東京大学

概要
調査番号 0262
調査名 生活者の価値観に関する調査,2001
寄託者 生命保険文化センター
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要  本調査は,1976年の「日本人の生活価値観調査」(第1回調査),高齢化の進行・女性の社会進出・高度情報化など社会環境の著しい変化に対応して1985年行われた第2回調査,バブル経済の進行と崩壊など著しい社会環境の変化を考慮して行われた1991年の第3回調査,情報化の進展や日本的雇用慣行の見直しなど,バブル経済崩壊後の社会環境変化に伴って実施された1996年の第4回調査の流れを汲んだもので,今回で5回目(25年目)を数える時系列調査である。今回調査もこれまでと同様に,前回からの様々な社会環境変化に注目しながら,21世紀を迎えた生活者の価値観の動向を探るために「第5回・生活者の価値観に関する調査」として企画されたものである。
 本調査の目的は,以下の3点である。
(1)生活者の価値意識の把握-本調査では生活者の価値観を捉えるため,「生き方」,「働き方」,「家族」,「社会」という4つの分野における考え方の変化,特徴を把握する。
(2)価値観の抽出-(1)で得られたこれら4つの分野の価値意識をもとに,因子分析手法を用い価値観を抽出する。
(3)価値観と生活意識等との関連の把握-価値観が,家族や社会との関わりなど基本的な生活意識局面にどのような影響を与えるのかについて把握する。

 その結果,「集団志向」,「自立志向」,「快楽志向」,「自適志向」,「安直志向」の5つの価値観を抽出し,価値観の個人化と多様化が一層進んできていることを明らかにしている。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査: ミクロデータ
調査対象 満16~69歳の男女個人
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 標本数 2,500サンプル,回収数 1,800サンプル(回収率 72.0%)(うち,留置票未回収40サンプル)
調査時点 2001-07-13 ~ 2001-07-29
2001年7月13~29日
対象時期 2001 ~ 2001
調査地域 日本
全国
標本抽出 層化2段無作為抽出法
調査方法 面接・留置聴取併用法
調査実施者 生命保険文化センター,実地調査は中央調査社
DOI 10.34500/SSJDA.0262
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 「生活者の価値観に関する調査」,2002年3月,生命保険文化センター
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [面接票][留置票]
主要調査事項 [面接票]
アンケート事項:
 <生活価値観>  自己の能力・自己実現・自己主張,自分の決断力・判断力,自分の勇気や積極性・努力・訓練,健康の重視,仕事上の充実感・達成感,趣味や遊び,富の追求,地位・権力の追求,将来と現在の生活,生活における経済的安定・維持,生活における精神的安定,子供の成長・教育,夫婦関係・親子関係,家族・家庭,家柄,個人の尊重,人間味・人格,誠実さ・正直さの重視,人から“尊敬される”“好かれる”など,義理・人情の重視,他の人との協力・協調,相互信頼・助け合いの重視,近所付き合いなど近隣との関係,権利やプライバシー,自分の仕事に対する責任,自由の尊重,平等・公平,社会のルール遵守,自分や家族の死,仲間・人とのつきあい,自分の生き方の追求と犠牲,慣習,権威,科学・技術の進歩,物の所有,地域の活動・社会・郷土・国,就労・労働,家族と友人との比重,子供と自分の生活との比重,家事・育児の分担,物事の決め方・依頼心,チャレンジ精神。
 <生活意識>  生活満足度と生活不安,日本社会に対する意識。

フェース事項:
 性別,年齢,配偶関係,結婚希望年齢,子供希望年齢,結婚時年齢,子供人数,長子出生時年齢,子供のライフステージ,理想の子供数,職業,勤務先従業員数,希望する雇用形態とその理由,転職・転業・独立経験の有無と回数,今後の転職・転業・独立意向,働いていたい年齢,配偶者の職業,最終学歴,同居の家族構成,住居の種類,持ち家取得への親からの援助,持ち家取得年齢,持ち家の名義割合,持ち家取得希望年齢,現居住地の通算居住年数,15歳時居住地,年収,世帯全体の年収,家庭の収入源,世帯全体の金融資産残高,月々の生活費総額・住宅費・教育費・小遣い,自己啓発の有無と費用。

[留置票]

 <生活意識>  「今の生活」と「将来の生活」で重要なもの,自分や家族の経済状態で日頃心がけていること,生活設計,親や子供との経済関係に対する意識,社会的活動状況。
 <金融商品>  金融商品の所有と種類,種類別保険料の構成比,重視した特徴・理由,今後2~3年に増やしたい金融商品と重視する特徴・理由,今後2~3年後に希望する金融資産残高構成比。
 <老後生活>  老後の経済的準備の有無・開始年齢・方法,生命保険・個人年金保険加入の有無・目的・理由,今後の加入目的・理由。
 <家族・友人とのコミュニケーション>  家族と一緒に過ごす時間,家族とのコミュニケーションの程度,日頃頼りにする別居の家族・親戚,日頃頼りにする友人・知人,インターネット利用の有無,家族・友人とのe-mail送受信数,インターネット利用時間。
 <教育>  「家庭」の役割,学校が果たすべき子供の教育内容,家庭が果たすべき子供の教育内容,子供に身につけさせたいこと,子供の教育や教育費支出に対する考え。
 <配偶者との関係>  家事分担,消費・貯蓄等で相談せずに自分で決めるもの。
公開年月日 2003/02/14
CESSDAトピック 詳細はこちら

SSJDAオリジナルトピック 社会・文化
バージョン 1 : 2003-02-14
特記事項