東京大学

概要
調査番号 0193
調査名 ワークスタイルの多様化と生活設計に関する調査,2000
寄託者 生命保険文化センター
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SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
メタデータ閲覧・オンライン分析システムNesstar 利用不可
調査の概要  急速な情報ネットワーク化,長引く不況に伴うリストラや業務革新,雇用流動化は,生活者のワークスタイルに大きな影響を及ぼしはじめている。ワークスタイルの変化は,大学等新卒者の内定状況の悪化から派生しているフリーター,アクティブ・エイジングの増大による高齢者就労,また就労女性・共働き世帯の増加,キャリア形成を志す転職層(キャリアサーファー)の顕在化など,多様な様相を見せている。同時に,ワークスタイルの多様化により,生活者は結婚,出産・育児というライフイベントを必然的なものではなく,個人のライフスタイルの選択の一つとして認識しはじめている。加えて,知識や技術の陳腐化が激しい時代にあって,その変化に適応していくために,学びつつ働き,働きつつ学ぶという複線的なライフスタイルを描く生活者も顕在化してきている。
 このように,ワークスタイルの多様化によって,これまでにないユニークな将来生活設計が求められてきている。本調査では,生活者のワークスタイルの実態ならびに意向について定量調査をもとに把握するとともに,同時に生活設計に与える影響について捉えることを目的としている。

 本調査は,一般就労者を対象とした調査のほか,特定就労者(SOHO,フリーター,派遣,キャリアサーファー)を対象とした調査を実施している。報告書では、一般就労者調査を用いて様々な観点からワークスタイルを設定し,新しいワークスタイルを抽出した特定就労者調査からはサンプルを限定して,合わせて分析を施している。
調査対象 一般就労者: 18歳~59歳の就労者男女個人
特定就労者: (抽出条件)
•SOHO:「過去5年以内に独立開業した事業主(家業継承は除く)」「自宅やマンションなどを借りて仕事場にしている」「パソコンやインターネットなどを使って仕事をしている」「企業から専門的な仕事を依頼されて出向く」のいずれかに当てはまる男女個人
•フリーター:18~39歳で未婚の「パート・アルバイト」
•派遣:現職もしくは過去3年以内経験の男女個人 ※ただし、報告書内では現在登録型派遣社員として働いている者のみ分析 
•キャリアサーファー:学歴が大卒以上で転職経験1回以上の男女個人 ※ただし、報告書内では転職経験2回以上(いずれも自発退職)の者のみ分析
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 一般就労者: 回収サンプル数 1,035
特定就労者:
•SOHO:抽出サンプル数 352,回収数 254
•フリーター:抽出サンプル数 380,回収数 270
•派遣:抽出サンプル数 375,回収数 262(うち,現在登録型派遣社員として働いている者は 87サンプル)
•キャリアサーファー:抽出サンプル数 375,回収数 262(うち、転職経験2回以上の者は 134サンプル)
調査時点 2000/09/01
調査地域 一般就労者: 東京40㎞圏,名古屋20㎞圏,大阪20㎞圏
特定就労者: -
標本抽出 一般就労者: エリアサンプリング
「平成9年就業構造基本調査」(総務庁統計局)をもとに,各エリアに含まれる市区郡の就業者人口を算出
→ 人口構成比に応じて調査エリアでの地点数を決定
→ 調査エリアの市区郡よりランダムに調査地点を決定
→ 該当エリアの就業者人口構成比に応じて性・年代別のサンプル数を割り付ける。
東京46地点/名古屋8地点/大阪15地点,各15サンプル

特定就労者: (株)社会調査研究所「アドホックモニター」を対象としたスクリーニング調査を実施し,上記条件適合サンプルから無作為抽出
調査方法 一般就労者: 調査員による訪問留め置き調査(ランダムウォーク)
特定就労者: 郵送調査(郵送配布~郵送回収)
調査実施者 生命保険文化センター,実地調査は(株)社会調査研究所
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 「ワークスタイルの多様化と生活設計に関する調査」,2001年4月,生命保険文化センター
「JILI FORUM No.10」,生命保険文化センター
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [一般就労者調査票][SOHO調査票]
[フリーター調査票]
][派遣調査票][キャリアサーファー調査票]
主要調査事項  調査票は一般就労者と特定就労者(4種類)の合わせて5種類あり,特定就労者については一般就労者に尋ねた質問と同質問(一部)に加え,それぞれ独自の質問がある。
[一般就労者調査票]

