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調査番号 0043

調査名  老後の生活設計に関する調査,1989

老後の生活設計に関する調査,1989年9月(総数:1,971人)


問1 あなたは,お宅の現在の暮らし向きについてどのようにお感じですか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。(N:1,971)

 かなり楽なほうである               3.4
 楽なほうだが,もう少し余裕がほしいところである  13.9
 一応,標準的な暮らしが維持できる程度である    51.0
 苦しいが,なんとかやっていける程度である     28.9
 かなり苦しく,今のままではやっていけない      2.6
 わからない                    0.3

問2 あなたは,将来の生活設計をどのくらい先まで立てていらっしゃいますか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 先の計画はまったく立てていない          27.7
 1年以内くらいの計画を立てている         11.6
 2~3年くらい先のことまで計画を立てている    20.0
 5年くらい先のことまで計画を立てている      17.1
 10年くらい先のことまで計画を立てている      12.2
 10年以上先のことまで計画を立てている       10.7
 わからない                     0.8

問3 ここに生活設計に関して,タイプの違う2つの考え方があげられています。あなたのお考えは,ABのどちらの考え方に近いでしょうか。4つの考え方それぞれについて1つずつ選んで,番号に○印をつけてください。

(注) Ⅰ Aに近い Ⅱ ややAに近い Ⅲ どちらともいえない Ⅳ ややBに近い Ⅴ Bに近い  のパーセントを表示
                                  Ⅰ  Ⅱ  Ⅲ  Ⅳ  Ⅴ
・A:自分たち夫婦の老後の生活のためにお金を貯めるよりも,
   子どものためにお金を使いたい
 B:子どものためにお金を使うよりも,自分たち夫婦の老後の
   生活のためにお金を貯めたい
 〔子どものいない方は,いると仮定してご記入ください。〕     10.3 21.5 38.0 19.2 11.0
・A:将来のために,現在の生活を犠牲にしたくない
 B:将来のためには現在の生活を犠牲にしてでも頑張りたい
                                 14.3 26.8 36.2 16.6  6.1
・A:将来のために貯蓄をするよりも,現在の消費を楽しみたい
 B:現在の消費を楽しむよりも,将来のために貯蓄をしたい
                                  4.4 14.5 37.2 31.3 12.6
・A:将来の生活設計を立てて計画的に暮らしたい
 B:将来の生活設計は立てずに臨機応変に暮らしたい
                                 20.6 36.4 27.5 11.0  4.5

問4 あなたは,老後生活を考えた場合,経済的不安をお感じになりますか。それとも,経済的不安をお感じになりませんか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 まったく不安を感じない   2.6
 あまり不安を感じない   19.1
 どちらともいえない    15.6
 やや不安を感じる     45.3
 非常に不安を感じる    17.6

問5 あなたは現在,老後の経済生活(家計)のことをお考えになっていますか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 大いに考えている     20.8
 少し考えている      46.3
 あまり考えていない    28.3
 まったく考えていない    4.5
 わからない         0.2

問6 あなたの老後の生活水準は,今と比べてどの程度を望まれますか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 老後は,今よりも経済的に豊かに暮らしたい   25.0
 今と同じくらいの水準を保ちたい       58.8
 今よりもつつましく暮らしたい         9.6
 特に考えていない               6.5
 わからない                  0.2

■ここで,公的年金制度や老後の生活資金準備についておうかがいします。
問7 お宅の場合,夫婦二人の老後の生活費は月々いくらぐらいかかるとお考えですか。ゆとりの部分を含めてお答えください。現在の価格で具体的に数字を記入してください。

 月額(    )万円くらい  平均: 24.4万円
                中央値:25.3万円

問8 あなたは,今おききした,ゆとりの部分を含めた夫婦二人の老後の生活費のうち,どのくらいの割合を公的年金でまかなえると思われますか。次の中からあなたのお考えに近いものを1つ選んで番号に○印をつけてください。

 生活費のほぼ全額     7.1
 生活費の7~8割    19.5
 生活費の4~6割    31.8
 生活費の2~3割    14.6
 小遣い程度       10.6
 わからない       16.4

