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調査票


調査番号 0424
調査名  従業員の副業と就業規則等に関する実態調査, 2004


(注)・数字は特に表示のない限り%を示す。NAは無回答。Nは総数。特に数字を表示していない場合はN=1,111である。

* このアンケートでは、副業を「就業時間外の収入を伴う仕事で、農業以外の自営業を含むもの」と定義します。


Ⅰ.正社員の副業について

問1.貴社では正社員の副業を就業規則や内規・慣行で禁止していますか。(○印は1つだけ)

1 禁止していない                    16.0
2 届出を必要とし、特に届け出内容は限定していない     3.7
3 届出を必要とし、届出が受理できるかどうかの基準がある  0.8
4 許可を必要とし、許可の基準がある            2.3
5 許可を必要とし、許可の基準はない           26.2
6 禁止している                      50.4
NA                            0.5

【問1で3、4とお答えの方へ】
届出の受理や許可についての基準の内容はどのようなものですか。
(                   )  

【問1で2~6とお答えの方へ】以下の①~③についてお答えください
①上記の副業の扱いは何で決められていますか。(○印は1つだけ)(N=927)

1 就業規則                78.0 
2 就業規則以外の内規や通達         4.0 
3 会社の慣行               10.8 
4 その他(具体的に;     )      0.2
NA                     7.0  

②副業について上記の扱いをしている理由は何ですか。(○印はいくつでも)(N=927)

1 業務に専念してもらいたいから      78.1  
2 業務上の秘密を保持したいから      27.8  
3 企業秩序を乱すから           40.9
4 業務に悪影響を及ぼすから        49.3
5 その他(具体的に;     )      1.8
NA                     7.6 

③副業に関する貴社の取り扱いに従業員が抵触した場合の扱いはどのようになっていますか。(○印はいくつでも)(N=927)

1 戒告(始末書を取らない)        16.6
2 譴責(始末書を取る)          33.5
3 減給                  20.4 
4 出勤停止・休職              19.3 
5 降格・降職               15.1
6 解雇(懲戒解雇を含む)         43.7
7 その他(具体的に;     )      7.1 
8 特にない                16.4
NA                     8.2 

問2.貴社では正社員の副業に関して、どのくらい実態を把握していますか。(○印は1つだけ)

1 副業の有無のみ把握している        12.6
  → 年間の許可や届出の件数( )件(くらい)(N=140,NA 13.6%) 平均1.79件
2 副業を行う労働者の他の事業場
(副業を行っている事業場)における
労働時間まで把握している           0.5
  → 年間の許可や届出の件数( )件(くらい)(N=5,NA 0.0%) 平均3.80件
3 特に把握していない           84.0
NA                     3.0 

問3.労働基準法38条では、労働者が異なる事業場で働いている場合でも、労働時間を通算すると規定されています。この規定についてご存知ですか。(○印は1つだけ)

┌1 はい        46.3(→問3付問へ)
│2 いいえ      52.8
│NA          0.9   

問3付問.上記問3で「はい」と回答された企業におたずねします。通算した労働時間のうち、法定時間外労働に関わる割増賃金の支払いについてご存知ですか。(○印は1つだけ)(N=514)

1 はい        90.1 
2 いいえ        9.7 
NA           0.2

問4.貴社の正社員の勤務時間や労働時間からみて、就業時間外に副業を行うことが可能であると考えていますか。(○印は1つだけ)

1 可能である     49.1
2 不可能である    50.1
NA           0.8

問5.貴社の正社員の中で、今後、副業を持つ人が増えると考えますか。(○印は1つだけ)

1 増える        1.4  
2 やや増える      6.7
3 あまり増えない   36.5
4 まったく増えない  53.4
NA           2.2

問6.貴社では正社員の副業に関する就業規則の見直しをする予定がありますか。(○印は1つだけ) 

1 見直しの予定はない                  95.0
2 就業時間外の仕事を許容する方向で見直す予定である    1.5
3 就業時間外の仕事を禁止する方向で見直す予定である    2.2 
4 その他(具体的に;      )            0.8
NA                            0.5 

問7.正社員が副業を行うことは、貴社にとってどのようなメリットがありますか。(○印はいくつでも) 

1 社員の視野の拡大や能力開発などに役立つ         8.6  
2 社員の転職や再就職に役立つ               5.6 
3 社員が社外で活動することで直接・間接的
に社会に貢献できる                    5.0
4 賃金の低下等を補える                 12.1
5 その他(具体的に;      )            0.6   
6 特にメリットはない                  78.5
NA                            1.8

問8.正社員が副業を行うことは、貴社にとってどのようなデメリットがありますか。(○印はいくつでも)

1 疲労から生じる業務効率の低下             90.5  
2 必要なときに残業や休日出勤を命じられなくなること   49.7
3 重要な社内情報が漏洩する危険性            34.9  
4 重要な人材が流出する可能性              23.5
5 組織の規律の乱れ                   58.3
6 その他(具体的に;       )           1.4
7 特にデメリットはない                  3.2
NA                            0.9 

