東京大学

概要
調査番号 0744
調査名 沖縄総合社会調査,2006
寄託者 沖縄総合社会調査2006委員会
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SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要  本調査の目的は大きく2つあり,1つは,戦後60年ないし本土復帰後30数年を経た沖縄の社会構造を県民(住民)の統計的調査から明らかにすること,もう1つは,沖縄についての二次利用が可能な公開個票データセットを構築することである。また,本研究を端緒として沖縄版General Social Surveysを構築することを将来的な目標としている。

 沖縄は,本土とは異なった社会構造と歴史的・文化的背景のために,60年代初頭からしばしばそれ自体を全体社会(調査母集団)とする調査のフィールドとなってきた。こうした数々の調査結果を時系列的につなぎ合わせてトレンド分析を行い,沖縄の社会構造の変動を検証するための最新のデータが必要とされていた。
 
 また,それらの数百にものぼると見込まれる統計的社会調査がある一方で,沖縄社会を研究するための調査個票データは公表されておらず,二次利用可能な公開データの整備において後れをとっていると言わざるをえなかった。とりわけ,沖縄の社会構造とその変動の研究のために研究者・実務家・大学院生が利用可能な,信頼できる基礎的なデータ収集が必要であるとの認識は深まりつつあった。
 
 こうした現状を打開するべく,社会学,社会福祉学,マスコミ学といった学際的な研究チームを組織し,沖縄初の公開データ構築を目的の一つに組み込んだ,通称「沖縄総合社会調査2006」プロジェクトが企画され,本調査が実施された。

 なお,2008年3月に刊行した報告書では基礎集計結果を提示するにとどまったため,質問項目の作成を担当したメンバーによるデータ分析結果を,2009年3月に第二次報告書として作成している。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査
量的調査: ミクロデータ
調査対象 沖縄県本島中南部17市町村に居住の男女(20~64歳)
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 確定標本数  1,739 人
有効回答者数  885 人
調査時点 2006-11-23 ~ 2007-02-20
2006年11月23日~2007年2月20日
対象時期 2006 ~ 2007
調査地域 沖縄県
沖縄県本島中南部17市町村
標本抽出 確率: 層別抽出
確率: 多段抽出
選挙人名簿からの層化2段無作為抽出
調査方法 自記式調査票:紙
訪問留置法
調査実施者 実査は,(有)沖縄ライフプラン総合研究所
DOI 10.34500/SSJDA.0744
委託者(経費) 文部科学省科学研究費(基盤研究(B)一般)
寄託時の関連報告書・関連論文 「沖縄の社会構造と生活世界 ー二次利用として公開可能なミクロデータの構築をめざしてー 沖縄総合社会調査2006(平成17~19年度文部科学省科学研究費補助金助成研究成果報告書)」,2008年3月,研究代表者:鈴木規之
「沖縄総合社会調査2006 ー第二次報告書ー」,安藤由美・鈴木規之編,2009年3月,沖縄総合社会調査2006委員会
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [調査票]
主要調査事項 (1)基本属性
 ・性別
 ・出生年
 ・出身地/県外居住経験,通算居住年数(県外出身者)
 ・就業の有無/従業上の地位,職種,従業先規模
 ・学歴,階層意識
 ・住居形態,住居面積
 ・世帯年収
 ・婚姻状況,世帯規模,同居者種別
 ・配偶者の職業/従業上の地位,職種,従業先規模

(2)家族
 ・家事行動(本人,配偶者)
 ・子どもの数,理想のこどもの数,子どもの性別希望
 ・家族意識

(3)地域生活
 ・行事参加頻度
 ・祭り参加頻度
 ・居住継続意志
 ・所属団体

(4)社会貢献と福祉
 ・社会貢献意志
 ・社会活動経験/社会活動参加意志
 ・児童福祉/子育て環境充実度,子育てと地域社会,子育て貢献意志,里親制度充実の賛否,里親世帯になりたいか
 ・社会福祉/責任所在,政府支出
 ・精神障がい者福祉/精神障がい者との接触,精神障がい者に対するイメージ,精神障がい者に対する抵抗感,精神疾患の認知度

(5)交通問題と身体障がい者福祉
 ・交通に関する問題について(自動車,公共交通機関,バリアフリー,事故)
 ・交通と移動問題解決策(駐車場,車の乗り入れ制限,公共交通機関,路面電車,バリアフリー化,歩道整備)
 ・自動車運転の有無
 ・路線バス利用頻度

(6)ショッピングモール
 ・ショッピングモール利用頻度
 ・ショッピングモール利用目的
 ・ショッピングモールに対する意識

(7)沖縄と沖縄の開発・発展について
 ・沖縄のイメージ(県民性,自然・文化)
 ・開発で沖縄は良くなったか
 ・「望ましい開発のあり方」とは
 ・環境と開発についての意見
 ・電化製品を買い換えるときの考え方
 ・この5年間の暮らし向きの変化
 ・今後の生活の仕方について
 ・沖縄の未来のイメージ

(8)外国人・日系人・アメラジアンや県外出身の居住者について
 ・外国人との接触の有無/人種,場面
 ・外国人や県外出身者等に対する抵抗感
 ・外国人とホスト社会との関係
 ・外国人の人権

(9)マスメディア接触
 ・新聞/購読時間,購読面
 ・テレビ/視聴時間,視聴番組ジャンル
 ・インターネット利用頻度

(10)政治・社会意識
 ・憲法9条改正
 ・沖縄米軍基地
 ・自衛隊
 ・日米安全保障条約
 ・普天間基地移設問題
 ・支持政党

(11)ウチナーンチュ・アイデンティティ
 ・「ウチナーンチュ」の要件
 ・自分はウチナーンチュか/ウチナーンチュであることへの誇り
公開年月日 2011/10/19
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政治行動と政治的態度
特定の社会サービスの利用と供給
地域社会、都市生活、農村生活
SSJDAオリジナルトピック 社会・文化
バージョン 1 : 2011-10-19
特記事項