問9 仮に,公的年金(厚生年金,共済年金など)を正規に受け取り始める年齢が現行の60歳から65歳に繰り延べられたとしたら,ご主人が60歳から65歳になるまでの間の生活費をお宅ではどうまかないますか。それぞれの割合でお答えください。ただし,公的年金は減額給付,あるいは部分年金などの形で,60歳からでも受給できるものとします。

1.就労収入,事業収入               ( 4.8 )割
2.公的年金(減額給付,部分年金など)       ( 1.7 )割
3.企業年金,個人年金               ( 1.1 )割
4.退職一時金,貯蓄のとりくずし,住宅の売却    ( 1.7 )割
5.財産収入(地代,家賃収入,利息・配当収入など) ( 0.5 )割
6.その他(子どもからの援助など)        ( 0.2 )割
 合計                        10  割

■次にご夫婦二人ともが公的年金を受け取っている期間中に,万が一,ご主人がお亡くなりになって,奥様が一人で生活することになった場合の年金額と生活手段についておうかがいします。あなたが男性の場合は「男性の方へ」,あなたが女性の場合は「女性の方へ」の質問にお答えください。また,現在配偶者のいない方は配偶者がいると仮定してお答えください。
〔男性の方へ〕
問10 夫婦二人ともが公的年金を受け取っている期間中に,もし万が一あなたがお亡くなりになった場合,遺族の方が公的年金から受け取る年金額は,それまでの何割ぐらいになると思われますか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。
〔女性の方へ〕
問10 夫婦二人ともが公的年金を受け取っている期間中に,もし万が一ご主人がお亡くなりになった場合,公的年金から受け取る年金額は,それまでの何割ぐらいになると思われますか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 夫婦二人の時と同額   2.2
 9割          0.7
 8割          3.2
 7割          8.2
 6割         11.9
 5割         31.9
 5割未満       11.8
 わからない      30.1

〔男性の方へ〕
問11 夫婦二人ともが公的年金を受け取っている期間中に,もし万が一あなたがお亡くなりになった場合,奥様はどうなさると思われますか。次の中からいくつでも選んで番号に○印をつけてください。
〔女性の方へ〕
問11 夫婦二人ともが公的年金を受け取っている期間中に,もし万が一ご主人がお亡くなりになった場合,あなたはどうなさいますか。次の中からいくつでも選んで番号に○印をつけてください。

 働いて生計を立てる                 42.0
 公的年金で生計をたてる               48.9
 企業年金や個人年金で生計をたてる          21.0
 子どもから援助を受ける               15.5
 預貯金(生命保険を含む)などをとりくずす      52.5
 地代,家賃収入,利息・配当収入などで生計を立てる   10.6
 住宅の売却や住宅を担保にした資金で生計をたてる    3.7
 その他(具体的に     )             1.7
 わからない                      1.0

問12 ここに公的年金や老後の資金準備に関するタイプの違う2つの考え方があげられています。あなたのお考えは,ABのどちらの考え方に近いでしょうか。5つの考え方それぞれについて1つずつ選んで番号に○印をつけてください。

(注) Ⅰ Aに近い Ⅱ ややAに近い Ⅲ どちらともいえない Ⅳ ややBに近い Ⅴ Bに近い  のパーセントを表示
                                  Ⅰ  Ⅱ  Ⅲ  Ⅳ  Ⅴ
・A:公的年金や企業保障があるので,老後の経済生活に不安はない
 B:公的年金や企業保障があっても,老後の経済生活は不安である
                                  2.9  8.4 17.2 36.8 34.7
・A:夫婦の老後の生活資金の準備として蓄えたお金は,それ以外の
   目的には使わないようにしておきたい
 B:夫婦の老後の生活資金の準備として蓄えたお金でも,他の目的
   にも使えるようにしておきたい
                                 11.0 19.0 24.3 30.1 15.5
・A:夫婦の老後の生活資金の準備は,公的年金がもらえるまでの期間
   の分だけ行っておけばよい
 B:夫婦の老後の生活資金の準備は,公的年金がもらえるまでの期間
   の分だけでなく,できる限り長期間分行っておいた方がよい
                                  1.8  5.2 18.1 37.1 37.9
・A:夫婦の老後の生活資金の準備は,さまざまな方法で行いたい
 B:夫婦の老後の生活資金の準備は,ひとつの方法で行いたい
                                 25.2 34.1 29.0  7.4  4.3
・A:夫婦の老後の生活資金は,短期間で準備したい
 B:夫婦の老後の生活資金は,若いうちから長期にわたって準備したい
                                  2.6  8.0 26.8 36.4 26.2