問9.貴社では正社員の貴社で勤務する時間以外の仕事やその他の活動に関する、次のAからFのそれぞれの考えに関してどのようにお考えですか。(それぞれについて○印は1つだけ)
(注:Ⅰ そう思う Ⅱ ややそう思う Ⅲ どちらともいえない Ⅳ あまりそう思わない Ⅴ そう思わない の%を表示)

                 Ⅰ  Ⅱ  Ⅲ  Ⅳ  Ⅴ  NA
A. 就業時間外の仕事については、
 社員の裁量に任せて良い     10.4 11.7 21.4 18.8 36.5  1.2
B. NPO(非営利団体)などでの活
 動やボランティア活動は支援した
 ほうが良い           18.5 33.0 38.4  5.4  3.6  1.0
C. 社員が就業時間外に行う自己
 啓発活動は支援したほうが良い  39.7 33.9 18.2  3.2  3.9  1.1
D. 社員の転職や開業準備のため
 に副業を認めたほうが良い    1.0  4.0 30.7 24.8 38.3  1.3
E. 中高年齢者の再就職促進のた
 めに副業を認めたほうが良い   2.6 13.2 36.1 20.6 26.3  1.2
F. 自社での賃金の低下等を補う
 ために、副業を認めたほうが良い 1.2  8.2 23.3 23.5 42.9  0.9

問10.貴社では、正社員のボランティア活動などに対して何らかの支援をしていますか。

┌1 している        11.1(→問10付問へ)
│2 していない       88.6
│NA             0.4 

問10付問.上記問10で「している」と回答された企業におたずねします。具体的にどのような支援をしていますか。(○印はいくつでも)(N=123)

1 金銭的な援助をしている          18.7
2 会社の施設を提供している         14.6
3 ボランティア休暇を設定している      60.2
4 表彰等を行い社内で活動を評価している   17.9
5 その他(具体的に;      )     11.4
NA                      1.6

問11.貴社では、正社員の独立・開業や転職支援制度などがありますか。

┌1 ある       6.4(→問11付問へ)
│2 ない       92.8 
│NA          0.8

問11付問.上記問11で「ある」と回答された企業におたずねします。具体的にどのような支援をしていますか。(○印はいくつでも)(N=71)

1 金銭的な援助               76.1
2 休暇や労働時間面での配慮         35.2
3 転職や独立のための社内研修の実施      9.9  
4 転職や独立を考慮した部門配置        5.6
5 その他(具体的に;      )     23.9
NA                      0.0


Ⅱ.非正社員の副業について

■以下では問12(週の労働時間が正社員とほぼ同じ)の非正社員の副業についておたずねします。

問12.貴社では、週の所定労働時間が正社員とほぼ同じ長さの非正社員(*)が就業していますか。(○印は1つだけ)
(*)非正社員とは、契約社員、嘱託社員、出向社員、派遣労働者、臨時的雇用者、
パートタイム労働者、業務請負先の社員などのことを指します。

┌1 就業している     71.6
│    →何人くらいですか。(   )人(N=796、NA 12.1%)(→問12付問へ)
│              平均120.55人
│2 就業していない    27.2(→問13へ)
│NA            1.2

問12付問.上記問12で「就業している」と回答された企業におたずねします。週の所定労働時間が正社員とほぼ同じ長さの非正社員のなかで、他の企業で正社員として就業している人がいますか。(○印は1つだけ)(N=796)

1 はい           1.9
2 いいえ         75.6
3 わからない       22.2
NA             0.3 

問13.貴社では労働時間が正社員とほぼ同じ非正社員の副業を就業規則や内規・慣行で禁止していますか。(○印は1つだけ)

1 禁止していない                     50.8
2 届出を必要とし、特に届け出内容は限定していない      3.0
3 届出を必要とし、届出が受理できるかどうかの基準がある   0.7 
4 許可を必要とし、許可の基準がある             1.8 
5 許可を必要とし、許可の基準はない            15.8 
6 禁止している                      22.7
NA                             5.2

【問13で3、4とお答えの方へ】
届出の受理や許可についての基準の内容はどのようなものですか。
(                    ) 

【問13で2~6とお答えの方へ】以下の①~②にお答えください
①上記の副業の扱いは何で決められていますか。(○印は1つだけ)(N=489)

1 就業規則               67.3
2 就業規則以外の内規や通達        9.0
3 会社の慣行              14.3
4 その他(具体的に;     )     1.2
NA                    8.2 

②副業について上記の扱いをしている理由は何ですか。(○印はいくつでも)(N=489)

1 業務に専念してもらいたいから     80.2 
2 業務上の秘密を保持したいから     31.9
3 企業秩序を乱すから          39.5  
4 業務に悪影響を及ぼすから       48.3
5 その他(具体的に;      )    1.8
NA                    8.4

問14.貴社では、労働時間が正社員とほぼ同じ非正社員の副業に関して、どのくらい実態を把握していますか。(○印は1つだけ)

1 副業の有無のみ把握している            9.8
   →年間の許可や届出の件数( )件(くらい)(N=109、NA 21.1%)
              平均0.88件
2 副業を行う労働者の他の事業場(副業を行って
 いる事業場)における労働時間まで把握している   0.5
   →年間の許可や届出の件数( )件(くらい)(N=6、NA 16.7%)
              平均4.80件
3 特に把握していない               82.4
NA                         7.3 

