東京大学

概要
調査番号 1291
調査名 パチンコ・パチスロプレイヤー調査,2016
寄託者 エンタテインメントビジネス総合研究所
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SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
引用・謝辞の例 二次分析の結果を発表する際には、個票データについて以下の文を付することにより、個票データの出典を明記してください。

二次分析にあたり、東京大学社会科学研究所附属社会調査データアーカイブ研究センターSSJデータアーカイブから
「パチンコ・パチスロプレイヤー調査,2016」 (エンタテインメントビジネス総合研究所) の個票データの提供を受けました。
https://doi.org/10.34500/SSJDA.1291

※例えばシリーズで複数調査をご利用になられた場合は調査名の箇所にシリーズ名を記載するなど、状況に応じてご修正いただけると幸いです。ご不明点等ございましたら ssjda@iss.u-tokyo.ac.jp までお問い合わせください。
調査の概要  2015年の日本経済は,日経平均株価が15年ぶりに一時2万円台を回復し,外国人旅行者数が過去最高を記録するなど,景気回復基調をうかがわせる場面がみられた。一方中国の経済指標に陰りがみられ、リーマンショック以降世界経済を牽引した中国の景気減速が懸念された年でもあった。
 パチンコ業界では大きな影響を与える2つの出来事があった。1つ目に,射幸性抑制の問題である。パチンコでは11月からいわゆるMAXタイプが市場に導入されなくなることが決まり,パチスロでは12月から高純増AT機が導入されなくなることが決まった。2つ目に,遊技釘の問題である。遊技産業健全化推進機構が6月から開始した「遊技機性能調査」に対して,警察庁から検定機と異なる可能性のあるパチンコ遊技機に関する厳しい発言が発せられた。これを一つのきっかけとし,いわゆる「業界等価」の撤廃となる「金賞品の提供価格の下限」と「貯玉再プレイシステムの引き出し個数の上限」を決議する地域も現れた。
このような出来事が起きる中,パチンコメーカーでは3月にマルホン工業が民事再生を申請し,4月には奥村遊機株式会社が自己破産を申請した。遊技機メーカーの倒産はパチンコ業界の厳しい状況を表すものとして大きな話題となった。

 パチンコ・パチスロ参加人口が減少傾向にある現状を踏まえ,本調査では以下の3つを目的とした。第一に,参加者の店舗選択,遊技機選択行動を明らかにする。第二に,休止者の呼び戻しや未経験者の呼び込みに必要なことを探る。第三に,遊技業界における今後の施策立案の基礎資料となりうるデータを蓄積する。
 アンケートは全国規模で行い,[スクリーニング調査]と[本調査]の2段階に分けてweb調査を実施している。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査: ミクロデータ
調査対象 [スクリーニング調査]
18歳以上の男女個人

[本調査]
スクリーニング調査の結果を基に,以下の通り3区分したうえで本調査を実施
(a)参加者…この1年に1回でも遊技経験がある者
(b)休止者…過去に遊技経験があるが,この1年では遊技していない者
(c)未経験者…過去に1回も遊技経験がない者
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ [スクリーニング調査]
15,000サンプル

[本調査]
参加者 1,372サンプル
休止者 5年代10グループ各100サンプル 計1,000サンプル
未経験者 18歳~25歳男女各100サンプル 計200サンプル
調査時点 2015年10月下旬
対象時期
調査地域 日本
2大都市圏を中心に,政令指定都市を含む道県,その他地方を合わせ,全国47都道府県
標本抽出 非確率: クオータ抽出
[スクリーニング調査]
 18歳以上20歳未満,20~59歳までを10歳ごと,60歳以上の5年代に分けた男女の合計10グループについて,グループごとに,日本の人口構成比率に基づいた比例配分で回答者抽出エリアを決定した。
 なお,調査サンプルは『クロスマーケティング』社の消費者パネルを利用。

[本調査]
 スクリーニング調査の結果を基に,対象者を(a)参加者,(b)休止者,(c)未経験者に3区分したうえで実施。
調査方法 自記式調査票:Webベース(CAWI)
[スクリーニング調査]
 webアンケート調査による,本調査対象者のスクリーニング(抽出)調査を実施し,パチンコ・パチスロの参加状況の把握を行う。

[本調査]
 スクリーニング調査の結果を基に,対象者を(a)参加者,(b)休止者,(c)未経験者に3区分したうえでwebアンケート調査を実施。
調査実施者
エンタテインメントビジネス総合研究所
DOI https://doi.org/10.34500/SSJDA.1291
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所, 2016, 『パチンコ・パチスロプレイヤー調査2016―軌道修正を求められるパチンコ業界。遊技者の意識と行動』株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所, 2016年2月
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など スクリーニング調査 調査票】【本調査(遊戯参加者) 調査票】【本調査(休止者) 調査票】【本調査(未経験者) 調査票
主要調査事項 [スクリーニング調査]
・性別,年齢,居住地,自身または家族の業種
・様々な娯楽の遊技経験,頻度
・行動特性
・娯楽に使う予算の目安
・所有している電子機器
・職業,年収,1カ月あたり自由に使える金額,娯楽費の占める割合

[本調査(遊技参加者)]
(1)基礎遊技特性
・遊技開始年齢
・初めて遊んだ際のきっかけ,同伴者
・未経験の友人知人を誘った経験,頻度,誘わなくなった理由
・遊技中断時期の有無,理由
・遊び方
・遊ぶ頻度の変化
・遊技予算,平均投入金額,期待する1日の払い戻し
・遊技時間(実態,理想),時間帯
・遊技する理由
・遊び方に対する考え方,遊技する際に重視するもの
・勝つ割合(実態,理想)
・100円相当の景品と交換するのに必要な玉やメダルの数(実態,理想)

(2)店舗選択
・立地,よく行く店の数,複数店舗で遊ぶ割合
・店舗の特定状況
・店舗情報の入手先
・店舗選択理由
・店舗の選好
・出玉に期待できる店舗の特徴
・ライターによる取材を理由とした店舗選択
・「貯玉・貯メダルシステム」・「貯玉乗り入れ機能」の認知・利用状況・利用意向

(3)機種選択
・機種の特定状況と理由
・機種を選ぶ理由
・新台で初めて遊んだ時のやめるタイミングと条件
・データ表示器の重視する項目
・新機種の広告などを見て実際に遊ぼうと思ったもの
・好みの機種タイプ
・2016年5月以降の遊技頻度の変化
・遊技頻度を減らした際の時間とお金の使い道
・遊んでみたいパチンコ・パチスロのスペック
・目押し技術
・好きなメーカー

(4)接客・店内環境
・不快に感じる態度
・不親切だと感じる応対
・喫煙状況
・タバコ対策に対する評価

[本調査(休止者)]
・遊技開始年齢,遊技休止年齢
・最も遊んでいた時期の遊技頻度
・遊技していた理由
・遊び方に対する考え方
・休止理由
・再開意向
・現在のパチンコ店の取り組みの認知状況,興味
・遊んでみたいパチスロのスペック

[本調査(未経験者)]
・パチンコ・パチスロのイメージ
・遊技意向
・遊技したことがない理由
・2時間遊技するのに必要だと思う予算
・使ってみても良いと思う金額
・パチンコ店の取り組みの認知状況,興味
公開年月日 2025/08/06
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バージョン 1 : 2025-08-06
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