問13 次のような考え方について,あなたはどのように思われますか。それぞれ1つずつ選んで番号に○印をつけてください。

(注) Ⅰそう思う Ⅱまあそう思う Ⅲどちらともいえない Ⅳあまりそう思わない Ⅴそう思わない  のパーセントを表示
                                  Ⅰ  Ⅱ  Ⅲ  Ⅳ  Ⅴ
・老後は配偶者の年金や収入がなくても,自分一人だけなら,自分の
 年金や収入・貯蓄だけでくらしていける               9.0 23.8 23.5 21.0 22.6
・自分の子どもから老後の経済的援助をしてもらうのは当然である
 〔子どものいない方は,いると仮定してご記入ください。〕      2.8  6.4 19.3 30.5 40.9
・老後を暮らす場所(住居)さえ確保してあれば,夫婦の老後の日常
 生活費はたいした準備をしなくとも大丈夫である           4.3 16.6 18.6 30.1 30.5
・夫婦の老後の生活資金の準備は,月々あるいは毎年というように
 定期的に行いたい                        29.4 42.1 19.7  5.9  2.9

問14 お宅では,夫婦の老後の生活資金を準備されていますか。ただし公的年金(国民年金,厚生年金など)や企業年金は除いてお答えください。いずれか1つ選んで番号に○印をつけてください。

 準備していない →(問14-3へ)    55.1
 準備している →(問14-1へ)     43.5
 わからない               1.4

問14-1 いつ頃から準備なさいましたか。具体的に数字で記入してください。配偶者がいらっしゃらない方は,ご自分の年齢でお答えください。

 夫が(   )歳から  39.1歳

問14-2 ご夫婦の老後の生活資金の準備手段として,現在行っていらっしゃるものをお答えください。次の中からいくつでも選んで番号に○印をつけてください。(N:857)

 定期性預貯金                       54.7
 株式,投資信託                       16.2
 債券(国債,公社債等)                   6.2
 貸付信託,金銭信託                     7.8
 金・貴金属投資                       1.1
 財形貯蓄                         24.5
 民間の生命保険,個人年金保険                74.9
 簡易保険,農協共済,こくみん共済,県民共済,郵便年金,
 ねんきん共済,銀行・証券などの個人年金           40.1
 不動産                          10.5
 積立型の損害保険                     12.6
 その他(具体的に    )                 0.5
 わからない                         2.5
→(問15へ)

問14-3 それでは,ご夫婦の老後の生活資金を準備する必要があると思われますか。いずれか1つ選んで番号に○印をつけてください。(N:1,087)

 必要はない →(問14-4へ)     14.5
 必要がある →(問14-5へ)     83.1
 わからない              2.4

問14-4 必要がないのはどのような理由からですか。次の中からいくつでも選んで番号に○印をつけて下さい。(N:158)

 公的年金があるから          52.5
 退職一時金や退職年金があるから    33.5
 家賃や地代収入があるから        8.9
 働き続けるつもりだから        34.2
 子どもが面倒をみてくれるから     12.0
 親からの相続があるから         6.3
 その他(具体的に   )        4.4
 わからない               7.6
→(問15へ)

問14-5 では,いつ頃から準備される予定ですか。配偶者がいらっしゃらない方は,ご自分の年齢でお答え下さい。

 夫が(   )歳から  49.1歳

■ここでは,個人年金についておうかがいします。
問15 まず,「夫婦年金」についておうかがいします。
 「夫婦年金」とは,ひとつの契約で,夫婦どちらかが生きている限り,年金が受け取れる個人年金保険です。あなたは,この「夫婦年金」という個人年金保険があることをご存じでしたか。次の中からいずれか1つ選んで番号に○印をつけてください。

