概要 |
調査番号
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b076
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調査名
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モノグラフ中学生の世界 規範意識の「緩み」と「喪失」,2003
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寄託者
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ベネッセ教育総合研究所
(寄託時:ベネッセコーポレーション)
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利用申込先・承認手続き
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利用方法の詳細はこちら
SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる |
教育目的(授業など)の利用
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教育(授業・卒論等)も可 |
利用期限
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一年間 |
データ提供方法
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ダウンロード |
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis
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オンライン集計システム「SSJDA Data Analysis」を用いた分析が可能。
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調査の概要
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授業が始まっても,ぼんやりとして何もしようとしない。あるいは,遅刻をしてきても,悪びれた様子はなく,平然と教室に入ってくる。そして,仲間が掃除をしているのに,いつの間にかいなくなる。
そうした生徒を見ていると,悪質な非行を犯すわけではないが,精神的に健全とはいえない。どこか精神的なたがが外れている。あるいは,善悪の感覚が崩れているような印象を抱く。今回は生徒の規範感覚がどうなっているのかを探ることを目的としている。
今回の調査によれば,生徒の規範感覚はしっかりしているとはいえないが,かといって規範感覚が崩壊しているのでもない。「まあ,いいか」という感じで,自分にとって楽な方を選択する。そうした行為の積み重ねが,規範感覚の緩みとなってあらわれる。巨悪ではなく,微悪なので,つい大目にみてしまう。そして,1年から2年,3年と学年が上がるにつれて,微悪が中悪になりがちになる。
誰かが見ていなくても,自分に恥じない行動がとれる。そうした人間性をどう育てたらよいかは,かなり難題のように思える結果であった。
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データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計)
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量的調査: ミクロデータ
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調査対象
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東京・埼玉・神奈川の公立中学校4校の1~3年生
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調査対象の単位
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個人
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サンプルサイズ
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サンプル数 1,528名 (男子 780名,女子 748名)
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調査時点
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2003-05 ~ 2003-06
2003年5~6月
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対象時期
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2003 ~ 2003
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調査地域
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埼玉県
東京・埼玉・神奈川
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標本抽出
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調査方法
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学校通しによる質問紙調査
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調査実施者
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ベネッセコーポレーション
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DOI
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10.34500/SSJDA.b076
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委託者(経費)
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寄託時の関連報告書・関連論文
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「モノグラフ・中学生の世界 vol.76 規範意識の「緩み」と「喪失」
」,ベネッセ未来教育センター編,2004年3月,(株)ベネッセコーポレーション
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SSJDAデータ貸出による二次成果物
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二次成果物一覧はこちら
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調査票・コードブック・集計表など
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[調査票]
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主要調査事項
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(1)学校観・学習観
学校が楽しいか,授業中眠くなってもがんばるか,授業中のトイレをがまんするか,授業中にしていること・してはいけないと思うこと,授業間の休み時間に心がけていること,宿題が間に合いそうにないときどうするか,校則についての意識,してもいいこと・いけないこと(宿題への対応・カンニングなど),勉強は何のためか,学校とはどんなところか,どんな男子中学生が「かっこいい」か,どんな女子中学生が「かっこいい」か,通学の際にしていいこと。
(2)感覚の境界線
上履きの洗濯頻度,どんなことを不潔だと感じるのか,皿洗いやゴミ捨てなどの手伝い,なくした物を探すか,はずかしいこと,マンガ本を万引きすることについての考え,友だちが万引きをしていたら,この先万引きをしてしまうかもしれないと思うか,万引きはいけないか,どういう行動をとるか,夏休みはしてもいいと思うこと,誰の指示ならしたがうか,今欲しいもの・必要でないもの,今大事なこと,友だちからの評価,友だちづきあいとは何か。
(3)本人プロフィールなど
学年,性別,部活動の参加状況,勉強が得意か,日曜日の自宅での勉強時間,将来展望,お小遣いは決まっているか,1ヵ月にいくらくらい使っているか,学校に行くときいくらくらい持っていくか,休みの日いくらくらい持って出かけるか,携帯電話の1ヵ月使用料,家の人のタイプ,家の人は叱ると思うか,自己評価。
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公開年月日
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2007/11/15
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CESSDAトピック
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詳細はこちら
義務教育と就学前教育
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子ども
社会と文化
社会行動と社会的態度
健康
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SSJDAオリジナルトピック
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教育・学習
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バージョン
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1 : 2007-11-15
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特記事項
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