東京大学

概要
調査番号 0167
調査名 日本人の生活価値観調査,1976
寄託者 生命保険文化センター
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SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要 敗戦により,社会の仕組みや価値体系が上から撤廃され,荒廃から立ち直る過程で,日本の国全体が経済成長を何よりも優先し,その結果,高度経済成長を成し遂げたが,同時に,次の2つの転換の契機を呼び起こした。それは,「精神的豊かさの追求」と「高度成長における矛盾」であり,これら2つの問題は,日本社会に大きな構造変化を招来し,多くの重要課題を再検討する必要性をたかめた。こうした諸課題に取り組むに当たって,最も重要なことは,新たに「人間的側面」を付け加えてゆくことであり,そのためには,人々が現在何を考え,将来何を望んでいるかを規定している根源的な意識,すなわち価値観の実態を明確にする必要がある。本調査研究は,以上のような問題意識にたって,今後の日本社会の変動に備えようと,現代日本人の価値観を可能なかぎり実際的かつ立体的に捉える目的で,生命保険文化センターと野村総合研究所の共同研究により実施されたものである。
本調査では日本人の深層にある価値観を探る目的で,公衆に101個の質問項目を課し,因子分析を用いて構造を抽出し,結果として,大人主義,自閉主義,伝統主義,主体性志向の4つの価値観を見い出している。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査: ミクロデータ
調査対象 全国18~69歳の男女個人
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ サンプル数 932人(回収率 84.7%)
調査時点 1976-09-01 ~ 1976-09-01
1976/09/01
対象時期 1976 ~ 1976
調査地域 全国
標本抽出 確率: 多段抽出
層化二段無作為抽出
調査方法 調査員による留置調査
調査実施者 生命保険文化センター,実地調査は(社)中央調査社
DOI 10.34500/SSJDA.0167
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 「日本人の生活価値観-将来社会展望のために-」,1980,生命保険文化センター・野村総合研究所編,東洋経済新報社
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [調査票]
主要調査事項 アンケート事項:
[価値観意見項目]
社会ルール・慣習遵守,能力の向上,個性の尊重,プライバシー,生活安定,生活設計,仕事の責任,相互信頼・協力・協調・助け合い,地位・権力,富の追求,社会不安,子供の成長・教育,近所付き合い・近隣関係,仕事上の充実・達成,趣味・遊び,家族と個人,夫婦・親子関係,先祖・家系・血統,人間味・人格の形成,自由の尊重,健康の重視,死(自分,家族,友人)。
[生活意識]
生活設計意識,子供に望む人間像,貯蓄意識,現在の関心事,将来社会観,将来日本人観,将来への不安感(個人・家族関係),1日の生活時間,新聞・テレビ・本等の接し方,今までに経験した大きな出来事,自分の決断力・判断力,地域・社会の団体・組織等への参加状況,恩・義理を感じる相手・相談相手等,子供に望む職業,女性に向く職業,良い職場の条件,政治への関わり,企業の社会的責任,消費者運動への関わり,地域生活への考え方,生活保障意識,宗教心,契約観。
フェース事項:
性別,年齢,配偶関係,職業,父親の職業,最終学歴,15歳時居住地域,小遣い月額,世帯主との続柄,同居の家族構成,就労している家族,10年後の家族構成予想,末子年齢,家庭の様子,理想の家庭のタイプ,親戚・近所付き合い,家計の計画性,必要な生活保障年数,生活保障の現状,世帯年収,貯蓄割合,所有する耐久消費財・設備,貯蓄の種類,住居種類,支持政党。
公開年月日 2001/02/21
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社会行動と社会的態度




SSJDAオリジナルトピック 社会・文化
バージョン 1 : 2001-02-21
特記事項