東京大学

概要
調査番号 0817
調査名 家族についての全国調査(第3回全国家族調査,NFRJ08),2009
寄託者 日本家族社会学会全国家族調査委員会
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis オンライン集計システム「SSJDA Data Analysis」を用いた分析が可能。
調査の概要  「第3回全国家族調査」(以下,NFRJ08)は,日本家族社会学会全国家族調査委員会が,全国家族調査(National Family Research of Japan)プロジェクト(以下,NFRJプロジェクト)として,1998年度より実施している継続的全国調査の3回目にあたり,2009年1~2月に実施された。

 NFRJプロジェクトは,現代日本における家族の動向を正確にとらえることを目的に,(1)全国確率標本による現状把握,(2)継続調査による変動・趨勢分析が可能なデータセットの構築,(3)データの公開・共同利用による共通分析基盤の拡大と他の家族関係統計データの公開促進,という3点を具体的課題としており,1998年度に「第1回全国家族調査」(NFRJ98)を,2003年度に「第2回全国家族調査」(NFRJ03)を実施し,その結果は複数の調査報告書および学術図書として出版され,それぞれのデータセットは,SSJデータアーカイブを介して公開提供されている(第1回は0191,第2回は0517)。

 今回実施されたNFRJ08は,NFRJ98とNFRJ03の継続調査として基本的なデザインを踏襲し,日本家族の趨勢を把握することを可能としている。他方,NFRJプロジェクトの一環として改善・変更も加えており,主なものとして以下の2点が挙げられる。第1は,調査対象年齢層が縮小されていることである。NFRJ98とNFRJ03では28~77歳であった年齢層を,NFRJ08では上限年齢を72歳に引き下げている。第2は,調査の円滑な実施・協力を得るべく,調査票をこれまで2種(若年,高年)であったものを,3種(若年:1961~80年生まれ,壮年:1946~60年生まれ,高年:1936~45年生まれ)に分けて,さらにモニタリング法によるプリテストを実施するなど,調査票の拡充が図られていることである。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査: ミクロデータ
調査対象 日本国内に居住する1936~1980年生まれの日本国民(2008年12月31日現在で28~72歳)
※住民基本台帳に登録されていることが条件
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 標本数:9400人 回収数: 5203人 回収率: 55.35%
調査時点 2009-01 ~ 2009-02
2009年1~2月
対象時期 2009 ~ 2009
調査地域 日本
全国 ※ただし調査困難な島嶼部を除く
標本抽出 確率: 系統抽出
確率: 層別抽出
確率: 多段抽出
層化2段無作為抽出法。
 都道府県(47) × 都市規模(3) で108層を設定,480地点を抽出。抽出された各地点の居住者の住民基本台帳によって,割り当てられた人数を等間隔抽出法で抽出。
調査方法 自記式調査票
訪問留置法
調査実施者 日本家族社会学会全国家族調査委員会,実査は(社)中央調査社
DOI 10.34500/SSJDA.0817
委託者(経費)  
寄託時の関連報告書・関連論文 「第3回 家族についての全国調査(NFRJ08) 第一次報告書」,2010年4月,日本家族社会学会・全国家族調査(NFRJ)委員会

「第3回 家族についての全国調査(NFRJ08) 第2次報告書 第1巻 - 家族と仕事」,2011年9月,田中重人・永井暁子編,日本家族社会学会全国家族調査委員会

「第3回 家族についての全国調査(NFRJ08) 第2次報告書 第2巻 - 世代間関係の動態」,2011年9月,田渕六郎・嶋崎尚子編,日本家族社会学会全国家族調査委員会

「第3回 家族についての全国調査(NFRJ08) 第2次報告書 第3巻 - 家族形成と育児」,2011年9月,福田亘孝・西野理子編,日本家族社会学会全国家族調査委員会

「第3回 家族についての全国調査(NFRJ08) 第2次報告書 第4巻 - 階層・ネットワーク」,2011年9月,稲葉昭英・保田時男編,日本家族社会学会全国家族調査委員会

SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [調査票]
主要調査事項 1)基本属性
  性別,生年月,年齢,学歴,卒業時期
 
2)離家
  1年以上親と離れて暮らした経験・時期・きっかけ
 
3)就業状況・仕事と家族の関係・収入
  就業状況,仕事と家族の関係,初職,本人年収
 
4)婚姻状況・配偶者との関係・姻族の属性
  配偶状態,結婚時期,配偶者の就業・属性,夫婦関係
 
5)家族に対する規範意識
  性別役割分業・親との関係などに対する規範意識
 
6)健康状態
  からだや心の状態,悩みと不安,生活全体満足度
 
7)子との関係・妊娠/出産と就業
  子どもの人数,性別・年齢・同居別居,しつけ,第一子妊娠・出産後の就業状況
 
8)親との関係
  父母の年齢・学歴・健在/死亡の別,就業状況,居住場所,援助・手伝いなど関わり
 
9)きょうだいとの関係
  兄弟姉妹の性別・年齢・学歴・健在/死亡の別,居住場所,援助・手伝いなど関わり
 
10)義親との関係
  義父母の年齢・学歴・健在/死亡の別,就業状況,居住場所,援助・手伝いなど関わり
 
11)援助ネットワーク
  頼りにする人や機関(一般の問題,金銭的問題など)
 
12)世帯の情報
  世帯年収,住居形態,同居人数,同居者,世帯主

※調査項目の詳細については,調査票調査票を参照。
公開年月日 2012/02/15
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ジェンダーと性別役割
SSJDAオリジナルトピック 社会・文化
バージョン 1 : 2012-02-15
特記事項