[1] 仕事や生活に対する不安や考え方:
 生活不安,仕事に対する不安,生活意識,就労意識。
[2] 働き方の現状や希望:
 1) 雇用形態; 働き方(現状,意向,理由,家庭の事情等の制約),職種(現状,意向),業種,従業員数
 2) 就労形態; 勤務形態,通算就業年数,勤続年数,1週あたり労働日数・時間,勤務状況,通勤時間
 3) 賃金・報酬制度; 収入額(年収・日給・時給の実態,変化,希望の年収),賃金・福利厚生・退職金・教育訓練制度(実態,希望),賃金・退職金・福利厚生に関する評価,退職金予想額
 4) 人事制度等; 利用可能な制度,現在利用している制度,今後導入希望の制度
 5) 現在の働き方に対する適正・満足度; 現在の仕事の適正,現在の勤務先と転職に関する意識,現在の仕事や勤務先に対する満足・不満,総合満足度
 6) 政策要望
 7) 転職・独立・再就職・副業; 転職・独立経験(有無・回数・年齢・前職の雇用形態,理由,生活の変化),転職・独立時の助言者(実態,予測),今後の転職・独立意向・理由・条件,再就職(有無,再就職年齢,働いていなかった期間,退職理由,退職時の再就職意向,再就職理由,再就職の準備,再就職時の雇用形態,情報収集源),副業(有無,週平均労働時間,理由,収入額),副業意向・理由
 8) 職場環境の変化
 9) エンプロイアビリティ; 自己啓発(経験,費用,目的,有効性),保有資格,取組資格・理由・国や勤務先からの支援,社会人大学院(通学意向,理由,国や勤務先からの支援,通学上の不安)。
[3] 生活設計全般:
 1) 将来計画とライフイベント選択; 生活設計の計画程度,結婚(未既婚,結婚年齢,結婚希望年齢),子供(長子年齢,末子年齢,子供は何歳で欲しいか,希望する子供数),住宅(住宅種類,住宅ローンの有無,土地・家の名義,持家取得年齢,今後の購入予定),老後(経済的準備の有無と開始年齢),引退(希望年齢)
 2) 家計; 家計管理(現状,今後別々に管理したい項目とその理由),家計収支に対する意向
 3) 消費行動; 消費生活態度,利便性を求めた消費行動
 4) コミュニケーション; 家族内コミュニケーション,家事育児
 5) 家庭生活満足度。
[4] 世帯の貯蓄や備え:
 1) 貯蓄行動; 年間貯蓄額,貯蓄ポートフォリオ,貯蓄理由,家計収支のここ3年の増減・今後の増減意向,金融資産額,金融資産形成の重視点
 2) 生活保障; 生命保険の加入実態,今後重視したい生命保険
 3) 親の支援; 親からの支援(有無,内容,額),親への支援(有無,内容,額),親からの相続・贈与(有無,内容,今後受ける可能性)。
[5] 属性:
 本人年齢,性別,本人学歴,配偶者年齢,配偶者学歴,配偶者就労(配偶者の雇用形態,配偶者収入額・増減,今後の配偶者就労への希望),親の健否,親の職業,同居親族・人数,日常生活費月額。

[SOHO調査票]

 一般就労者調査票とほぼ同じ内容だが,上記「[2]働き方の現状や希望」の質問が若干異なる。相違点は次の通り。
≪「一般」にあって「SOHO」にはないもの≫
 いずれも上記[2]のうち,3)の「賃金・福利厚生・退職金・教育訓練制度」に関する質問,4)の「人事制度」に関する質問,5)の「現在の勤務先と転職に関する意識」,7)の「再就職」に関する質問はない。
≪「SOHO」独自の質問≫
 いずれも上記[2]に関して; 働き方の内容,現在の働き方をするようになった経緯,具体的な仕事の内容,今後の働き方の意向,報酬単価の決め方,受注の状況(受注ルート,顧客から仕事を請負うようになった経緯,特定の顧客の有無とその数・受注金額に占める割合,契約の方法,受注の際のトラブル),受注機会を増やすための活動状況・費用・効果。

