東京大学

概要
調査番号 0532
調査名 21世紀日本人の社会・政治意識に関する調査(GLOPE2005),2005
寄託者 早稲田大学経済学研究科グローバルCOE「制度構築の政治経済学」
(寄託時:早稲田大学21世紀COE「開かれた政治経済制度の構築」)
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SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要  本調査は,2005年9月に行われた衆議院選挙に際しての態度や行動をはじめとして,有権者が政治に対しどのような立場や意見をもっているか,政治制度や社会制度についてどのような関心や知識をもっているか,さらには経済状況や新しく生じつつあるさまざまな社会問題についてどのような見通しや評価をもっているかを,体系的に明らかにすることを目的として実施された全国世論調査である。

 本調査は,とくに次の点に注意を払ってデザインされた。
1) 他のデータセットとの国際比較が可能なワーディングを心がけたこと,
2) 日本でこれまで行われてこなかった政治知識や政党帰属意識にかかわる質問項目を入れたこと,
3) 10年先を見通して時系列データをとっておくという観点から現在聞いておくべき質問を含めたこと,
4) 6つのスプリットサンプルを活用し,これまでの調査で概念や測定の妥当性に疑問がある項目についてテストできるようにしたこと,
5) 事前に小規模ながらプリテストを行い,質問の聞き方などに微調整をほどこしたこと,
6) 調査実施後,欠測に対するセルウェイトや,国勢調査データを用いたレイキング/事後層化用のウェイトを作成し,データに重み付けを施すことによってバイアスを低減できるようにしたこと,
などである。

 また,本調査では,6つのスプリットサンプル(調査票A~F)を活用し,いくつかの設問において,異なる質問の仕方を試みている。調査票では,「スプリットサンプル(調査票○○)」と表記し,設問ごとにまとめて掲載している。したがって,同じ問番号の設問が複数とおり掲載されている場合がある。

 なお,本調査を含め,これまで継続的に実施されてきた全国世論調査は下記の通りである。


調査名  開かれた社会に関する意識調査(JSS-GLOPE2003-04)
調査時期  第1,2波:2003年10-11月
      第3,4波:2004年6-7月

調査名  21世紀日本人の社会・政治意識に関する調査(GLOPE2005-07)
調査時期  第1波:2005年11月
      第2波:2007年2月

調査名  日本人の社会意識に関する世論調査(Waseda-CASI&PAPI2007)
調査時期  第1波:2007年6-7月
     第2波:2007年8-9月

調査名  早稲田大学・読売新聞共同実施「日本人の社会的期待に関する意識調査」
(Waseda-PAPI2009)
調査時期  2009年2-3月

調査名  早稲田大学・読売新聞共同実施「日本人の社会的期待と総選挙に関する世論調査」(Waseda-CASI&PAPI2009)
調査時期  第1波:2009年8月
      第2波:2009年9月

調査名  早稲田大学・読売新聞共同実施「日本人の社会的期待と選挙に関する世論調査(Waseda-CASI2010)
調査時期  第1波:2010年6-7月
      第2波:2010年7-8月

データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査: ミクロデータ
調査対象 全国の満20歳以上の男女
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 標本数 3,000人,有効回収数 1,397人(46.6%)(内,予備対象者56人)
調査時点 2005-11-03 ~ 2005-11-28
2005年11月3日~28日
対象時期 2005 ~ 2005
調査地域 日本
全国
標本抽出 層化2段無作為抽出法
地点数:180市区 182地点,29町村 29地点,計209市区町村 211地点
抽出名簿:選挙人名簿(一部,住民基本台帳)
調査方法 調査員による面接聴取
調査実施者 早稲田大学政治経済学部・経済学研究科21世紀COEプログラム「開かれた政治経済制度の構築」(21COE-GLOPE),実査は(社)中央調査社
DOI 10.34500/SSJDA.0532
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 「21世紀日本人の社会・政治意識に関する調査(GLOPE2005)」,コードブック,早稲田大学21世紀COE「開かれた政治経済制度の構築」
Yamazaki,Arata. 2006. "Political Knowledge and Voting Behavior in Japan General Election 2005" prepared for 21 COE-GLOPE International Conference in Amsterdam "NEW DIRECTIONS IN Political-Economic Experiments and Behavioral Research", Oct.30-31,2006.
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [調査票]
主要調査事項 (1)政治関心,政治知識
 テレビ・ニュースや新聞の視聴・閲読頻度,政治への関心度,政治的反映と政党・選挙・国会。
 憲法改正への考え,日本国憲法の権利義務規定・戦争放棄条項への認知,争いごと解決手段,裁判における三審制の認知,内閣の連帯責任,公職名認知。

(2)政治参加や諸団体への加入
 加入している組織・団体,参加の積極度,国民と選挙・政治とのかかわり合いに対する考え,政治活動参加頻度(これまで・今後),国のために戦うか。

(3)衆議院選挙に際しての態度や行動
 9月11日の衆議院選挙への投票,小選挙区で投票した候補者の政党,比例区で投票した政党,各党のキャッチフレーズの認知。

(4)政治や社会の制度のあり方に関する意識
 裁判員制度の認知,裁判員制度の影響,裁判員制度への関わり。
 傘を持っていく降水確率,人間関係への考え,組織・団体・社会制度への信頼度・機能度,住民投票。
 現在の生活レベル,子どもの頃の親の生活レベル,貧富格差の変化,貧富格差の生じる理由,税金負担の公平性への考え,今後5年間に失業する可能性,将来の家計維持のための貯蓄。
 男女の役割,外国人労働者(増加・受入),出生率低下による影響,出生率低下の原因,ゴミの分別(訴えるか,恨みをもつか),危機的状況の際にとる方法(確実な救済か多数の救済か)。

(5)政策や経済状況などについての意見
 景気の状態,1年前の景気,1年後の景気,くらしむきの満足度,1年前と比べたくらしむき,1年後のくらしむき,景気への政府の責任,くらしむきの変化への政府の責任。
 景気に変化をもたらす政策への賛否,パブリック・コメント(認知,経験,関わり),インターネット1日の使用時間。

(6)政党支持,政策争点上の立場,内閣の業績評価
 各政党への感情温度,無党派への感情温度,ふだんの支持政党,支持・不支持の程度,好ましいと思う政党,小泉内閣への支持,現在の政治への満足度。
 政治的立場(保守的か革新的か),諸政策(12項目)への関心度,各分野に対する政府の取組への評価,小泉内閣の評価,年金制度改革と郵政事業民営化に対する立場(本人・自民党・民主党)。
 身近な政党(有無,政党名,程度,比較的身近に感じる政党),各政党寄りへの感じ方・考え方や行動。

(7)人口統計学的な事柄など
 性別,年齢,居住年数,住居種類,通学年数,世帯年収,職業,家計維持者,家計維持者の職業,海外在住経験・年数,家族構成,子どものライフステージと人数,生計が独立している子どもの有無。
公開年月日 2007/09/14
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選挙
SSJDAオリジナルトピック 政治・行政・選挙
バージョン 1 : 2007-09-14
特記事項