東京大学

概要
調査番号 1214
調査名 貧困層の形成(静岡)調査,1953
寄託者 東京大学社会科学研究所
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis オンライン集計システム「SSJDA Data Analysis」を用いた分析が可能。
調査の概要 本調査は,生活扶助,住宅扶助,教育扶助,医療扶助のいずれかの生活保護を受けている静岡県在住の世帯を対象に,被保護世帯の生活・職業歴の分析をとおして,貧困化原因と貧困の形成過程を探ることを目的に調査を行ったものである。

データ名の「貧困層の形成(静岡)調査」は,財団法人労働科学研究所が1952年に静岡県在住の被保護世帯を対象に実施した「被保護世帯についての生活調査」のうち,都市部在住世帯に限定して「貧困層の分布と発生過程に関する研究都市班」(公式責任者 氏原正治郎)が1953年に整理したものである。
公開データは,労働科学研究所によって実施された調査原票のうち,東京大学社会科学研究所図書室に現存していた1,000票をデータの復元作業によって整理したものである。データの復元プロジェクトの責任者は,相澤真一・中京大学准教授である。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査
量的調査: ミクロデータ
調査対象 生活扶助,住宅扶助,教育扶助,医療扶助のいずれかの生活保護を受けている,静岡県在住の世帯
調査対象の単位 世帯
サンプルサイズ 1,000世帯(市部396世帯,町部154世帯,村部450世帯)
調査時点 1952-03 ~ 1952-03
1952年3月(「貧困層の形成(静岡)調査」は,1953年6月)
対象時期 1952 ~ 1952
調査地域 静岡県
静岡県
標本抽出
調査方法
調査実施者 財団法人労働科学研究所
(「貧困層の形成(静岡)調査」は,「貧困層の分布と発生過程に関する研究都市班」(参加者は,氏原正治郎,江口英一,関谷耕一,高梨昌)が厚生省企画室の依頼を受けて実施された)
DOI 10.34500/SSJDA.1214
委託者(経費) 「貧困層の形成(静岡)調査」は,厚生省厚生科学研究費によって実施された
寄託時の関連報告書・関連論文 「No.55 貧困層の形成(静岡)調査」『戦後日本の労働調査』労働調査論研究会編,東京大学出版会。 『子どもと貧困の戦後史』相澤真一・土屋敦・小山裕・開田奈穂美・元森絵里子(著),青弓社
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など 調査票
主要調査事項 (1)生活保護法による扶助(生活扶助,住宅扶助,教育扶助,医療扶助それぞれ)
・生活保護法による扶助の受給開始時期

(2)生活保護法以前の社会扶助(救護法,軍事扶助法,母子保護法,医療保護法それぞれ)
・生活保護法以前の社会扶助の受給開始時期・終了時期

(3)最近の扶助金額
・8月から1月まで月ごと,合計金額,平均金額

(4)医療並に現物給付
・医療給付(6か月間)月平均,その他の現物給付(品名・数量・換算額)

(5)家計
・同一家計人員,不在者を除く世帯人員
・1ヶ年総収入,1ヶ月平均収入,同居収入,別居収入

(6)住宅・家具
・住宅:建坪,所有関係,家主との関係,畳数・室数,板の間・室数,うすべりむしろ・室数,合計室数,畳数・帖数,板の間・帖数,うすべりむしろ・帖数,合計帖数,家賃月額
・家具:時計,タンス類,フトン所有数(フトン・毛布),使用する人数

(7)現在の同一家計人員
・続柄,性別,年齢
・最終学歴:学校段階,卒業の有無
・疾病及び障害の有無,仕事の出来る程度
・保護前の職業:日雇か,内職か,保護前の職業・収入(1ヶ月)
・過去1ヶ年の職業:日雇か,内職か,1ヶ月就労日数,1ヶ年就労日数,日収,月収,年収
・内職の有無,職業,月収
・社会保険収入の有無,月額,受けた送金(6か月間)

(8)戦争や災害などの影響
・引揚の有無,時期
・戦災の有無,時期
・疎開の有無,時期
・その他の災害の有無,時期

(9)徴用,学徒動員,家族の応召
・続柄,種類,開始年,当時の年齢,終了年

(10)死亡または遺棄した生計中心者
・現在の世帯主との関係,死亡または遺棄した年,その時の年齢,病気の期間(年数),当時の収入状況(月)

(11)死亡した世帯員(戦後)
・続柄,死亡年月

(12)農業(調査時点と1937年について)
・耕作地の面積(反):一毛作の田,二毛作の田,普通畑,園地(茶・果樹・桑),合計
・所有地の面積(反):田,普通畑,園地,山林,採草地
・宅地の面積(坪):所有,借入
・家畜数(調査時点のみ):乳牛,役牛,馬,豚,山羊,緬羊,鶏

(13)商工業自営者
・没落原因,没落時期,没落以前の事業の種類(事業名,規模,など)

(15)生計中心者または維持者たるべき者の主な職歴
・職歴段数,現在の就業状況,職業,開始年,辞めた理由

(16)現在金の相手(商人を含む)
・相手,金額

(17)現在生きている主な親戚篤志家の援助
・続柄,援助の有無

(18)生活程度
・昭和初期,1937年,没落前
公開年月日 2018/11/06
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バージョン 1 : 2018-11-06
特記事項