東京大学

概要
調査番号 1756
調査名 社会的威信と地位評価に関する調査,2024
寄託者 那須蘭太郎
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要  本調査は,社会的威信とその評価構造を明らかにするために実施された調査である.社会的威信研究の多くは,職種による威信評価の違いに着目し,職業威信スコアの開発とそれを使用した分析に注力してきた.一方で,いわゆる非正規雇用を様々なベネフィットから排除する日本の労働市場の文脈は,職種のみならず,従業上の地位や雇用形態による社会的威信の階層構造の存在を示唆する.
 以上のような背景から本調査は,職種と独立に,社会的威信に対する従業上の地位の影響を明らかにするために実施された.調査は,インターネットモニターに対して実施され,調査には架空の個人の社会的地位を評価する要因配置実験(ヴィネット実験)が含まれている.本調査データには,架空の個人に対する地位評価と,評価者の仕事・職場・家族や出身階層・意識に関する調査項目が含まれている.
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査: ミクロデータ
調査対象 20〜59歳の男女
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 2,008
調査時点 2024年9月3日(火)〜2024年9月12日(木)
対象時期
調査地域 日本
標本抽出 その他
NTTコムの登録モニターから,以下の手順によって調査対象者を抽出した.
(1)2020年国勢調査に基づき,性別・年齢・学歴による比例割当法を実施し,各セルの回収数を決定.
(2)各セルに対し,従業上の地位を均等に割り当てし,回収サンプルを決定.
(3)決定された各セルの回収サンプルに到達するまで,登録モニターからサンプリング.
調査方法 自記式調査票:Webベース(CAWI)
Webベース実験
調査実施者
那須蘭太郎
DOI
委託者(経費)
科学研究費助成事業(特別研究員奨励費)
寄託時の関連報告書・関連論文 Nasu, Rantaro, 2024, "Factorial Survey Experiments on the Social Prestige of Non-regular Employees: Details of the Survey and Experiment and Preliminary Results," CSRDA Discussion Paper Series No.110, November,2024.
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など 調査票 】 【 集計表
主要調査事項 (1)地位評価に関する項目
ヴィネット評価,ヴィネット評価基準

(2)仕事に関する項目
従業上の地位,産業,企業規模,職種,役職,正規雇用でない働き方をしている理由,年間収入,労働時間(1日あたり),労働日数(1週間あたり),雇用契約期間・更新状況,就業経験(正規雇用,パート・アルバイト,派遣社員)

(3)職場に関する項目
職場内の従業員割合(パート・アルバイト,派遣社員),職場内の従業上の地位格差(賃金,福利厚生,昇給,仕事の訓練機会),正規雇用との業務の違い(パート・アルバイト,派遣社員)

(4)家族と出身階層に関する項目
婚姻状況,配偶者従業上の地位,15歳時暮らしむき

(5)意識とネットワークに関する項目
階層帰属意識(10段階),親しい人にいる職業

(6)フェイス項目
性別,年齢,学歴,合計回答時間
公開年月日 2025/07/15
CESSDAトピック 詳細はこちら

労働と雇用
社会階層と社会集団
社会行動と社会的態度
SSJDAオリジナルトピック 雇用・労働
社会・文化
バージョン 1 : 2025-07-15
特記事項