 知っていた     43.1
 知らなかった    53.4
 わからない      3.5

問16 あなたは,今後ご夫婦の老後生活資金を準備する際に,私的な準備手段として生命保険会社,郵便局,銀行などの個人年金を利用することについてどのようにお考えですか。現在ご利用の方はさらに利用したいかどうかおきかせください。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 利用しようと思っている →(問16-2へ)      22.3
 まあ利用してもよいと思う →(問16-2へ)     34.4
 あまり利用したいとは思わない →(問16-1へ)   26.2
 利用したいとは思わない →(問16-1へ)      16.4
 わからない                     0.7

問16-1 どのような理由でそうお思いですか。次の中からいくつでも選んで番号に○印をつけてください。(N:841)

 他に有利な手段があるから             17.2
 インフレに対応できないから            18.2
 老後を迎えるまで現金を自由に使えないから     15.5
 老後になった時,小遣い程度にしかならないから    22.6
 掛金が高いから                  35.9
 既に利用しているから                9.2
 内容や仕組みがよくわからないから         19.9
 その他(具体的に    )             8.0
 わからない                     2.1
→(問17へ)

問16-2 どのような理由でそうお思いですか。次の中からいくつでも選んで番号に○印をつけてください。(N:1,117)

 預貯金より有利だから                    17.2
 どうせ準備をするのなら目的がはっきりしている方がよいから  42.9
 預け入れ先が安心できるから                 16.5
 一生涯にわたって受け取れる商品があるから          16.4
 様々な手段で準備をしておきたいから             40.6
 その他(具体的に    )                  0.4
 わからない                          1.3
→(問17へ)

問17 個人年金には,「生命保険会社などが扱っているもの」と「銀行などが扱っているもの」とに大きく2つに分けられますが,仮にあなたが利用するとしたらどちらのタイプを選ばれますか。現在ご利用の方はさらに利用するとしたらどちらのタイプを選ばれますか。いずれか1つ選んで番号に○印をつけてください。

1.生命保険会社などが扱っているタイプ →(問17-2へ)   73.0
 〔生命保険会社の個人年金保険,郵便局の郵便年金保険,農協の年金共済,全労済のねんきん共済など〕
 <その特徴>
 ・年金を生きている限り受け取れる(一定期間のものもある)
 ・契約を年金受け取りまで続けると「元金+利息(配当金)の合計額」は銀行などのタイプより多い
  (ただし,途中解約の場合,払込み期間が短期間の時は元金を下回ることもある)
 ・特約の保険料を支払えば,入院などの保障や万が一の際の保障もつけられる
 ・年金は,1年分まとめて受け取れる(1年に4回までの分割受け取りにすることもできる)
2.銀行などが扱っているタイプ →(問17-1へ)       23.4
 〔銀行,信託銀行,証券会社の個人年金〕
 <その特徴>
 ・老後の一定期間(10年程度),年金が受け取れる
 ・途中解約した場合でも元金と定期預金程度の利息が戻る
 ・利用にあたって,健康状態の告知や診査の必要はない
 ・年金は,毎月受け取れる
わからない                         3.6

問17-1 銀行などが扱っているタイプの特徴の中でもどの点が一番よいと思われますか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。(N:462)

 老後の一定期間(10年程度),年金が受け取れる       13.9
 途中解約した場合でも元金と定期預金程度の利息が戻る   50.2
 利用にあたって,健康状態の告知や診査の必要はない     10.8
 年金は,毎月受け取れる                  23.8
 わからない                        1.3

問17-2 生命保険会社などが扱っているタイプの特徴の中でもどの点が一番よいと思われますか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。(N:1,438)

 生きている限り年金を受け取れる(一定期間のものもある)                  37.3
 契約を年金受け取りまで続けると「元金+利息(配当金)の合計額」は銀行などのタイプより多い 11.2
 (ただし,途中解約の場合,払込み期間が短期間の時は元金を下回ることもある)
 特約の保険料を支払えば,入院などの保障や万が一の際の保障もつけられる            47.4
 年金は,1年分まとめて受け取れる(1年に4回までの分割受け取りにすることもできる)     3.2
 わからない                                         0.9

問18 個人年金の掛金の払込方法はどのようなものがよいとお考えですか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 毎月支払う                    60.0
 最初に頭金を支払い,その後毎月支払う        3.9
 毎月支払い,更に年2回(ボーナス時)上乗せする   7.6
 年2回ずつ支払う                  4.6
 年1回ずつ支払う                  6.7
 一時払で支払う                   4.7
 わからない                    12.6

