東京大学

概要
調査番号 0850
調査名 日本版General Social Surveys <JGSS-2010>
寄託者 大阪商業大学
(寄託時:大阪商業大学JGSS研究センター)
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

研究はなし教育は一年
データ提供方法 ダウンロード
メタデータ閲覧・オンライン分析システムNesstar メタデータ閲覧・オンライン分析システム「Nesstar 」を用いた分析が可能。
調査の概要  日本版General Social Surveys(JGSS)は,アメリカのNational Opinion Research Centerが1972年から実施しているGeneral Social Survey(GSS)に範を取り,国際比較を視野に入れて,日本社会と人々の意識や行動の実態を把握することを目的としたプロジェクトである。このプロジェクトは,時系列分析が可能な継続的かつ総合的社会調査のデータを蓄積し,データの二次的利用を希望している幅広い分野の研究者を対象としてデータを公開することを目指している。

 JGSSは研究者のイニシアチブで開始され,最初から,広く日本の,また世界の社会科学者に共有され,国際比較研究の素材となるにふさわしい継続調査として設計されている。そして,調査データは,慎重で厳密なサンプリング,実査,クリーニングのプロセスを経て,公開されてきており,社会科学者の貴重な共有財産となっている。

 JGSSは,大阪商業大学比較地域研究所(文部科学省 学術フロンティア推進拠点)が東京大学社会科学研究所と共同で開始し,大阪商業大学JGSS研究センター(文部科学大臣認定 共同利用・共同研究拠点)が継続している。

 本調査を含めると,これまでに,2回の予備調査と8回の本調査(JGSS-2000,2001,2002,2003,2005,2006,2008,2010)を実施している。調査内容の充実のために,時系列的な変化や時事問題を捉える設問に加えて,発展的な調査方法も導入されてきた。例えばJGSS-2003では,留置調査票を2種類に分け,A票には継続設問と時事設問を,B票には特別なモジュール(社会ネットワーク設問)を組み込んだ。また,JGSS-2005からは,JGSSに組み込むにふさわしい設問を,広く国内外の研究者から公募し,採択した設問を組み込んでいる。さらに,JGSS-2006からは,EASS(東アジア社会調査:East Asian Social Survey)プロジェクトの開始により,留置B票に台湾・韓国・中国と共通する設問を組み込んでいる。

 このように,JGSSの調査内容は現在では,継続設問,時事設問,公募設問,EASS共通設問から構成されている。調査票は,対象者の職業や世帯構成などの基本属性に関する設問を面接調査の形式で行った面接票,そして日常的な行動や基本的な生活意識,政治意識などに関する設問を留置調査の形式で行った留置票AとBの合計3点からなる。通常の継続設問と共に,EASS(東アジア社会調査)の共通設問である健康と社会に関する設問群のほか,英語学習や,消費税やマニフェストなどの新しい政治動向に関わる設問群などを用意しており,社会的関心の高いテーマについての新たな分析を可能にしている。
調査対象 2009年12月31日時点で全国に居住する満20~89歳の男女個人

(大正9年1月1日~平成元年12月31日までに生まれた男女)
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 標本数  9,000人

 留置調査票の種類  A票    B票
 アタック数    4,500人  4,500人
 有効回収数    2,507人  2,496人
 回収率       62.2%   62.1%
調査時点 2010年2~4月
調査地域 全国
標本抽出 層化2段無作為抽出法

全国を6ブロックに分け,市郡規模によって4段階(JGSS-2005までは3段階)に層化し,600地点を抽出。各地点において等間隔抽出法により,15名前後を抽出するように設定した。
抽出台帳:住民基本台帳
調査方法 調査員による面接と,留置による自記式を併用。

留置票は2種類あり,A票またはB票のどちらかを用いる。A票とB票を対象者全体の約半数ずつにランダムに配付。
調査実施者 大阪商業大学JGSS研究センター
 JGSS研究センター長:        大阪商業大学教授 岩井紀子
 JGSS研究センター運営委員会委員長: 大阪商業大学教授・学長 谷岡一郎
 JGSS研究センター運営委員会副委員長:東京大学社会科学研究所准教授 前田幸男

実地調査は中央調査社
委託者(経費) 文部科学省から学術フロンティア推進拠点としての指定を受けて,JGSS研究センターが実施。
* 2008年度より,JGSSは文部科学大臣認定共同研究拠点である大阪商業大学JGSS研究センターの事業として実施されることになった。
寄託時の関連報告書・関連論文 『日本版 General Social Surveys 基礎集計表・コードブック JGSS-2010』 (文部科学省「特色ある共同研究拠点の整備の推進事業」),2011年3月,日本版総合的社会調査共同研究拠点 大阪商業大学JGSS研究センター

