東京大学

概要
調査番号 c071
調査名 モノグラフ高校生 科学技術社会の中の高校生―「メカ」社会における「ナマ」へのあこがれ―,2003
寄託者 ベネッセ教育総合研究所
(寄託時:ベネッセコーポレーション)
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis オンライン集計システム「SSJDA Data Analysis」を用いた分析が可能。
調査の概要  科学技術の発展にともない,高校生の生活も変容している。今や,高校生はテレビや携帯電話,パソコンなど,昔では考えられないほど大量の技術や情報に日常生活で接している。

 かつては全てが直接体験の生の世界であった。それが,活字メディア時代,ラジオメディア時代,テレビ時代を経て電子メディア時代となると,子どもが直接体験を積む以前に,間接体験を通して現象を理解することになり,実像と虚像が逆転して,虚像をリアルと信じ込む状況が進む。また,人間関係が飛躍的に拡大する反面,一人きりでゲームソフトに向かうなど孤立化を深めることにもなりやすい。電子メディアに主体的にチャレンジして,「電子メディアを駆使する子」と,電子メディアの指示通りに「電子メディアに埋没する子」との明暗2つの子ども像が浮かんでくる。

 こうした状況の下,現代の高校生は科学技術の発展をどのように受けとめているのだろうか。また,その一方で,自然や環境などについてはどのように感じているのだろうか。

 データから,多くの高校生が,さまざまな科学技術の中に身を置きつつも,非科学的なもの,「メカ」的世界に対置される「ナマ」へのあこがれをもっていることを明らかにしている。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査
量的調査: ミクロデータ
調査対象 北海道・東京・鳥取の公立高校4校の1,2年生
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ サンプル数:2,015人(男子1,053人,女子962人)
調査時点 2003年12月~2004年1月
対象時期
調査地域 北海道・東京・鳥取
標本抽出
調査方法 学校通しによる質問紙調査
調査実施者 ベネッセコーポレーション
DOI
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 モノグラフ・高校生 vol.71 科学技術社会の中の高校生―「メカ」社会における「ナマ」へのあこがれ―」,ベネッセ未来教育センター編,2004年7月,(株)ベネッセコーポレーション
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [調査票]
主要調査事項 (1)音楽へのかかわり
 音楽学習経験,音楽とのかかわり,CDなどを買う理由,本物の音とは,どちらの音がいいか。

(2)占い
 信じている占い,占ってほしいこと,占いとのかかわり方。

(3)セキュリティーとプライバシー
 防犯・監視カメラの認知度と必要性,防犯・監視カメラをめぐる意識。

(4)環境問題
 環境問題と科学技術に関する将来予測,環境や自然に関して感じること・していること,環境・自然保護にふだんから気をつけているか,将来の地球環境への感じ方。

(5)システム化したもの・自然や生活に密着したもの
 科学技術や自然・ライフスタイル・社会制度等についての意見。

(6)属性等
 好きなもの,日頃の不安感や服装など,自分のタイプ,部活動,現在の成績,自分の将来,希望の進路。
公開年月日 2008/03/06
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SSJDAオリジナルトピック 教育・学習
バージョン 登録:2008年3月6日 :
特記事項