概要 |
調査番号
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1076
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調査名
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大学生のイデオロギー理解パネル調査,2013-2014
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寄託者
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関西学院大学社会心理学研究センター(稲増一憲・三浦麻子)
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利用申込先・承認手続き
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利用方法の詳細はこちら
SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる |
教育目的(授業など)の利用
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教育(授業・卒論等)も可 |
利用期限
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一年間 |
データ提供方法
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ダウンロード |
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis
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利用不可 |
調査の概要
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世代を問わず,若年層においては政治関心の水準や政治参加率が低いのが一般的である。しかし近年,日本の有権者における政党とイデオロギーの認知構造が,若年層においては当てはまらない可能性の存在が指摘されている。このように,年齢によって政治についての根本的な理解に齟齬が存在することは,看過すれば若年層の政治的疎外へとつながりうる問題である。
そこで本調査は,全国の大学生の政治意識と投票行動,それらと関連すると考えられるメディア利用,社会関係資本の動態などについて検討を行うことを目的として実施された。
本調査は2013年参院選後,2014年東京都知事選,「日本維新の会」分党という3つの政治的出来事に対応した3波のパネル調査となっている。
なお2014年東京都知事選は,東京都民と東京都民以外に分けて調査が実施されたが,同じ質問項目が用いられている。
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データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計)
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量的調査: ミクロデータ
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調査対象
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全国の大学生
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調査対象の単位
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個人
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サンプルサイズ
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(1) 2013参院選後大学生調査
回答数 992名(男性432名,女性560名)
(2)-1 2014東京都知事選調査(東京都民)
回答数 116名(男性52名,女性64名)
(2)-2 2014東京都知事選調査(東京都民以外)
回答数 442名(男性221名,女性221名)
(3) 維新の会分党調査
回答数 361名(男性179名,女性182名)
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調査時点
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2013-10 ~ 2014-06
(1) 2013参院選後大学生調査
2013年10月
(2)-1 2014東京都知事選調査(東京都民)
2014年2月
(2)-2 2014東京都知事選調査(東京都民以外)
2014年2月
(3) 維新の会分党調査
2014年6月
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対象時期
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2013 ~ 2014
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調査地域
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日本
全国
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標本抽出
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その他
【対象者のスクリーニング】
まず,2013年10月にFastaskの登録モニタ51995名を対象としたスクリーニング調査を行った。
スクリーニング項目は2問で,まず大学生であるかどうかとその学年を尋ねた。この項目に「いいえ」と回答したモニタを除外した。
次に「はい」と回答したモニタのみを対象として,2013年7月の参議院通常選挙で投票したかどうかを4択で尋ね,「棄権した」あるいは「選挙権がなかった」と回答したモニタを除外し,「投票日(7月21日)に投票した」あるいは「期日前または不在者投票をした」と回答したモニタを以降の調査の依頼対象とすることにした。
なお,スクリーニング調査における回答は公開データには含まれない。
(1) 2013参院選後大学生調査
上記スクリーニング調査で抽出した登録モニタ1616名に調査協力依頼をメール配信し,992名から回答を得た。
(2)-1 2014東京都知事選調査(東京都民)
上記2013参院選後大学生調査の回答者から,登録された居住地が「東京都」の155名を抽出して調査協力依頼をメール配信し,116名から回答を得た。
(2)-2 2014東京都知事選調査(東京都民以外)
上記2013参院選後大学生調査の回答者から,登録された居住地が「東京都」ではない713名を抽出して調査協力依頼をメール配信し,442名から回答を得た。
(3) 維新の会分党調査
上記2013参院選後大学生調査に回答した992名に調査協力依頼をメール配信し,361名から回答を得た。
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調査方法
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自記式調査票:Webベース(CAWI)
本調査は,株式会社ジャストシステムのウェブ調査サービスFastaskを通じて行われた。
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調査実施者
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関西学院大学社会心理学研究センター(稲増一憲・三浦麻子),実査は株式会社ジャストシステム
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DOI
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10.34500/SSJDA.1076
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委託者(経費)
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寄託時の関連報告書・関連論文
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稲増一憲・三浦麻子,2015,「オンライン調査を用いた『大学生の保守化』の検証:彼らは何を保守しているのか」『関西学院大学社会学部紀要』,120, pp. 53-63.