■以下では問15(週の労働時間が正社員より短い)の非正社員の副業についておたずねします。

問15.貴社では、週の所定労働時間が正社員よりも短い非正社員(問12の*を参照)が就業していますか。(○印は1つだけ)

┌1 就業している       65.1
│   →何人くらいですか。( )人(N=723、NA 10.9%)→(問15付問へ)
│           平均215.25人
│2 就業していない      31.6(→問16へ)
│NA              3.3 

問15付問.上記問15で「就業している」と回答された企業におたずねします。週の所定労働時間が正社員よりも短い非正社員のなかで、他の企業で正社員として就業している人がいますか。(○印は1つだけ)

1 はい         6.9
2 いいえ       60.4
3 わからない     32.0
NA           0.7

問16.貴社では労働時間が正社員より短い非正社員の副業を就業規則や内規・慣行で禁止していますか。(○印は1つだけ)

1 禁止していない                     63.2 
2 届出を必要とし、特に届け出内容は限定していない      2.2
3 届出を必要とし、届出が受理できるかどうかの基準がある   0.4
4 許可を必要とし、許可の基準がある             0.7  
5 許可を必要とし、許可の基準はない            12.0 
6 禁止している                      14.5
NA                             7.1

【問16で3、4とお答えの方へ】
届出の受理や許可についての基準の内容はどのようなものですか。

(                    )

【問16で2~6とお答えの方へ】以下の①~②にお答えください
①上記の副業の扱いは何で決められていますか。(○印は1つだけ)(N=330)

1 就業規則               67.0
2 就業規則以外の内規や通達        7.6
3 会社の慣行              16.4
4 その他(具体的に;    )      1.2
NA                    7.9 

②副業について上記の扱いをしている理由は何ですか。(○印はいくつでも)(N=330)

1 業務に専念してもらいたいから     76.1
2 業務上の秘密を保持したいから     33.0
3 企業秩序を乱すから          38.2
4 業務に悪影響を及ぼすから       50.9 
5 その他(具体的に;     )     1.5
NA                    8.2 

問17.貴社では、労働時間が正社員より短い非正社員の副業に関して、どのくらい実態を把握していますか。(○印は1つだけ)

1 副業の有無のみ把握している               10.4
   →年間の許可や届出の件数( )件(くらい)(N=115、NA=30.4)
             平均3.68件
2 副業を行う労働者の他の事業場(副業を行って
いる事業場)における労働時間まで把握している        1.1
   →年間の許可や届出の件数( )件(くらい)(N=12、NA=16.7)
             平均15.50件
3 特に把握していない                  79.4
NA                            9.2 

問18.従業員(正社員、非正社員とも)の副業について何かご意見があれば自由にご記入下さい。

(                                  )

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Ⅲ.会社の概要
※以下の設問は、連結ではなく貴社単体でお答えください。(グループ企業は含まず)

F1.貴社の業種は。(○印は1つだけ)
《製造業》
01 食料品加工               3.5
02 繊維・衣服               1.8
03 木材・家具・パルプ           0.5 
04 石油・化学・ゴム            2.9
05 鉄鋼・非鉄・金属            2.6
06 一般機械                2.9    
07 電気機械                4.2
08 輸送用機械               2.3 
09 精密機械                1.7
10 その他の製造業              9.3 
《非製造業》
11 建設業                 10.5 
12 運輸・通信業              6.8
13 商業(商社および卸売業)        10.0 
14 商業(小売業)             11.3
15 飲食業                 1.5
16 金融・保険業              1.5  
17 不動産業                0.5 
18 情報サービス業             4.3 
19 対個人サービス             4.9 
20 対事業所サービス            8.5  
21 その他(具体的に;      )    7.4
NA                      1.0  

F2.現在の正社員数は何人くらいですか。

1 30人未満           9.0
2 30人~99人         40.3 
3 100人~299人        15.7
4 300人~999人        22.1 
5 1,000人~1,999人       7.3 
6 2,000人以上         5.4
NA               0.3  

F3.貴社の設立年は西暦で何年ですか。(西暦でお答えください)

(    )年 
  1954年以前    10.3
  1946~1973年   54.6
  1974~1988年   20.0
  1989年以降    12.1
  NA         3.1

F4.貴社には、次のような勤務時間制度がありますか。あてはまるものすべてに○をつけてください。(○印はいくつでも)

1 交替制やシフト勤務                 47.2
2 フレックスタイム                  18.5
3 変形労働時間制(一定の期間だけ勤務時間が異なる)  41.3
4 裁量労働制、営業職のみなし労働時間制        14.8
5 在宅勤務                       1.8
6 育児や介護等に関する短時間勤務           40.0
7 上記の勤務時間制度はどれも導入していない       14.8 
NA                           3.5

F5.貴社には、労働組合がありますか。(○印は1つだけ)

1 ある      30.9
2 ない      68.6
NA         0.5


※以上でアンケートは終わりです。ご協力どうもありがとうございました。


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