東京大学

概要
調査番号 PH120
調査名 東大社研・高卒パネル調査(JLPS-H)wave12,2015
寄託者 東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

研究はなし教育は一年
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要  本調査(Japanese Life Course Panel Survey of the High School Graduates; JLPS-H)は,東京大学社会科学研究所全所的プロジェクト研究「失われた10年?―90年代日本をとらえなおす」連携プロジェクト「教育と労働市場の変容」(2000~2006年)(研究代表者 石田浩)が出発点である。その後本調査は,厚生労働科学研究費補助金政策科学推進研究事業「若年者の就業行動・意識と少子高齢社会の関連に関する実証的研究」(2004~2006年度)(主任研究者 佐藤博樹・東京大学社会科学研究所)として独自に継続調査を実施し,wave5~8調査は日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(S)「現代日本の若年者の行動と意識の変容に関する総合的研究」(研究代表者 石田浩)の一部として実施された。wave9以降は日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(S)「現代日本における若年層のライフコース変容と格差の連鎖・蓄積に関する総合的研究」(研究代表者 石田浩)の一部として実施された。

 本調査の目的は,少子高齢社会の到来の中で現役世代を担う若年層の進路行動・意識・価値観の実態を把握するとともに,彼らの行動や意識の変化を追跡できるパネル調査を実施して明らかにすることにある。具体的には,若年者の(1)学校在学中の生活と意識,(2)学校から職場への移行のパターン,(3)就業行動(非正規雇用,転職など),(4)意識・価値観の変化,の4つのテーマを取り扱う。

 このような目的により,本調査は次のような2つの特色を備えている。第一に,高校生を在学中に調査するだけでなく,卒業後も追跡し,高校生の進学・就業行動,意識,価値観についてライフコースの中で総合的に捉えようとしている。第二に,調査設計の段階で国際比較を念頭におきつつ調査項目を作成することで,より厳密な国際比較研究を目指している。

 本調査は,既に公開されているwave1の調査(調査番号PH010)に回答した高校生に対する,卒業後12年目の追跡調査(wave12)である。卒業後1年目・2年目・3年目・5年目~11年目の追跡調査(wave2~wave11)も,それぞれ調査番号PH020~PH110としてすでに公開されている。

 なお,本調査はパネル調査として設計されているため,2015年以降にも毎年継続して調査を実施している。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査
量的調査: ミクロデータ
調査対象 wave1の[高校生調査]に回答した高校生
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 調査票送付数 1,542件,有効回答数 463件,回収率 30.0%
調査時点 2015年10月~2016年1月
対象時期
調査地域 日本
日本
標本抽出 確率: 多段抽出
wave1の調査(調査番号PH010)に回答した高校生のうち,追跡調査に協力することを同意し卒業後の連絡先(住所と電話番号)を記入した者
調査方法 自記式調査票:紙
上記の標本において,wave11調査までに調査票が宛先不明で配達されなかった者を除いた対象者全員に調査票を郵送し,郵送で回収した。
調査実施者 「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査」高卒パネル調査企画委員会
DOI
委託者(経費) 東京大学社会科学研究所研究経費(2003年度~)
寄託時の関連報告書・関連論文 佐藤香編,2017,『ライフデザインと希望』勁草書房,2017年3月
佐藤博樹・石田浩編,2019,『出会いと結婚』勁草書房,2019年4月
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など 調査票 】 【 集計表
主要調査事項 【フェイス項目】
・性別,生年月日

(1)現在の仕事について
・現在の就労・就学状況,就業の有無,就職時期,就業形態,業種,企業規模,職種
・現在の職場の満足度,仕事の環境,1週間の労働時間
・現在の会社での就業継続希望
・平均手取り月給
・転職経験

(2)現在の生活について
・日本の景気・自身の暮らし向きの変化
・生活全体への満足度
・現在や将来の仕事にかかわる自己啓発の必要性,訓練や自己啓発の経験,自己啓発を行う上での障害の有無
・日常生活における困難や悩み,困難に直面したときに相談する相手
・自分にとっての重要性(仕事で成功すること,親友をもつこと,など)
・希望するライフイベントの年齢(親と別居・結婚・子ども・持ち家)
・35歳ごろにどのような働き方をしていたいか(正社員として働きたい,など)

(3)学校について
・進路選択の満足度
・高校卒業後の通学経験,学校の種類,入学年,卒業の有無,通学年数
・学校で学んだ内容が役に立ったか

(4)親・家族について
・同居家族,家族との関係
・結婚の有無,結婚時期,結婚生活満足度
・配偶者の生年月,就労・就学状況,平均手取り月給
・交際相手の有無,結婚願望の有無
・子どもの有無,出生年月
・子どもの世話をしている人・頼れる人

(5)その他
・階層帰属意識(5段階)
・一般的信頼,学校・警察などへの信頼
・政治に対する意見(防衛力の強化,憲法改正,社会保障など),衆議院選挙での投票政党

※調査項目の詳細については,調査票を参照のこと。
※本公開データには,以下の質問項目に該当する変数については含まれていません。
・問2(日)、問8(f)、問9自由記述、付問19-1、問41、問43、謝礼の希望
・問6A,B
・各設問の「その他(具体的に: )」への記入の有無および記入内容
公開年月日 2023/11/21
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バージョン 1 : 2023-11-21
特記事項 大規模なデータ修正などのため,データセットはバージョンアップされることがあります。なお,当データアーカイブからは最新バージョンのデータが提供されています。