[フリーター調査票]

 基本的には一般就労者調査票と同じだが,対象者が未婚のため,配偶者に関する質問がなく,また,働き方・年齢層の違いから,全体を通して若干異なっている。相違点は次の通り。
≪「一般」にあって「フリーター」にはないもの≫
 上記[2]-1)の「家庭の事情等の制約」,3)の「賃金・福利厚生・退職金・教育訓練制度」に関する質問,4)の「人事制度」に関する質問,5)の「現在の勤務先と転職に関する意識」,6)の「政策要望」の質問,7)の「今後の転職・独立意向」「再就職」に関する質問,8)の「職場環境」の質問,[3]-1)の「未既婚,結婚年齢」「長子年齢,末子年齢」「土地・家の名義」の質問,2)の「家計管理」に関する質問,[5]の配偶者に関する質問はない。
≪「フリーター」独自の質問≫
 上記[2]に関して; 卒業前の就職活動,学校の就職指導,卒業直後の働き方,正社員を辞めた理由・正社員として働かなかった理由,現在の働き方への評価,現在の働き方に関する就労意識,就労価値観,10年後の働き方(理想・現実の予想),副業としての定期・不定期アルバイトの月平均種類。
 上記[3]に関して; 結婚した場合に希望する結婚生活のスタイル・働き方に関して重視する配偶者の条件,国民年金の掛け金支払者。
 上記[4]に関して; 親から支援を受けていることへの本人の意識・親の意識,定職に就かないことへの親の意識。また,「世帯の貯蓄」は「本人の貯蓄」に置き換える。
 上記[5]に関して; 1ヶ月の小遣い,所有するIT機器・耐久消費財等。


[派遣調査票]

 一般就労者調査票と基本的には同じ内容だが,働き方の違いから主に上記[2]に関して違いがある。相違点は次の通り。
≪「一般」にあって「派遣」にはないもの≫
 上記[2]のうち,3)の「賃金・福利厚生・退職金・教育訓練制度」に関する質問,4)の「人事制度」に関する質問,5)の「現在の勤務先と転職に関する意識」,7)の「転職・独立経験(有無・回数・年齢・前職の雇用形態,理由,生活の変化)」「転職・独立時の助言者」の質問はない。
≪「派遣」独自の質問≫
 上記[2]に関して; 職歴(雇用形態・就職年齢・退職年齢),派遣社員経験,派遣社員としての雇用形態,派遣社員としての通算登録期間,経験した派遣先数,派遣先での通算就業年数,派遣社員という働き方を選択した理由,現在の派遣先への勤続年数,年休取得権利の有無・日数,年休日数の消化状況,休暇制度をほとんど取得しない理由,現在の派遣先での働き方,今後の働き方の意向,正社員希望の理由とその可能性,加入している社会保険制度,派遣社員を辞めた理由。
 上記[5]に関して; 最終学校卒業年齢。


[キャリアサーファー調査票]

 一般就労者調査票とほぼ同じ内容だが,転職に関してより詳しい質問がなされている。相違点は次の通り。
≪「一般」にあって「キャリアサーファー」にはないもの≫
 上記[2]のうち,7)の「再就職」に関する質問はない。
≪「キャリアサーファー」独自の質問≫
 上記[2]に関して; 現在の勤務先の資本形態,転職経験のうち正社員勤務の民間企業数,過去の転職は自己都合か会社都合か,直前の会社について(入社前に抱いていた就労条件との相違・就労条件の違いが転職のきっかけか・違う点・違っていた理由,入社後の就労条件の変化・就労条件の変化が転職のきっかけか・変化した点・変化に影響したもの,直前の会社での職種・資本形態・勤続年数),直前の会社退職後転職までの期間,その間の失業手当の受給,直前の仕事や勤務先に対する満足・不満・総合満足度,現在の会社へ転職の際に感じたこと・評価されたこと・取得資格の有益性,転職観。
 上記[5]に関して; 卒業後初就職年齢,現在の仕事への大学で学んだことの活用度,直前の仕事への大学で学んだことの活用度,大学卒業後の初職の就職活動状況,初職決定時の納得度。

公開年月日 2003/03/31
トピック 雇用・労働
社会・文化
バージョン 登録:2003年3月31日
特記事項