東京大学

概要
調査番号 0681
調査名 生活時間に関するアンケート調査,2007
寄託者 連合総合生活開発研究所
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SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要  本調査は,連合総合生活開発研究所(連合総研)が過去に実施した調査の実績と,近年の生活時間研究の動向をふまえて,日本の労働者の生活時間と生活意識の実態と問題点を国際比較を通じて明らかにし,近年の変化の動向を探り,ワーク・ライフ・バランスと生活の質改善の視点からの政策的諸課題を検討する。

 今回は,日本労働組合総連合会(連合)と連合総研の共同調査研究として,2006年10月に連合総研内に「生活時間の国際比較に関する調査研究委員会」(主査:佐藤香・東京大学)を設けて調査の企画・実施にあたった。

 過去2回(1990年・1996年)実施した「生活時間の国際比較」調査との大きな違いは,前2回は欧米先進諸国との比較であったのに対し,今回はアジアのなかで日本と状況が似ている韓国を対象国に加え,アメリカ,フランス,韓国を比較対象国として,世界のなかの日本の位置をより明確に示そうと試みたこと,および夫婦・カップルを単位として調査し,女性からの回答を男性と同数までとりいれ,生活時間におけるジェンダー・インバランスの実態をより明らかにすることを試みたこと,時間という資源に限定せず,所得,社会関係資本(人とのつながり),社会サービスといった,生活を成り立たせるために必要なその他の資源との関係性についても分析を試みていることである。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査
量的調査: ミクロデータ
調査対象 日本,アメリカ,フランス,韓国の4カ国各国都市部に居住する50歳未満の雇用労働者とその配偶者
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ             回収数     (男女計)
日本      418カップル  ( 836人)
アメリカ  400カップル  ( 800人)
フランス  412カップル  ( 824人)
韓国      400カップル  ( 800人)
調査時点 2007-11-02 ~ 2007-11-30
日本   2007年11月2~25日
アメリカ 2007年11月2~30日
フランス 2007年11月9~30日
韓国   2007年11月9~25日
対象時期 2007 ~ 2007
調査地域 東京都
埼玉県
千葉県
神奈川県
アメリカ合衆国
フランス
韓国
日本   東京都,神奈川県,埼玉県,千葉県
アメリカ ニュージャージー州,ニューヨーク州,ペンシルバニア州
フランス パリ近郊
韓国   ソウル市,キョンキ道(ソウル市を取り囲む行政区)
標本抽出 非確率: クオータ抽出
調査対象者は,調査会社のモニターから,対象地域に居住する50歳未満の民間雇用労働者でかつ既婚者400名(男女200名ずつ,離死別を除く,配偶者と同居)とその配偶者400名を目安とした。

[日本・アメリカ・フランス]
・該当モニターに対してメールで調査参加を呼びかける。
・あらかじめ設定していた性別・年齢の割り当て数の完了状況を参照しながら,設定していた数に達しない層の該当モニターに対しては,再度参加を呼びかける。

[韓国]
・該当モニターに対して,電話調査(予備調査)を行い,カップルでの参加を了承した対象者に調査のURLを送り,参加を依頼した。
調査方法 自記式調査票:Webベース(CAWI)
調査会社(後述)のモニターに対するインターネット調査

調査票は本人,配偶者ともに同一のものとした。

言語は,日本:日本語,アメリカ:英語,フランス:フランス語,韓国:韓国語。
 調査票はまず日本語から英語に翻訳し,続いて英語からフランス語,韓国語それぞれに翻訳した。
調査実施者 連合総合生活開発研究所および日本労働組合総連合会,実地調査は各国につき以下の調査会社が実施した。
 日本        日本リサーチセンター
 アメリカ・フランス IPSOS Observer
 韓国        Embrain Co,LTd.
DOI 10.34500/SSJDA.0681
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 「生活時間の国際比較―日・米・仏・韓のカップル調査 〈連合・連合総研共同調査研究報告書〉」,2009年3月,(財)連合総合生活開発研究所
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [調査票]
主要調査事項  モニター本人と配偶者それぞれが質問項目に回答する形式になっている。項目の後ろに【】がつく場合は,モニター本人か配偶者のみに対する質問項目であることを示している。

(1)個人属性
 性別【配偶者】,年齢【配偶者】,最終学歴,同居人数・関係,同居の子どもの年齢層別人数

(2)就業
 収入を伴う仕事の有無【配偶者】,現在の就業形態もしくは休職前の就業形態【配偶者】,現在の仕事の職種・業種,勤め先の従業員規模,労働組合加入の有無,学卒後の転職経験の有無・回数

(3)生活時間 - 就業
 平均的な一週間の労働日数,一週間の所定労働時間,勤務形態,出勤日の状況(24時間法で回答;自宅をでる時刻/出社時刻/始業時刻/就業時刻/退社時刻/帰宅時刻/在社中の食事時間・集計時間・残業時間),出勤日および休日における家で仕事をする時間,勤め先での仕事への評価(7項目),5年後の収入増減見通し,年次有給休暇の付与日数・取得日数・取得理由,夏休みの連続取得日数,睡眠時間(出勤日と休日の起床時刻/就寝時刻)

(4)生活時間 - 家庭・子育て
 出勤日および休日における家事・育児時間(炊事・洗濯・買い物時間/自動車洗浄・家屋修理時間/子どもに関わる時間/家族の看護・介護時間),家事担当者(家の掃除/料理/洗濯),回答者本人と配偶者以外の子どもの世話担当者・一番たよりになる人,友人などからの子どものあずかり経験の頻度,企業内制度(育児休業制度/勤務時間調整制度/短時間勤務/在宅勤務制度/保育サービス費用補助制度)の育児のための利用経験の有無,子育て経験に対する意識,子どもの人数,子どもがほしいか

(5)生活時間 - 自宅での自由時間
 出勤日と休日のテレビ・新聞・雑誌・インターネットの視聴もしくは購読時間/読書・映画・音楽の視聴時間/友人や知人との電話・Eメール・チャットによる会話時間

(6)生活時間 - 諸活動実施の頻度
 家族での外出,友人や知人との外出・食事,学習・自己啓発活動,スポーツなど体を動かす,ショッピング・ヘアサロン・理容室・エステなどのリラクゼーション,(自宅外の)映画・音楽・演劇鑑賞およびスポーツ観戦,子どもの学校行事・クラブ活動に関わる活動,地域・ボランティア・宗教活動

(7)生活時間 - 生活時間の今後の増減意向
 睡眠時間,仕事の時間,家事・子育てをする時間,地域・ボランティア活動

(8)その他
 家族全員で夕食をとる頻度,実家との距離

(9)現在の生活に関する満足度
現在の仕事に対する満足度,配偶者との家事分担に対する満足度,配偶者の子どもとの関わりに関する満足度,現在の生活への満足度,過去1ヵ月の精神的・身体的健康状態

(10)経済状況
 昨年1年間の仕事から得た収入額,昨年1年間の仕事以外から得た収入額,回答者本人と配偶者以外の家族から家計に繰り入れられた収入額。
公開年月日 2010/07/15
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バージョン 1 : 2010-07-15
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