問19 仮に,10年間個人年金が受け取れるとしたら,お宅の場合,あなたは何歳から受け取るのがよいと思いますか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 55歳から →(問19-1へ)  15.5
 60歳から →(問19-1へ)  56.4
 65歳から →(問19-1へ)  20.1
 70歳から →(問19-1へ)   1.8
 75歳から →(問19-1へ)   0.2
 わからない →(問20へ)    6.1

問19-1 今,お答えいただいた開始年齢について,「その年齢から」とお考えになった理由をお聞かせください。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。(N:1,851)

 定年や現役引退の時期と合わせたい           46.7
 公的年金がもらえるようになるまでのつなぎを考えて   15.1
 元気で活動資金が必要な時に欲しいから         17.1
 企業年金の受け取り時期や,終了時期を考えて       3.4
 年をとるほど何かとお金がかかるから           7.7
 その他(具体的に   )                2.2
 何となく                        7.3
 わからない                       0.5

問20 個人年金で受け取る金額は,お宅の場合,年間いくらぐらいの額が好ましいとお考えですか。現在の水準でおきかせください。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 年額36万円未満(月額3万円未満)             1.4
 年額36~年額60万円未満(月額3万円~5万円未満)     5.2
 年額60~年額84万円未満(月額5万円~7万円未満)    17.3
 年額84~年額120万円未満(月額7万円~10万円未満)    23.9
 年額120~年額180万円未満(月額10万円~15万円未満)    5.2
 年額180万円以上(月額15万円以上)            17.8
 わからない                       13.2

問21 老後の生活資金の準備をする際の手段は様々ありますが,生命保険で行う際には終身保険の活用も考えられます。
 「終身保険」の特徴は,
 1.被保険者が万が一の際の保障が一生涯続きます。
 2.老後になって万が一の保障の代わりに,老後の生活資金として,積み立てた保険料を一括もしくは,年金  で受け取ることができます。
 あなたは,この「終身保険」に被保険者として加入していらっしゃいますか。または,余裕があれば加入してもよいとお考えですか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 被保険者として,現在すでに加入している →(問21-1へ)   30.9
 加入しようと思っている →(問21-1へ)           6.4
 まあ加入してもよいと思う →(問21-1へ)         28.0
 あまり加入したいとは思わない                22.8
 加入したいとは思わない                   10.3
 わからない                         1.6

問21-1 2つの特徴のうち,どちらの特徴が特によいと思われますか。次の中からいずれか1つ選んで番号に○印をつけてください。(N:1,288)

 被保険者が万が一の際の保障が一生涯続くという特徴            43.5
 老後になって,万が一の保障の代わりに老後の生活資金として,積み立てた
  保険料を一括もしくは年金で受け取ることができるという特徴       55.6
 わからない                                0.9

■個人年金保険と税金についておうかがいします。
問22 一定の条件を満たす個人年金保険については,所得税,住民税の税制優遇(保険料控除)が受けられることをご存じでしたか。いずれか1つ選んで番号に○印をつけてください。

 知っていた    57.1
 知らなかった   42.3
 わからない     0.7

問23 個人年金保険から毎年受け取る年金について,利息相当分が所得税や住民税の課税対象になることをご存じでしたか。いずれか1つ選んで番号に○印をつけてください。

 知っていた    41.6
 知らなかった   57.7
 わからない     0.7

問24 夫が保険料を支払っていた個人年金保険から,妻が年金を受け取るような場合は,年金の支払いが開始される時に贈与税の課税の対象となることをご存じでしたか。いずれか1つ選んで番号に○印をつけてください。

 知っていた    30.2
 知らなかった   69.0
 わからない     0.8


<フェース・シート>
■以上で老後や保険についての質問は終わりですが,最後にこの調査を統計的に分析するために,あなたやあなたのご家族のことについてもう少しおきかせください。

