東京大学

概要
調査番号 0010
調査名 日本人の生活価値観調査,1985
寄託者 生命保険文化センター
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要 本調査研究は昭和51年から昭和52年にかけて行われた「日本人の生活価値観調査」(第1回調査)の流れを汲んだものである。この第1回調査では日本人の深層にある価値観を探る目的で、公衆に101個の質問項目を課し、因子分析を用いて構造を抽出し、結果として、大人主義、自閉主義、伝統主義、主体性志向の4つの価値観が見い出された。しかし、10年近い時の経過の中で、高齢化の進行、女性の社会進出、高度情報化、国際化、金融の自由化など社会環境が著しく変化し、人々の意識をとらえる枠組みそのものも変化してきたため、枠組そのものを再考しようという試みの下に今回の第2回調査が実施された。本調査では、日本人の価値観を探る107の意見項目に加え、生活諸意識も併せて調査し、日本人の生活意識に関わる局面を様々な角度から探ることを試みている。その結果、現代の日本人の生活価値観の構造として、「大人主義」およびそれに対峙する「自分主義」、「安楽志向」が主軸として析出され、また、「大人主義」の下位に「人情味志向」と「家族的将来志向」、「自分主義」の下位に「自立志向」と「自己顕示志向」といった価値観が見い出された。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査: ミクロデータ
調査対象 年齢16歳以上70歳未満の男女個人
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ サンプル数 2,000人、回収数 1,448人、回収率 72.4%
調査時点 1985-06-01 ~ 1985-06-01
1985/06/01
対象時期 1985 ~ 1985
調査地域 日本
全国
標本抽出 確率: 層別抽出
確率: 多段抽出

層化二段無作為抽出
調査方法 個別面接法


調査員による面接調査
調査実施者 生命保険文化センター、実地調査は(社)中央調査社
DOI 10.34500/SSJDA.0010
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 「第2回・日本人の生活価値観調査」生命保険文化センター、1987年1月
「日本人の生活価値観-将来展望のために-」生命保険文化センター・野村総合研究所編,1980年5月,東洋経済新報社
「日本人の価値観の変化」生命保険文化センター編,1986年1月,生命保険文化センター
「シンポジウム[近未来の生活価値観]-どう変わる日本の消費社会-報告書」生命保険文化センター編,1986年4月,生命保険文化センター
「自分主義の時代-日本人の新しい生活価値観-」生命保険文化センター編,1988年5月,東洋経済新報社
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [調査票]
主要調査事項 フェース事項:
性別、年齢、配偶関係、職業、年収、最終学歴、同居の家族構成、世帯主との続柄、世帯内での公的年金受給者、世帯の年収、貯蓄額。
アンケート事項:
[価値観意見項目]
自己の能力、自分の決断力・判断力、自分の勇気や積極性、健康の重視、仕事上の充実感・達成感、趣味や遊び、富の追求、地位・権力の追求、将来、生活における経済的安定・維持、生活における精神的安定、子供の成長・教育、夫婦関係・親子関係、家族・家庭、先祖・家系・血統、個人の尊重、人間味・人格、誠実さ・正直さの重視、人から“尊敬される”“好かれる”など、義理・人情の重視、他の人との協力・協調、相互信頼・助け合いの重視、近所付き合いなど近隣との関係、権利やプライバシー、自分の仕事に対する責任、自由の尊重、平等・公平、社会のルール遵守、社会不安の認識、自分や家族の死、仲間、権威、科学・技術の進歩、物の所有、社会・郷土・国、政治、就労・労働。
[生活意識]
不安感、満足度、将来社会観、生活設計意識、貯蓄意識、消費意識、社会保障意識、等。
公開年月日 1998/04/01
CESSDAトピック 詳細はこちら

社会状況と社会指標
宗教と価値観
社会行動と社会的態度
SSJDAオリジナルトピック 社会・文化
バージョン 1 : 1998-04-01
特記事項