東京大学

概要
調査番号 c054
調査名 モノグラフ高校生 高校生の教科観―受験の学力・生活する学力―,1998
寄託者 ベネッセ教育総合研究所
(寄託時:ベネッセコーポレーション)
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要 高校中退者が11万人を超え,中退率は2.5%に達した。現在の高校教育は,高校進学率が96%と,中学生のほぼ全員が進学する共通教育の機関となっているのに,教材構成はかつての少数の大学進学者のための学校という体質を受け継ぎ,高等教育の基礎コース的な教材編成が採られている。しかし,高校が中学の延長線にある共通教育の場なら,実生活に密着した教材構成の方が望ましい。
 「共通」を大事にすると,高校はゆったりするが,高校教育のレベルが下がる。かといって,現行のままだと,高校の課程についていけずに中退する生徒が増加する。こうみてくると,高校教育が「共通」か「分離」かの岐路に立っており,高校中退者の増加も高校の性格づけに関連していることがわかる。

 そこで,本調査では,当事者である高校生は学習内容にどういう印象を持っているのか,今回は英語,社会,音楽,家庭科に限られているが,高校生たちの教科観と生徒の望む学習内容や授業スタイルなどを探っている。

 調査1として,英語・社会科・音楽についての調査,調査2として,家庭科についての調査を実施している。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査
量的調査: ミクロデータ
調査対象 [調査1-社会・英語・音楽調査] 新潟・東京・埼玉の公立高校 普通科1・2年生
[調査2-家庭科調査]      東京・埼玉の公立高校 普通科1・2・3年生
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ [調査1-社会・英語・音楽調査] 1,718名(男子984名,女子734名)
[調査2-家庭科調査]       618名(男子347名,女子271名)
調査時点 [調査1-社会・英語・音楽調査] 1998年2~3月
[調査2-家庭科調査]      1998年2月
対象時期
調査地域 [調査1-社会・英語・音楽調査] 新潟・東京・埼玉
[調査2-家庭科調査]      東京・埼玉
標本抽出
調査方法 学校通しによる質問紙調査
調査実施者 ベネッセコーポレーション
DOI
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 モノグラフ・高校生'98 vol.54 高校生の教科観―受験の学力・生活する学力―」,ベネッセ教育研究所編,1998年9月,(株)ベネッセコーポレーション
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [社会・英語・音楽調査票][家庭科調査票]
主要調査事項 [調査1-社会・英語・音楽調査]

(1)高校生活全般
 教科イメージ,受験を意識しないとして勉強したい科目,習熟度別授業(実施教科,賛否),成績評価基準への考え,教科書についての意見,成績,卒業後の進路希望,進学したい学部・学科・専門。

(2)社会科
 社会科の授業科目(1・2年次,受験予定),社会科が好きか,社会科に関する意見,社会科の授業方法への意見,社会科の科目のイメージ。

(3)英語
 語学の授業(週あたり英語の総授業時間数,外国人先生の1ヵ月授業時間数,英語の授業が好きか(現在,中学時代),英語以外で学びたい言語,英語の授業に望むこと,ふだんの英語の学習(授業中のノート,復習,予習にかける時間),テレビやラジオの語学番組の視聴,英語に関する意見,小学校からの英語の勉強への考え,外国へ行った経験。

(4)音楽
 音楽の授業の履修,音楽を選択した理由,週あたり授業時間数,授業でよく扱った活動,よく扱ったジャンル,音楽の授業を受けているときの様子,中心にしてほしい活動,扱ってほしいジャンル,音楽の授業の感想,音楽を学校で勉強する意味,学校の授業以外での音楽活動,ふだんよく聴く音楽のジャンル。

(5)属性
 学年,性別。


[調査2-家庭科調査]

(1)家庭科
 家庭科の履修の仕方,高校家庭科の学習内容の楽しさ,高校家庭科の学習内容の必要度,家庭科の授業中の様子や感想,家庭科全体の印象,家庭科を学ぶ意味,家庭科教育への意見。

(2)高校生活全般,属性
 教科イメージ,卒業後の進路希望,高校生活はどんなことをする時期か,成績,学年,性別。
公開年月日 2005/06/16
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バージョン 登録:2005年6月16日 :
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