F1 あなたの性別を,いずれか1つ選んで番号に○印をつけてください。

 男性  49.4
 女性  50.6

F2 あなたの年齢は満でおいくつですか。

 満(   )歳  44.5歳

F3 あなたのご職業は何ですか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 農林漁業の自営者 →(F4へ)                           1.8
 農林漁業の家族従業者 →(F4へ)                         1.4
 商工サービス業の自営者 →(F4へ)                        8.9
 商工サービス業の家族従業者 →(F4へ)                      5.7
 自由業(医師,弁護士,税理士,著述業などの個人事業者) →(F4へ)         2.1
 国公立の教職(小中学,高校の教諭,教頭,校長,大学の教授,助教授,講師,助手)
   →(F3-2へ)                                1.7
 私立の教職(小中学,高校の教諭,教頭,校長,大学の教授,助教授,講師,助手)
   →(F3-2へ)                                0.4
 公務員(教職を除く) →(F3-2へ)                       4.7
 民間企業の管理職(会社,団体の課長以上,経営者を含む) →(F3-1へ)       8.3
 民間企業の事務職・技術職 →(F3-1へ)                    14.3
 民間企業のの労務職 →(F3-1へ)                       10.9
 民間企業の営業職 →(F3-1へ)                         3.9
 パート →(F4へ)                               12.6
 無職 →(F4へ)                                18.3
 その他(具体的に    ) →(F4へ)                      3.6
 無回答                                      1.5

F3-1 あなたの勤め先の従業員数はどのくらいですか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。(N:735)

 1~29人       24.2
 30~299人      38.9
 300人以上      35.9
 わからない      1.0
→(F3-2へ)

F3-2 あなたの勤め先では,定年で退職する場合,退職年金や退職一時金を受け取れる制度がありますか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。(N:868)

 退職一時金制度も退職年金制度もある  43.4
 退職一時金制度のみがある       28.8
 退職年金制度のみがある         8.6
 いずれもない              7.3
 わからない              11.8

F4 あなたは世帯主ですか。いずれか1つ選んで番号に○印をつけてください。

 はい    46.5
 いいえ   52.7
 無回答    0.8

F5 あなたは結婚していらっしゃいますか。また,配偶者の方はご健在ですか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 未婚 →(F7へ)           4.9
 既婚(配偶者あり) →(F5-1へ) 90.6
 既婚(離別) →(F6へ)       2.3
 既婚(死別) →(F6へ)       1.4
 無回答                0.8

F5-1 あなたの配偶者の年齢は満でおいくつですか。(N:1,786)

 満(   )歳  44.7歳

F5-2 あなたの配偶者のご職業は何ですか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。
(N:1,786)

 農林漁業の自営者 →(F6へ)                           2.0
 農林漁業の家族従業者 →(F6へ)                         1.3
 商工サービス業の自営者 →(F6へ)                        8.6
 商工サービス業の家族従業者 →(F6へ)                      5.8
 自由業(医師,弁護士,税理士,著述業などの個人事業者) →(F6へ)         2.1
 国公立の教職(小中学,高校の教諭,教頭,校長,大学の教授,助教授,講師,助手)
   →(F5-4へ)                                2.3
 私立の教職(小中学,高校の教諭,教頭,校長,大学の教授,助教授,講師,助手)
   →(F5-4へ)                                0.3
 公務員(教職を除く) →(F5-4へ)                       4.9
 民間企業の管理職(会社,団体の課長以上,経営者を含む) →(F5-3へ)       8.1
 民間企業の事務職・技術職 →(F5-3へ)                    12.4
 民間企業のの労務職 →(F5-3へ)                       10.9
 民間企業の営業職 →(F5-3へ)                         4.6
 パート →(F6へ)                               10.2
 無職 →(F6へ)                                22.5
 その他(具体的に    ) →(F6へ)                      2.9
 無回答                                      1.1

F5-3 あなたの配偶者の勤め先の従業員数はどのくらいですか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。(N:643)

 1~29人       23.0
 30~299人      37.3
 300人以上      35.3
 わからない      4.4
→(F5-4へ)

F5-4 あなたの配偶者の勤め先では,定年で退職する場合,退職年金や退職一時金を受け取れる制度がありますか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。(N:776)

 退職一時金制度も退職年金制度もある  41.9
 退職一時金制度のみがある       21.5
 退職年金制度のみがある         6.7
 いずれもない              8.1
 わからない              21.7

F6 あなたにお子様はおられますか。次の中からいずれか1つ選んで番号に○印をつけてください。
(N:1,859)

