東京大学

概要
調査番号 0994
調査名 インターネットによる少子化と夫婦の就労状況・生活環境に関する意識調査,2013
寄託者 内閣府経済社会総合研究所
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SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要  本調査は,未婚化や夫婦出生率の低下の背景要因に関する先行研究を踏まえた上で,夫婦出生率の低下に焦点を絞って設計された。
 調査研究において取り上げられたテーマは以下の通りである。

1. 結婚している夫婦(事実婚を含む,以下同じ)を取り上げ,正規雇用に比較して有期雇用の妻で,第一子の出生意欲が低い理由を明らかにすること。

2. 正規雇用として継続就業できることが,女性の出生意欲を高めることに貢献する可能性を踏まえて,正規雇用として就業を継続している要因を,学卒時の就業継続意欲や初期キャリアに着目している分析すること。

3. 「子育てや教育にお金がかかりすぎる」ために理想の子ども数を実現できないとする者が多いことから,夫婦が子どもに期待する教育水準が高いことが経済的負担感を高め,そのことが出生意欲を引き下げることになるかを,女性の就業形態別に着目して検討すること。

4. 現在の子どもの数が一人の女性を取り上げ,妻の子育てに関する負担感や配偶者の関わり方が,第二子の出生意欲にどのように影響するかを明らかにすること。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査: ミクロデータ
調査対象 25歳以上40歳未満の既婚女性(事実婚を含む)
(子どもがいる人については,末子年齢が6歳未満まで)
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 目標有効回答数:10,400名以上
調査時点 2013-11-06 ~ 2013-11-26
2013年11月6日~11月26日
対象時期 2013 ~ 2013
調査地域 日本
全国
標本抽出 非確率: クオータ抽出
妻の就業形態(正規雇用,有期雇用,無業)と子ども数(ゼロ人,1人,2人以上)の組合せから,無職の子どもゼロ人を除いた,8つの対象グループを設定し,それぞれ1,300人まで有効票を確保した。
調査方法 自記式調査票:Webベース(CAWI)
楽天リサーチ株式会社の登録モニターに対するインターネット調査
調査実施者 内閣府経済社会総合研究所,実査は楽天リサーチ株式会社
DOI 10.34500/SSJDA.0994
委託者(経費)  
寄託時の関連報告書・関連論文 「有配偶女性の生活環境と就労,出産,子育てに関する分析~『少子化と夫婦の就労状況・生活環境に関する意識調査』の個票を用いて~」,2014年9月,ESRI Discussion Paper Series No.311,佐藤 博樹 朝井 友紀子 高村 静 高見 具広 麻田 千穂子 飯島 亜希,内閣府経済社会総合研究所
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など 調査票
主要調査事項 (1)フェイス項目
・性別,居住地域,結婚の有無,本人と配偶者の結婚歴
・現在の配偶者と結婚した年,最初の配偶者と結婚した年,本人と配偶者の生年
・子どもの人数・性別・年齢
・雇用形態,勤務先の企業規模,職種
・出産した子どもの人数,現在妊娠中の有無
・配偶者との同居の有無,親族の住居との距離
・本人・配偶者の最終学歴
・本人・配偶者の精神的健康

(2)就労経験
・学卒直後・現在の結婚をしたとき・(再婚者のみ)最初の結婚をしたときの雇用形態
・最初の子どもの妊娠発覚時・出産1年後の雇用形態
・2人目の子どもの妊娠発覚時・出産1年後の雇用形態
・末子の妊娠発覚時・出産1年後の雇用形態
・(無職者のみ)離職した年
・勤務初期(5年ぐらい)の職場での経験(仕事で頼られていると感じた,昇給や昇進があった,など)
・結婚による離職・転職経験の有無
・配偶者の転勤による離職・転職経験の有無
・昨年の年収 

(3)就労についての考え
・今後5年後の収入の見通し
・学校卒業時に理想としていたライフコース
・結婚当時に夫が期待していた妻のライフコース
・母親の就労の有無
・現在就労していない理由
・就業意向・その理由,末子がいくつのとき就業したいか(小学校/中学校に入ったら,など)
・再就職する際の希望雇用形態・希望労働時間・希望労働日数・希望通勤時間
・再就職の際に心配なこと
・最後の勤め先の仕事の難易度

(4)現在の仕事について
・勤続年数
・始業時刻,終業時刻
・週あたり労働日数,1日あたり労働時間,通勤時間
・子育てと両立しやすいか
・仕事時間の増減の意向
・現在の勤め先での就労継続の意向
・転職・離職意向の理由
・職場の子育て支援環境や制度の有無・必要だと思う環境や制度

(5)配偶者について
・仕事や育児に関する家族の状況
・子育てしながら働く場合に必要な家族の状況
・学校卒業時・結婚決定時・現在の配偶者の職業と勤務先の企業規模
・現在の配偶者の職種・昨年の収入・今後5年後の収入の見通し
・配偶者の週あたり労働日数・1日あたり労働時間
・配偶者の出勤時刻・帰宅時刻
・配偶者の職場は子育てと両立しやすいか
・回答者(妻)が働くことへの配偶者(夫)の考え

(6)出産・育児について
・理想的な子どもの人数,実際に持つつもりの子どもの人数・その理由
・子どもに希望する進学段階
・子どもに関する支出についての考え
・予想される教育費の負担感
・子育てを楽しいと感じるか
・現在,家事・育児はどのように行われているか・その担い手
・居住地域における保育サービスの利用可能性

(7)満足度・意識
・配偶者との関係性についての考え
・満足度(結婚生活,子育て,仕事,生活全体について)
・性別役割分業,3歳児神話についての考え
・家計収支が厳しい場合にとる対応,具体的な準備を進めているもの
・学歴についての考え


※調査項目の詳細については,調査票 を参照。
公開年月日 2015/11/10
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家族生活と結婚
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バージョン 1 : 2015-11-10
特記事項