『日本版総合的社会調査共同研究拠点 研究論文集[11]』,<JGSS Research Series NO.8>,2011年3月,大阪商業大学JGSS研究センター

『日本版総合的社会調査共同研究拠点 研究論文集[12]』,<JGSS Research Series NO.9>,2012年3月,大阪商業大学JGSS研究センター
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [調査票]
主要調査事項  調査票は回答者の属性・職業生活を問う部分は面接票で, 回答者の意識や行動を問う部分は留置票にて併用。 留置票は2種類あり, 留置A票は主に継続設問と時事設問を,留置B票は主にEASS共通設問を組み込んでいる。

[面接票] 面接調査票には,以下のような項目がある。
●対象者の属性:対象者の学歴,専門学校・専修学校への通学経験,現在の収入源,年収(主な仕事,全体)・世帯収入,婚姻上の地位,世帯構成・兄弟姉妹の数,15歳の頃の居住地,自分の位置する階層,など
●現職:就労形態,役職,職種,事業所形態,企業規模,就労時間/週,通常労働時間数/週,副業就労時間/週,就労日数/週,通勤時間,就労年数,現在の仕事への満足感,就業継続意向,失業・再雇用の可能性,労働組合加入の有無,現在仕事を探しているかどうか,など
●初職:就労時期,就労形態,役職,職種,企業規模,など
●現在就労していない対象者:不就労の理由,過去の就労経験,離職年齢,など
●家族:同居世帯員(人数,続柄,性別,年齢),一時的な別居家族(人数,続柄,別居理由),世帯主,など
●配偶者:年齢,同別居,現在の就労形態,役職,職種,企業規模,就労時間/週,通常労働時間数/週,副業就労時間/週,就労日数/週,学歴,専門学校・専修学校への通学経験,年収(主な仕事・全体),両親の婚姻状況/就労の有無,兄弟姉妹の数,など
●子ども:人数,性別,年齢,同別居,婚姻状況,就労状況,など
●両親:年齢,同別居,学歴,婚姻状態,就労の有無,対象者が15歳の頃の職業,など

[留置A票]
 それぞれの分野に関連して以下のような項目がある。
●生活習慣:飲酒,喫煙,テレビ視聴時間,新聞購読,読書量,家族との夕食,友人との会食,定期的に行なうスポーツ,家事従事(項目別),など
●団体への所属:政治/業界/市民団体,消費者組合などへの所属,など
●余暇活動:余暇活動(項目別),余暇の過ごし方に対する満足感,1泊以上の旅行頻度,など
●情報機器の利用:パソコン(職場・自宅),携帯電話/PHS,インターネットによる情報検索,ショッピング・バンキング,HP・ブログ作成,電子メール(パソコン・携帯)の送信頻度,携帯電話での通話頻度,など
●環境問題:環境保護のためのボイコット・ボイコット行動,環境保護に資するエネルギー利用(項目別),政府による環境問題への支出,など
●人間観・信頼観:人間の本性,他人への信頼観,学者・地方議員・国会議員などに対する信頼観,マスメディアに対する信頼観,各種機関・団体(学校・病院・中央官庁・裁判所・警察・大企業など)に対する信頼観,など
●死生観・信仰・宗教活動・墓についての意識:信仰,家の宗教,宗教の団体・会への所属,宗教団体への信頼観,安楽死法への賛否,自分の墓について,共同墓/散骨希望の理由,など
●家族・ジェンダー:性別役割分業観,結婚・離婚観,三世代同居観,理想の子ども数,希望する子どもの性別,夫婦別姓に対する意識・意見,など
●社会階層:階層帰属意識,世帯収入についての主観的水準,この2~3年に生じた経済状態の変化,生活水準を向上させる機会への期待,対象者が15歳の頃の家族の生活水準,中学3年の頃の成績,など
●政治や政府に対する意識と評価:支持政党,政権担当能力のある政党,政治的態度,高齢者問題(生活保障・医療・介護)や子どもの教育や保育・育児における政府の役割,所得税の負担感,所得格差の是正,年金の受給額の予測,福祉と税負担,国民と政治のかかわり・政策への意見・政府の支出(項目別),など
●健康・医療関係:健康状態,喫煙(再掲),禁煙努力,飲酒(再掲),心理的トラウマの経験,健康状態に対する満足感,高齢者の医療・介護の責任の所在,回答者および同居家族の耽溺行動(項目別),ドナーカードの所持・署名,臓器提供に関する意思,など
●法律関係:安楽死法への賛否(再掲),死刑制度への賛否, 最近の判決,裁判員制度, 夫婦別姓のもとでの子どもの名字への意見,など
●居住環境・地域環境:住居形態・地域での居住年数,将来にわたる居住希望,地域における外国人増加への賛否,空き巣やひったくり・強盗の被害経験の有無,自宅周辺の危険な場所,町内会加入・活動,など
●幸福感・満足感:幸福感,満足感(居住地域・余暇の過ごし方(再掲)・家庭生活・健康状態(再掲)など項目別),など
●英語教育:英会話・英語読解力のレベル,英語使用,英語の必要性,英語教育の開始学年への意見,中学校以前の英語教育経験
●ボランティア活動:過去1年間のボランティア活動経験