 子どもがいる →(F6-1へ)    94.2
 子どもはいない →(F7へ)      5.3
 無回答                0.5

F6-1 あなたのお子様で,一番下の方の年令はおいくつですか。

 満(   )歳  14.2歳

F7 現在お宅では,あなたもしくはあなたの配偶者の親御さんと同居なさっていますか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 私の親と同居 →(F8へ)              20.1
 配偶者の親と同居 →(F8へ)            15.5
 私の親と配偶者の親の両方と同居 →(F8へ)     0.6
 いずれの親とも同居していない →(F7-1へ)   48.4
 どちらの親もいない →(F8へ)           14.5
 無回答                        1.1

F7-1 それでは現在お宅では,同居していない,あなたもしくはあなたの配偶者の親御さんに対して経済的援助をなさっていますか。ただし,お小遣い程度の場合は除いてください。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。(N:953)

 援助している    6.9
 援助していない   92.5
 無回答       0.5

F8 あなたの年間収入を,次の中から1つ選んで○印をつけてください。

 収入はない        16.9
 100万円未満       14.7
 100~200万円未満     8.8
 200~300万円未満     9.4
 300~400万円未満     10.7
 400~500万円未満     10.9
 500~600万円未満     9.7
 600~700万円未満     5.6
 700~800万円未満     3.3
 800~900万円未満     1.6
 900~1,000万円未満    1.1
 1,000~1,500万円未満   1.8
 1,500万円以上       0.8
 無回答          4.8

F9 あなたの配偶者の年間収入を,次の中から1つ選んで○印をつけてください。

 収入はない        19.6
 100万円未満       11.7
 100~200万円未満     7.6
 200~300万円未満     8.0
 300~400万円未満     9.6
 400~500万円未満     8.1
 500~600万円未満     7.2
 600~700万円未満     4.8
 700~800万円未満     3.0
 800~900万円未満     1.7
 900~1,000万円未満    1.5
 1,000~1,500万円未満   1.8
 1,500万円以上       0.5
 配偶者はいない      8.6
 無回答          6.3

F10 年間世帯収入を,次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 100万円未満        0.7
 100~200万円未満     3.0
 200~300万円未満     5.7
 300~400万円未満     12.0
 400~500万円未満     14.9
 500~600万円未満     14.4
 600~700万円未満     12.2
 700~800万円未満     8.4
 800~900万円未満     6.1
 900~1,000万円未満    5.4
 1,000~1,500万円未満   7.2
 1,500万円以上       2.2
 無回答          8.0

F11 立ち入ったことで恐縮ですが,お宅では,預貯金や株式・公社債や保険などの金融資産の額はこの中のどれになりますか。およそで結構ですので,お聞かせください。ただし,土地や建物の評価額や負債は除きます。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 100万円未満       12.8
 100~300万円未満     17.6
 300~500万円未満     14.4
 500~1,000万円未満    14.9
 1,000万円以上      13.6
 わからない        20.4
 無回答          6.2

F12 あなたが現在ご加入の公的年金は次のどれですか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 国民年金(厚生年金,共済年金の加入者に扶養されている配偶者は,
 国民年金が現在ご加入の公的年金となります。)             47.5
 厚生年金                               38.5
 共済年金(国家公務員等共済年金,地方公務員等共済年金,私立学校
 職員共済年金,農林漁業団体職員共済年金)                7.8
 その他(具体的に    )                       0.5
 いずれにも加入していない                        3.2
 わからない                               2.6

F13 では,あなたの配偶者が現在ご加入の公的年金は次のどれですか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 国民年金(厚生年金,共済年金の加入者に扶養されている配偶者は,
 国民年金が現在ご加入の公的年金となります。)             43.8
 厚生年金                               32.6
 共済年金(国家公務員等共済年金,地方公務員等共済年金,私立学校
 職員共済年金,農林漁業団体職員共済年金)                8.5
 その他(具体的に    )                       0.2
 いずれにも加入していない                        3.2
 わからない                              11.7

F14 あなたは老後に受け取れる公的年金が夫婦二人でいくらぐらいか,ご存じですか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 よく知っている      3.1
 だいたい知っている   21.1
 あまり知らない     43.6
 まったく知らない    31.1
 不明           1.0

