東京大学

概要
調査番号 1594
調査名 教育と仕事に関する全国調査(教育・社会階層・社会移動全国調査,ESSM2013),2013
寄託者 2013年教育・社会階層・社会移動調査研究会
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要 本調査の目的は,社会階層の調査研究の視点と,学校調査の研究の視点を融合し,SSM調査をはじめとする従来の社会階層調査では検討できなかった教育変数をふんだんに取り込んだ『教育版SSM調査』を実施することにより,これまで学校調査で部分的にしか確認されなかった教育体験の社会階層に対する効果や,社会階層が教育体験に及ぼす影響について,全国レベルのデータで検証することである。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査: ミクロデータ
調査対象 2013年11月時点で満30~64歳の男女計4,800名
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 計画サンプル数 4800
有効回答数 2893(男性:1377,女性:1516)
有効回収率 60.3%
調査時点 2013-11 ~ 2013-12
2013年11月~2013年12月
対象時期 2013 ~ 2013
2013年
調査地域 日本
標本抽出 確率: 系統抽出
確率: 層別抽出: 比例割当法
確率: 多段抽出
層化二段無作為抽出法

調査対象抽出の一連の作業は,調査実施機関である日本リサーチセンターにて行われた。具体的には以下のような手順で実施されている。

1)まず全国の市区町村を,都道府県単位で次の10地区に分類。
北海道(北海道)
東北(青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県)
関東(茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県)
北陸(新潟県,富山県,石川県,福井県)
東山(山梨県,岐阜県,長野県)
東海(静岡県,愛知県,三重県)
近畿(滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県)
中国(鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県)
四国(徳島県,香川県,愛媛県,高知県)
九州(福岡県,佐賀県,長崎県,大分県,熊本県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県)

2)各地区内において,さらに都市規模によって次のように分類し,層化(2013年3月31日現在の市制に基づく)。
〇大都市(東京都区部,札幌市,仙台市,さいたま市,千葉市,横浜市,川崎市,相模原市,新潟市,静岡市,浜松市,名古屋市,京都市,大阪市,堺市,神戸市,岡山市,広島市,北九州市,福岡市,熊本市)
〇人口10万人以上の市
〇人口10万人未満の市
〇町村

3)標本数および地点の配分
各地区・市郡規模別の層における30歳以上64歳以下の人口数(2012年3月31日現在の住民基本台帳人口)の大きさにより,240の地点数を配分する。

4)抽出
①2013年3月31日時点での市区町村における大字・町丁目を第一次抽出単位となる調査地点として使用。
②標本数の抽出数については,1調査地点当たり20とする。
③調査地点の抽出においては,調査地点が2地点以上割り当てられた層については,<抽出間隔=層における該当人口数の合計数÷層で算出された地点数>を算出し,確率比例抽出法によって抽出。
④抽出に際しての各層内における大字・町丁目の配列順序は,2013年3月31日時点での「全国地方公共団体コード」に従う。
⑤調査地点における対象者の抽出は,調査地点の範囲内(大字・町丁目を指定)を,住民基本台帳により等間隔抽出法によって抽出。
調査方法 自記式調査票:紙
郵送配布・訪問回収による自記式調査(郵送留置法)として実施した。ただし,一部の対象者については郵送留置法で実施することができなかったため,郵送回収(郵送法)によって実施した。具体的には,①事前予告ハガキ発送時や回収訪問時に「郵送回収なら協力できる」との申し出があった対象者,②集合住宅が抽出されたケースで当該住宅管理人から度重なる訪問を拒否され,許可を得て郵便法にて実施した地点の対象者,③実査最終段階で調査員が接触できておらず郵送回収に切り替えた対象者,などのケースである。
調査実施者 2013年教育・社会階層・社会移動調査研究会,実査は株式会社日本リサーチセンター
DOI 10.34500/SSJDA.1594
委託者(経費) 基盤研究A「全国無作為抽出調査による『教育体験と社会階層の関連性』に関する実証的研究」(研究費番号 23243083,研究代表者 中村高康)
基盤研究B「「教育体験と社会階層」研究の新展開」(研究費番号 15H03482,研究代表者 中村高康)
寄託時の関連報告書・関連論文 中村高康編,2015,「全国無作為抽出調査による『教育体験と社会階層の関連性』に関する実証的研究」科学研究費報告書,2015年3月
中村高康・平沢和司・荒牧草平・中澤渉編,2018,『教育と社会階層――ESSM全国調査からみた学歴・学校・格差』東京大学出版会,2018年7月
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など 調査票 】【 集計表
主要調査事項 ・性別
・出生年月