[留置B票]
 それぞれの分野に関連して以下のような項目がある。
●生活習慣:テレビ視聴時間,新聞購読,読書量,家族との夕食,友人との会食,定期的に行なうスポーツ,家事従事(項目別),など
●団体への所属:政治/業界/市民団体,消費者組合などへの所属,など
●余暇活動:テレビゲーム,各種ギャンブル(ナンバーズ・ミニロト・ロト6・宝くじ,公営ギャンブル,パチンコ・パチスロなど)余暇活動(項目別),旅行,など
●情報機器の利用:電子メール,携帯電話,など
●死生観・信仰・宗教活動:信仰,家の宗教,など
●家族・ジェンダー:性別役割分業観,結婚・離婚観,など
●社会階層:階層帰属意識,世帯収入についての主観的水準,この2~3年に生じた経済状態の変化,家計への満足感,生活水準を向上させる機会への期待,所得格差の是正,15歳の頃の家族の生活水準,など
●政治や政府に対する意識と評価:支持政党,政治的態度,高齢者問題や子どもの教育や保育・育児における政府の役割,など
●医療関係:健康状態,心理的トラウマの経験,健康状態に対する満足感,アレルギー関連の症状(項目別),皮膚のかゆみ,体型が気になる程度・理由,回答者および同居家族のインフルエンザ感染,など
●居住環境・地域環境:住居形態,地域での居住年数,居住地域への満足感,自宅周辺の危険な場所,など
●幸福感・満足感:幸福感,満足感(居住地域(再掲),余暇の過ごし方,家庭生活,家計(再掲),友人関係,健康状態(再掲),配偶者との関係),将来の経済的不安,時間的なゆとり感,心のゆとり感,孤独感,など
●職場:職場の連帯感,回答者および配偶者の主な勤め先の種類が公益的団体,など
●EASSモジュール「東アジアにおける健康と社会」
・SF-12v2TM:主観的健康状態,日常生活の困難,身体的健康の問題,精神的健康の問題,痛みによる仕事の困難,精神的健康,健康問題による人づきあいの困難
・健康状態:主観的健康状態(再掲),慢性的な病気,慢性的な病気の種類(項目別)
・体型:身長,体重,現在の体重に対する意識
・生活習慣:飲酒頻度,喫煙頻度・喫煙本数,運動頻度・耽溺行動(回答者・同居家族):飲酒,喫煙,ギャンブル,ゲーム
・医療の受診経験・医療保険:健康診断の受診,医師の診断を受けた頻度,医療不安,医師の診断を控えた経験・理由(項目別),東洋医療の経験(項目別),加入している医療保険の種類
・インフルエンザ:インフルエンザ予防接種,新型インフルエンザの大流行への不安
・ソーシャルサポート:心配事を聞いてくれた人・経済的な面で助けてくれた人・その他の手助けをしてくれた人
・近隣環境:運動に適している,新鮮な果実や野菜が手にはいる,公共施設が整っている,など
・環境被害:大気汚染,水質汚染,騒音被害
・介護:介護を必要とする家族の有無,家族の主な介護者が回答者であるかどうか
・希望の有無:将来の希望が持てない,目標は達成できない
・信頼感:他人への信頼感・年をとることへの不安:自分で自分のことができなくなる不安,自分のことを他の人に決めてもらわなくてはならなくなる不安,経済的に依存しなくてはならなくなる不安

※調査項目の詳細については,調査票を参照。
公開年月日 2013/03/27
トピック 社会・文化
バージョン 登録:2013年3月27日
修正:2015年10月20日
特記事項 SSJDA貸出以外の成果を含むものはJGSSサイトhttp://www.jgss.daishodai.ac.jpのJGSS関連文献を参照

教育目的の申請は、自署による受講者リスト提出後に承認されます。