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SSJDAデータ貸出による二次成果物
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二次成果物一覧はこちら
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調査票・コードブック・集計表など
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調査票 【 2013参院選後 】
【 2014東京都知事選(都民) 】
【 2014東京都知事選(非都民) 】
【 維新の会分党 】
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主要調査事項
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(1) 2013参院選後大学生調査
【フェイス項目】
・性別,年齢,居住都道府県,居住地方
・職業,未既婚,子どもの有無,同居人数
【質問項目】
・インターネットの利用方法(ブログ,Facebook,mixi,Twitter,LINE,Google+,GREE,オンラインコミュニティ・掲示板)
・新聞・テレビ番組をみる頻度(全国紙の新聞,スポーツ新聞や夕刊紙,NHKのニュース番組,民放のニュース番組,民放のニュースショー,ワイドショー,バラエティ番組)
・自分との考え方や価値観の違いをどう思うか(家族,学校の先生,親しい同世代の友人,など)
・知り合いの有無(中学生以下/30代/40代/50代/60代以上の人,私立大学生/国立大学生/専門学校生,など)
・SNS上でのつながりの程度(政治家,ジャーナリストの個人アカウント,マスメディアの公式アカウント,起業家(社長),芸能人)
・知り合いがブログ・SNSで政治・社会問題に関する記事を引用しているのを目にする頻度
・政治への関心,幸福度
・周囲の人への意識(自分の周りには気のきかない人が多い,他の人の仕事を見ていると手際が悪いと感じる,など)
・自分は何を大切にする人か(創造的であること,裕福であること,安全な環境に住むこと,など)
・社会的立場の高低(20代/40代/70歳以上の人々)
・参院選で投票した政党(選挙区選挙/比例区),ふだんの支持政党
・何円程度のサービスを受けられるなら投票に行くか
・自分の政治的立場,政党への好感度,保守的な主張の判断
(2)-1・2 2014東京都知事選調査(東京都民・東京都民以外)
・インターネットの利用方法(ブログ,Facebook,mixi,Twitter,LINE,Google+,GREE,オンラインコミュニティ・掲示板)
・東京都民か
・都知事選で投票した候補者,もし都民だった場合に都知事選で投票した候補者
・政治的問題への立場(憲法改正,格差と競争,集団的自衛権,福祉と負担,原子力発電,靖国参拝)
・ふだんの支持政党
・原発利用を都知事選の争点にすることへの考え,都知事選の争点への意見(企業の保育事業への参入,お台場へのカジノ誘致など)
・インターネット等を通じた都知事選の情報利用の有無
・SNS上でのつながりの程度(都知事選の候補者,それ以外の政治家,マスメディアの公式アカウント,ジャーナリストの個人アカウント)
・知り合いがブログ・SNSで選挙や政治に関する記事を引用しているのを目にする頻度
・SNSを通じた政治情報の接触・発信,ブログを通じた政治情報の接触・発信
・候補者に関する知識
(3) 維新の会分党調査
・「日本維新の会」分党のニュースの認知,ニュースを知った手段
・参院選(2013年7月)の投票政党,ふだんの支持政党
・分党後の支持政党(石原新党/橋下新党/それ以外),「結いの党」が橋下新党と合流した場合の支持政党
・政党・政治家への感情温度計,政党・政治家の政治的立場の評価(右/左,保守/革新)
・分党に対する評価,分党による日本の政治状況の変化
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公開年月日
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2017/02/08
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CESSDAトピック
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詳細はこちら
情報社会
政治行動と政治的態度
若者
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情報・通信・マスメディア
政治・行政・選挙
社会・文化
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バージョン
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1 : 2017-02-08
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特記事項
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