●回答者の初職
・従業上の地位,従業員数,仕事の内容,役職名,卒業から就職までの期間
・入職経路,在籍期間,居住地,仕事の中断

●回答者の現職
・従業上の地位,従業員数,仕事の内容,役職名,労働時間
・職場の状況
・職場で「能力がある人」

●回答者の父母
・出生年・年齢,最終学歴,健在・死亡,死亡年
・就労状況・離死別の状況,従業上の地位,従業員数,仕事の内容,役職名

●回答者の通った学校
・学校種別の通学経験
・転校の経験

●回答者の小学生の頃の経験
・学童保育経験
・健康状態
・保護者との関係
・運動の頻度,美術館・博物館に行った頻度,勉強するように言われた頻度,暴力をふるわれた経験
・学校外教育経験
・クラス内成績
・中学受験経験

●回答者の中学生の頃の経験
・学校設置主体
・学級・生徒会・部活動でのリーダー経験
・学校満足度・熱心に取り組んでいたこと・中学生時代の経験
・非行経験,被いじめ経験,欠席経験

●回答者の中学3年生のときの経験
・学校外教育経験
・学年内成績
・進学希望,職業希望
・暮らし向き,所有財
・本の冊数
・居住地

●回答者の高校生の頃の経験
・学校設置主体
・教育課程(全日制/定時制/通信制),学科
・留年経験
・高校の大学進学割合
・卒業/中退の別
・学校満足度・熱心に取り組んでいたこと
・欠席経験
・職業希望
・学校外教育経験
・学年内成績
・受験回数,浪人経験

●回答者が中学・高校以外に通った学校経験●
1番目~3番目の学校について,以下の項目
・学校の種類
・設置者
・入試形態
・専攻
・学校名
・入学年
・卒業年,卒業/中退の別
・奨学金
・課外活動の経験

●回答者のきょうだいについて
・きょうだい数
・1番目~3番目のきょうだいについて,性別,年齢,学歴,職業

●結婚について
・婚姻状態
・配偶者年齢,配偶者学歴
・配偶者きょうだい数,配偶者きょうだい学歴
・配偶者職業

●回答者の子ども
・子どもの有無,子どもの人数
・1番目から3番目の子どもについて,子どもの性別,子どもの年齢,子どもの学歴,子どもの学校外教育経験,子どもに期待する教育段階
・子どもに関する意識

●学校体験,学校や社会に対する意識
・学校満足度・熱心に取り組んでいたこと
・学校で得られたこと
・階層帰属意識
・学歴・学校体験にかんする意識
・生活満足度
・能力不安
・日本の政府は信頼できる
・公立学校は信頼できる
・税金を増やしてでも,今より政府の教育支出を増やすべきだ
・大学教育を受ける機会は,貧富の差に関係なく平等に与えられている
・子どもの塾や家庭教師などに,生活を切りつめても出費するのは当然である
・他人の学歴が気になる
・男性は外で働き,女性は家庭を守るべきである
・学歴による収入の差が大きい

●同居人数,同居している人との続柄
公開年月日 2023/07/28
CESSDAトピック 詳細はこちら

義務教育と就学前教育
高等教育
社会移動と職業移動
SSJDAオリジナルトピック 教育・学習
社会・文化
バージョン 1 : 2023-07-28
特記事項 ①特別データについて
 以下に示す変数は、別途特別データとして申請が必要です(SSJDA1595)。利用をご希望の方は,まず通常データの提供を受け,特別データの申請が研究目的の遂行に不可欠であることをご確認いただいたうえで,SSJデータアーカイブ(ssjda@iss.u-tokyo.ac.jp)までお問い合わせください。

・q35_1_oa 「問35 都道府県名」の自由記述
・q35_2_oa 「問35 市区町村名」の自由記述
・q36c_oa「問36c 出身高校名」の自由記述
・q44d_1_oa「問44d_1 中高以外に通った学校の学部等:1番目」の自由記述
・q44d_2_oa「問44d_2 中高以外に通った学校の学部等:2番目」の自由記述
・q44d_3_oa「問44d_3 中高以外に通った学校の学部等:3番目」の自由記述

②以下の変数については非公開となっています。
・「仕事の内容」についての自由記述(問4d,問9d,問13-1e,問13-2e,問58d):コード化された変数を提供
・「その他」を選択した際の自由記述