F15 この一年間に,お宅で預貯金,借入金,保険などで準備されたもののうち,金額の大きかったものから順に,下記準備資金一覧から選んで3つあげてください。

 1位(  )  2位(  )  3位(  )

(注) Ⅰ 1位 Ⅱ 2位 Ⅲ 3位  のパーセントを表示
《準備資金一覧》                  Ⅰ    Ⅱ    Ⅲ
1.子どもの教育資金                28.8   17.8   11.1
2.子どもの結婚資金                5.7   6.7   3.1
3.住宅資金(ローン,修繕維持費など)       24.3   11.4   6.2
4.教育・娯楽資金(旅行,レジャー,趣味など)    5.9   12.6   16.5
5.大型耐久消費財購入資金(車,家具など)     13.9   15.6   12.1
6.医療費(含,病気・事故の備え)          4.9   9.7   12.7
7.老後の生活資金                 5.3   7.8   10.1
8.老後の余裕資金                 0.8   2.5   5.4
9.大黒柱の万一のときの遺族保障          3.8   5.1   6.0
10.その他(具体的に    )           1.3   1.1   1.9
  わからない                   5.4   9.6   14.8

F16 また,もし余裕があれば,すぐにでも準備したいとお考えの項目を番号で1つあげてください。

 老後の生活資金      18.0
 住宅資金         15.6
 子供の結婚資金      11.6
 子供の教育資金      11.2
 老後の余裕資金      10.4
 ・すぐにでも準備したいとお考えの項目 (  )
   注:《準備資金一覧》の番号で記入してください。

F17 現在の備えでは不十分とお考えの項目はどれですか。おもなものを3つまで選び番号でご記入ください。

 老後の生活資金         57.4
 老後の余裕資金         39.6
 大黒柱の万一のときの遺族保障  34.6
 子供の結婚資金         32.7
 医療費             29.6
 子供の教育資金         27.3
 ・現在の備えでは不十分とお考えの項目 (  ) (  ) (  )
   注:《準備資金一覧》の番号で記入してください。

F18 お宅の月々の支出は,おいくらですか。年総額を12で割った月平均額でお答えください。

 月々 約(   )万円  34.1万円
注:この中には,衣食住関連費や光熱費などの生活必需費の他,住宅ローンなどのローン返済額や,保険料の支払い分なども含めてください。

F19 お宅の1年間の年収を(ボーナスも含めた年総額)を100%とした場合,どのような内訳で支出をされていますか。(税金や社会保険料は除いてお答えください。)

 日常生活費(衣食住関連費,光熱費などの生活必需費)  (  )%  53.4
 ローンの返済(住宅ローンを含む)          (  )%   9.4
 教養・娯楽費                    (  )%   9.6
 預貯金(保険料支払いを含む)            (  )%  16.7
 子供・親への仕送り,子供の教育費           (  )%  10.8
 合計                          100 %
(注)預貯金には有価証券の購入,金など貴金属購入,不動産の購入なども含めてください。

F20 現在のあなたのお住まいは持家ですか,それとも,持家以外ですか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。

 持家(自分名義,配偶者名義,自分を含んだ共同名義) →(終了)   64.9
 持家(親,その他家族名義) →(F20-1へ)            13.4
 持家以外 →(F20-1へ)                     20.5
 無回答                              1.1

F20-1 将来,あなたやあなたの配偶者が相続や贈与で取得される予定の土地・住宅がありますか。あるいは,既に別の所にお持ちですか。次の中から1つだけ選んで番号に○印をつけてください。(N:670)

 土地や山林を相続や贈与で取得予定 →(F20-2へ)    5.2
 住宅を相続や贈与で取得予定 →(終了)         10.9
 土地も住宅も相続や贈与で取得予定 →(終了)      22.2
 既に別の所に,土地や住居を持っている →(終了)     9.1
 何もない →(F20-2へ)               51.5
 無回答                         1.0

F20-2 将来住宅を取得する予定がおありですか。あるいは取得したいと思っていらっしゃいますか。次の中から1つ選んで番号に○印をつけてください。(N:380)

 取得する予定がある            15.8
 取得したいが,取得する予定はない      55.3
 取得したいと思っていない         28.7
 無回答                   0.3


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