東京大学

概要
調査番号 0145
調査名 ソーシャル・ネットワークと投票行動調査,1993
寄託者 CNEP日本チーム
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

寄託者が利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 研究のみ

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
メタデータ閲覧・オンライン分析システムNesstar 利用不可
調査の概要 今日のマルチメディア時代のメディアの動向と,ソーシャル・ネットワークの変質という傾向は,人々の意識と行動を規定する重要な媒介変数であり,両者をあわせたものを「インターメディアリー(Intermediary)」と呼ぶ。現行のミシガン学派の心理学的媒介変数偏重の投票行動研究から脱して,より「政治文化論」的アプローチ,即ちより社会学的媒介変数を重視する流れが現われ,「投票行動の国際比較研究」(Cross-National Election Project, CNEP)が1987年よりスタートした。これは10余年掛かりの大プロジェクトで,その骨子は,①日米英独,4カ国の投票行動を,同じ理論枠組み,同じ調査票で,測定,比較する,②比較のための理論的枠組みとして「インターメディアリー」の理論を置く,③参加国のメンバー同士で徹底的に討論を重ね,出来うる限り厳密な比較を目指す,というものである。本調査は,それに基づくCNEP日本調査であり,3つの調査よりなる。徳島市長選挙調査と千葉県知事選挙調査の2つの予備的調査及び衆議院議員選挙の全国調査からなる。3つの調査は基本的には同じ調査票,ほぼ同じ方法で行われているが,徳島調査と千葉調査では,配偶者に対しても同様の調査を実施している。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査
量的調査: ミクロデータ
調査対象 [全国調査]20歳以上の成人男女個人
[徳島調査][千葉調査]20歳以上の成人男女個人とその配偶者
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ [全国調査]有効票数1,333人
[徳島調査]サンプル数800人,有効票数578人(回収率72.3%);配偶者票サンプル数456人,有効票数362人(回収率79.4%)
[千葉調査]サンプル数800人,有効票数537人(回収率67.1%);配偶者票サンプル数442人,有効票数320人(回収率72.4%)
調査時点 1993-07-15 ~ 1993-07-17
[全国調査]1993年7月15~17日(衆議院議員選挙の投票日は7月18日,投票日直前の3日間に調査実施)
[徳島調査]1993年2月14~20日(徳島市長選挙の投票日は2月21日,投票日直前の1週間に調査実施)
[千葉調査]1993年3月6~13日(千葉県知事選挙の投票日は3月14日,投票日直前の1週間に調査実施)
対象時期 1993 ~ 1993
調査地域 千葉県
[全国調査]全国
[徳島調査]徳島市
[千葉調査]千葉県
標本抽出 確率: 単純無作為抽出
[全国調査]割当法により抽出(全国で200地点を選び,各地点につき10人程度に調査を実施
[徳島調査]無作為抽出
[千葉調査]無作為抽出
調査方法 [全国調査]個別面接聴取法
[徳島調査]個別面接聴取法(調査対象者)/留置調査(配偶者)
[千葉調査]個別面接聴取法(調査対象者)/留置調査(配偶者)
調査実施者 CNEP日本チーム(飽戸弘,他10名)
DOI 10.34500/SSJDA.0145
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 「ソーシャル・ネットワークと投票行動」,2000年1月,飽戸弘,木鐸社
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [全国調査票][徳島調査票][千葉調査票]
主要調査事項 アンケート事項:ネットワーク・パートナーの数・関係,対人ネットワーク・パートナーの投票政党の推測,政治的会話の量・相手,接触の頻度と政治についての会話の関係,政治的知識についての評価,政治についての意見が食い違う程度,投票意識に関する5つのタイプ,最もよく読む新聞とその新聞が好意的な政党,テレビのニュース番組への接触とその番組が好意的な候補者の政党,ソーシャル・ネットワークと対人ネットワーク(一番重要な団体とそれからの投票依頼,過去6ヵ月で大切な事柄を話し合った人の投票意図),今度の選挙結果に期待すること,望む政権,等。
フェース事項:性別,未既婚,年齢,職業,最終学歴,世帯員数,居住年数,世帯年収,生活階層,居住形態。
公開年月日 2000/04/26
CESSDAトピック 詳細はこちら

選挙
社会行動と社会的態度



SSJDAオリジナルトピック 政治・行政・選挙
社会・文化
バージョン 1 : 2000-04-26
特記事項