東京大学

概要
調査番号 0372
調査名 「はたらく」意識に関するアンケート,2003
寄託者 アデコ株式会社
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

寄託者が利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 研究のみ

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要  バブル崩壊から,はや10年以上が経過し,日本人の労働に対する意識も,かつての「日本型」から,ずいぶん変化してきているように思われる。しかし,それでもなお,私たち日本人の固定観念の中には,「日本は終身雇用・年功序列の男社会」というイメージがあることも否定できない部分がある。
 しかし2003年現在,日本は本当に「終身雇用・年功序列の男社会」と言えるのだろうか。もはやそれは,過去の幻想なのではないだろうか。
 本調査は,こうした問題意識から実施された,5000人を越える生活者へのアンケート調査である。
 本調査では,様々な角度から日本人の労働に対する意識や経験を数量的な調査で子細に検討し,それを先入観なしに眺めなおしてみることで,今の日本の労働環境をダイレクトに再評価している。そうすることで,「はたらく,を あたらしく。」してゆくための未来へ向けての礎の構築を試みている。
 報告書では,長引く不況による厳しい雇用環境,年金制度の見直し,人材派遣の規制緩和をはじめとする雇用形態の変化などの社会状況を背景に,日本人の「はたらく」意識が大きく変わりつつあることが明らかにされている。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査
量的調査: ミクロデータ
調査対象 『Hi-Panel』(下記参照)に登録している16~69歳の男女
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 発信数 8361サンプル,有効回答 5488サンプル(回収率 65.6%)
調査時点 2003年10月16日(木)17時~10月23日(木)10時
対象時期
調査地域 首都圏40km圏,京阪神20km圏
標本抽出 博報堂ネットリサーチパネル『Hi-Panel』を使用したWeb調査。
* Hi-Panelは博報堂が保有する首都圏,関西圏合計10000サンプルのクオリティーリサーチパネル。標準的なサンプリング手法を用いて対象者を無作為抽出し,全対象者を訪問面接し,調査協力依頼を行った上で,リサーチパネルを構築している。厳密なサンプリングを実施しているため,母集団の推定が統計的に可能であること,また,本人確認を直接行っているので,一般的なネット調査パネルでありがちな調査対象者の成りすまし問題を排除しており,信頼性の高い調査結果を期待できるネットリサーチパネルとなっている。
調査方法 上記参照
調査実施者 アデコ株式会社,実地調査は(株)東京サーベイ・リサーチ
DOI
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 「はたらく白書2004」,2004年1月,アデコ株式会社
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [調査票]
主要調査事項 フェース事項:
 性別,年齢,未既婚,子供の有無,子供のライフステージ,職業,雇用形態,役職,従業員数,職場の異動や配置転換,職場の入退社や中途採用,職場で重視されやすい実績や人材,在籍校卒業後の進路,(専業主婦・無職者の)今後の就労意向,普段接するメディア,「情報」に対する考え方・意識,あてはまる「行動」,他人と同様の行動をしているジャンル,今後増やしたい時間,世帯年収,本人年収,1ヵ月のこづかい・自由に使えるお金。

アンケート事項:
・「はたらく」関連の経験,「はたらく」関連の今後の経験意向。

・仕事スタイルや仕事内容・会社に対する考え方,スローライフへの共感度,日本の「はたらく」を良い方向に変えるため重視すべき点,経済的余裕がある場合の非就労意向,自分や家族がリストラされる心配。

・就業スタイルに対する考え方
 今後希望する雇用形態,諸モデル(正社員,派遣社員,社会人アルバイト,公務員,フリー,起業した自営,家業を継いだ自営,有職子持ち主婦,NPO活動,職人,機械工)の働き方に対して抱く印象。

・(女性に対して)結婚後の就労意向,恋人や夫の主夫受け入れ度,子供と仕事に関する考え方,出産・育児期の女性が働きやすくなる方法。

・(男性に対して)妻が自分より出世したり高収入への嫌悪度,妻に対する専業主婦意向,主夫の受け入れ意向。

・(有職者に対して)働きたい年齢の上限,専門性習熟年数,仕事における人間関係への考え方,目標とするキャリアターゲットの有無,年下上司・年上部下の受け入れ度,仕事や働き方に対する考え方,プライベートの時間で最も費やしたいこと,「はたらく」意欲(現在・来年),「はたらく」目的の比率(現在・今後),「はたらく」現状の変化意向,「はたらく」現状変化のために行っていること,転職経験(有無・回数),今後の転職意向とその内容,勤め先選択のポイント,転職に求めるもの,転職後の生活水準予想,転職の年齢的限界。
 家族の自分の仕事に対する考え方,家事への従事度,重視しなくていいと感じる家事,ついおろそかになる家事,結婚前後の仕事意識の変化,子供が生まれる前後の仕事意識の変化。
公開年月日 2004/09/17
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SSJDAオリジナルトピック 雇用・労働
バージョン 登録:2004年9月17日 :
特記事項