以外の稼得者,配偶者の就業形態,配偶者の週あたり実労働時間,世帯生計維持者,支持政党,勤務先業種,従業員規模,職種,勤続年数。


 この他,居住地域,世帯構成,住居形態,居住年数について,モニター登録情報を用いている。
公開年月日 2007/03/01
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労働条件
労使関係・争議
平等、不平等、社会的排除
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社会・文化
バージョン 1 : 2007-03-01
特記事項