東京大学

概要
調査番号 1148
調査名 職業イメージに関する調査,2013
寄託者 林 拓也
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要 本調査は,さまざまな職業に対して人々が有する社会的距離の主観的認知の調査データを得た上で,その距離の認知構造を明らかにするために実施したものである。
なお,本調査は,独立行政法人日本学術振興会科学研究費補助金(2012~2014年度 基盤研究(C),研究代表者:林拓也,研究課題番号:24530625)の交付を受けている。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査: ミクロデータ
調査対象 20~59歳の有職者
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 2,069ケース(A票1,042ケース,B票1,027ケース)
調査時点 2013-11 ~ 2013-11
2013年11月
対象時期 2013 ~ 2013
調査地域
標本抽出 非確率: クオータ抽出
職業属性のみを先行して尋ねるスクリーニング調査を実施し,28,468ケースが回収された。次に,性・年齢・職業グループによる本調査配信対象の人数割り付けを行い,あらかじめ設定した各グル―プの回収目標数(合計2,000ケース)に達するように配信を行った。
調査方法 自記式調査票:Webベース(CAWI)
インターネット調査(楽天リサーチ)
調査実施者 林 拓也
DOI 10.34500/SSJDA.1148
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 林拓也,2019,『職業間距離の計量社会学 ―人々の意識からみる職業の多次元構造―』ナカニシヤ出版,2019年1月
林拓也,2017,「主観的距離評定に基づく職業認知次元と集団分化の析出 ―Reduced K-meansクラスター分析の適用―」『行動計量学』44(1),2017年3月
山本圭三,2016,「職業の社会的距離と共同性-認知的距離を規定する要因の検討-」『同志社社会学研究』20,2016年3月
『職業イメージに関する調査:調査結果の速報【回答者向け】』(奈良女子大学学術情報リポジトリ http://hdl.handle.net/10935/3627), 2014年6月
Okada, A. and Hayashi, T. (2017) "Asymmetric Multidimensional Scaling of Subjective Similarities Among Occupational Categories", van der Ark, L.A., Culpepper, S., Douglas, J.A., Wang, W.-C., & Wiberg, M. (Eds.). Quantitative Psychology: The 81st Annual Meeting of the Psychometric Society, Asheville, North Carolina, 2016, New York: Springer. pp.129-139, 2017年6月
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など A調査票 】 【 B調査票 】 【 スクリーニング調査票
主要調査事項 【アンケート項目】
(1)職業のイメージ
評定の対象となっている各職業に対して以下の項目が質問されている。
・就職希望,自分とそれぞれの職業の間の距離感,社会的評価,自律性,技能発揮

各調査票で評定対象となっている職業は以下の通りである。
[A票・B票共通]
公立中学校の教員,企業の経営者・役員,パートタイムの清掃員,外回り営業セールス
[A票]
服飾デザイナー,臨時雇用の守衛・警備員,診療所の医者(開業医),道路工事作業者,販売店員,研究者,町工場の工場主,臨時雇用のエンジニア(技術者),美容師・理容師,ホテル接客員,和服仕立ての職人,習いごと教室(個人経営)の先生,介護職員,個人タクシーの運転手,派遣社員の経理事務員,企業の中間管理職(課長クラス)
[B票]
自営の農業,宅配便配達員,官公庁の事務職員(公務員),雑誌記事の編集者,派遣社員の電化製品製造作業者,受付窓口職員,警察官,商店の店主,病院勤務の看護師,個人事務所の税理士,パートタイムの保育士,議員・政治家,アルバイトの飲食店接客係(ウェイターなど),大工,自営飲食店のコック・料理人,パイロット

(2)現職特性
[A票・B票共通]
・仕事の内容,特徴など

(3)以下の各職業の職歴経験があるか,各職業と協働した経験があるか,各職業とのネットワークがあるか
[A票・B票共通]
①会社・法人などの経営者・役員
②課長・部長クラスの中間管理職
③自営業主・個人事業主(農林漁業・個人商店主・飲食店主・工場主・独立起業主など)
④パートタイム・契約社員・臨時雇用社員・派遣社員など非正社員
⑤専門職(教員,弁護士,医師,看護師,技術者,芸術家,スポーツ選手,宗教家,など)
⑥事務職(総務,経理事務,受付窓口業務,企画業務)
⑦販売職(販売店員,営業セールス,外交員,など)
⑧サービス職(料理人,理容師,クリーニング職,タクシー運転手,ウェイトレス,家政婦,介護ヘルパーなど)
⑨保安職(警官,自衛官,守衛・警備員,など)
⑩生産工程・労務職(大工,家具職人,工業作業者,建築作業者,清掃員,など)
⑪農林漁業(農業,養畜,漁業,林業,造園師,植木職,など)

(4)階層帰属意識

【フェイス項目】
(1)配偶者の有無と就業の有無
(2)最終学歴
(3)個人収入
(4)世帯収入
(5)性別
(6)年齢
(7)本人現職
・従業形態,従業員規模,役職,事業・業種,職種
(8)父職
・従業形態,役職,事業・業種,職種

なお,本人現職・父職の職種,事業・業種は,自由回答にもとづき,事後的にコーディングを行っている。職業・産業情報のコーディングに当たり,東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センターが提供する自動コーディングシステムを利用した。自動コーディングシステムによって,コードの候補を絞り込んだのち,候補となるコードに基づいて,最終コードを確定させる作業を,研究代表者・連携研究者,およびアルバイト大学院生の協力を得て実施した。
公開年月日 2017/12/25
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雇用
社会移動と職業移動
SSJDAオリジナルトピック 社会・文化
バージョン 1 : 2017-12-25
特記事項