東京大学

概要
調査番号 0658
調査名 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査,2009
寄託者 内閣府男女共同参画局
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 研究のみ

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要  男女共同参画社会の実現に向けては,男性も女性も,その能力を十分に発揮できる環境の整備が極めて重要であり,そのための意識改革や女性の就業継続の重要性が指摘されている。
 これから結婚,子育てといったライフ・イベントを経験する層及び現在経験している層として,若年~中年層を対象に,それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに,家庭内での役割分担等に対する意識の現状を分析し,今後の施策の参考とするために,アンケート調査を実施したものである。

 主な調査事項は,現在までの就業状況や就業経験(これまで経験してきた就業形態/初職・現職の状況/結婚や出産等で仕事を辞めた経験とその理由)/仕事に関する今後の希望と能力形成の状況/家庭内での役割分担等に対する意識と実際/生活面に関する意識など,である。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査
量的調査: ミクロデータ
調査対象 20歳~44歳の男女(現在学生でまだ社会人となっていない人を除く。)
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 集計対象数 10,000人
調査時点 2009年2月27日(金)~3月5日(木)
対象時期
調査地域 日本全国
標本抽出
・ 「住民基本台帳に基づく人口・人口動態及び世帯数(平成20年3月31日現在)都道府県別の年齢階級別人口」より地域ブロック別年代別の男女人口を算出した後に,20歳~29歳については労働力調査(2008年平均)の学生の比率分を除いたものを算出し,9地域ブロック5年代・男女別の90区分ごとに,計1万件の回収目標数(以下「区分ごとの回収目標数」という。)を設定した。

・ 区分ごとの回収目標数と回収率を考慮し,モニターの登録情報をもとに,全国9地域ブロックについて性別・年齢ごとに割当てを行って,調査期間中にアンケートへの協力依頼を送付し,計14,946件のサンプルを回収した。

・ 協力依頼の送付に際しては,日経リサーチ・インターネットパネルをまず対象とし,モニターが相対的に少なく回収サンプルの不足が見込まれる区分については,A社及びB社のインターネットパネルも対象とした。

・ 回収した回答の中から,以下の手順により抽出した1万件を集計対象とした。
 (1) 全回収数14,946件のうち,現在学生でまだ社会人となっておらず,調査対象外となるもの4サンプルを削除し,14,942件を有効回答とした。
 (2) 日経リサーチ・インターネットパネル及びA社インターネットパネルの登録モニターから得られたサンプルの中から,回収目標数・集計対象数に照らして区分ごとに必要数を無作為に抽出した。その上で不足が生じた中国ブロック及び四国ブロックの20代男性についてのみ,B社インターネットパネルの登録モニターから得られたサンプルから同様に必要数を区分ごとに無作為に抽出し(計6件),集計対象に含めた。
調査方法 調査会社の登録モニター(日経リサーチ・インターネットパネル及びA社インターネットパネル・B社インターネットパネル)を対象としたインターネット調査

※ モニターに対しては,内閣府が,今後の施策の参考及び学術研究のためのデータとするための調査であることを示して実施した。
調査実施者 内閣府男女共同参画局,実査は(株)日経リサーチ
DOI
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 「男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 報告書」,2009年7月,内閣府男女共同参画局
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [調査票]
主要調査事項 (1)属性
 性別,年齢,現在学生か,学校を出た年齢,居住地(都市規模,地域ブロック),世帯の人数,同居者,世帯年収。

(2)学校を出て初めて職業についたとき
 最終学校,専修学校・専門学校卒業の有無,学校を出て初めて社会に出た時の仕事や働き方に対する希望,卒業後の就業経験の有無,卒業後現在までの就業状況,卒業後初めて職業についた年齢,離職回数。

(3)初めて仕事についてからの5年間での最長勤務先<A社>(「初職」)
 初職の就業形態,初職が正社員・正規職員ではなかった理由,初職の職種,初職の従業員規模,初職の勤め先の状況(仕事以外の時間のとりやすさ/仕事の内容/処遇の公正さや女性の活用),初職の年収,初職からの離職状況。

(4)現職
 現職の就業形態,現職で正社員・正規職員でない理由,現在(または直近)の仕事に必要な経験年数,現職の職種,現職の勤務先の従業員規模,現職の勤め先の状況(仕事以外の時間のとりやすさ/仕事の内容/処遇の公正さや女性の活用),現在の年収,初職と比べた現職の難易度,現職の週あたり平均勤務日数・平均実労働時間,現職での通勤時間,現職の勤め先の満足度,勤め先の管理職の状況,現在の就業希望の有無,現在仕事をしていない理由。

(5)これからの働き方
 今後希望する就業形態,仕事や働き方に対する今後の希望,希望実現のための行動・何もしていない理由。

(6)結婚と子育て
 婚姻状況,配偶者の就業形態,配偶者の年収,配偶者との役割分担,結婚をきっかけに勤め先を辞めた経験の有無・辞めた理由(一般/仕事関連),結婚の際の就業継続の理由(一般/仕事関連),配偶者との理想の役割分担,子どもの有無,子どもの人数・末子年齢,妊娠・出産・子育てをきっかけに勤め先を辞めた経験の有無・辞めた時期・辞めた理由(一般/仕事関連),妊娠・出産・子育ての際の就業継続の理由(一般/仕事関連)。

(7)生活面などに関する意識
 理想とする女性のライフコース,理想のライフコースに関する考えに影響を受けたもの,家庭生活と仕事との両立などへの考え,「夫は外で働き妻は家庭を守るべき」という考え方,仕事以外の生活の満足度,現在の悩み・不安。
公開年月日 2010/05/27
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SSJDAオリジナルトピック 雇用・労働
社会・文化
バージョン 登録:2010年5月27日 :
特記事項 ・この調査では,回答入力画面の機械制御により,すべての設問を必須入力として実施している。各設問の集計結果の中で「無回答」に計上されているのは,データチェックの際に論理エラーのため無効とした回答数である。