東京大学

概要
調査番号 1050
調査名 NHK中学生・高校生の生活と意識調査,2012
寄託者 NHK放送文化研究所世論調査部
(寄託時:NHK放送文化研究所)
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要  滋賀県大津市の男子中学生の自殺をきっかけにいじめが再び社会問題化した2012年夏,NHKは全国の中高生と親を対象に「中学生・高校生の生活と意識調査」を実施した。調査は1982年,1987年,1992年,2002年に続き10年ぶり5回目である。

 本調査は,学校生活,友だちや親との関係,こころの状態,社会観など幅広い領域で中高生の生活実態や価値観を探ることを目的とし,各調査時の社会状況に応じた独自質問も設けている。2012年調査では,今の学年になってからのいじめの経験,インターネットの利用状況,男女の役割などの質問を新たに加えた。なお,本調査でいう「インターネット」にはメールを含む。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査
量的調査: ミクロデータ
調査対象 【生徒】 全国の12~18歳の男女(1994年4月2日~2000年4月1日生まれ)
【父母】 全国の12~18歳の男女の父母
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 【生徒】 標本数 1,800人 有効回答数 1,142人(うち中学生 570人,高校生 557人) 回収率 63.4%
【父母】 父親:標本数 1,800人 有効回答数 969人 回収率 53.8%
      母親:標本数 1,800人 有効回答数 1,230人 回収率 68.3%
調査時点 2012-08-24 ~ 2012-09-02
2012年8月24日(金)~9月2日(日)
対象時期 2012 ~ 2012
調査地域 日本
全国
標本抽出 確率: 層別抽出
確率: 多段抽出
【生徒】 住民基本台帳から層化無作為2段抽出1,800人(12×150地点)
【父母】 生徒調査の調査対象1,800人の父母(父母がいない場合も含む)
調査方法 個別面接法
自記式調査票
【生徒】 個人面接法
【父母】 配付回収法
調査実施者 NHK放送文化研究所 世論調査部
DOI 10.34500/SSJDA.1050
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 政木みき,2013,「“楽しい”学校,ネットでつながる友だち~『中学生・高校生の生活と意識調査2012』から①~」,NHK放送文化研究所編『放送研究と調査』,NHK出版,2013年1月号
村田ひろ子,2013,「厳しい将来に備えを―勉強を重視する親たち~『中学生・高校生の生活と意識調査2012』から②~」,NHK放送文化研究所編『放送研究と調査』,NHK出版,2013年2月号
村田ひろ子・政木みき,2013,「中高生はなぜ“幸福”なのか~『中学生・高校生の生活と意識調査2012』から③~」,NHK放送文化研究所編『放送研究と調査』,NHK出版,2013年3月号
NHK放送文化研究所編,2013,『NHK中学生・高校生の生活と意識調査2012~失われた20年が生んだ“幸せ”な十代』,NHK出版,2013年6月25日
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など 調査票  【 生徒 】 【 父親 】 【 母親
集計表  【 生徒 】 【 父親・母親
主要調査事項 【生徒調査】
フェイス項目
 性別,年齢

(1) 学校生活
 ・学校の種類(学校種,設置者,学年,男女共学/別学,中高一貫校かどうか)
 ・学校は楽しいか,勉強に対する考え方,進学の最終目標
 ・学校の成績,学校外の勉強時間,学習塾に通っているか
 ・授業の評価,担任の先生との関係
 ・校則は厳しいか,学級崩壊の有無
 ・所属している部活動の種類,打ち込めるもの

(2) 親との関係
 ・親との同居,親子の会話の頻度
 ・親とのメールの有無,親とのメール内容
 ・父子関係の評価,どんな父親か
 ・母子関係の評価,どんな母親か

(3) 家庭での生活
 ・家事をしているか
 ・テレビ視聴時間,起床・就寝時刻
 ・自分専用のもの(携帯電話,テレビなど)
 ・おこづかいの額
 ・家にいると楽しいか

(4) インターネットの利用状況
 ・インターネットの利用内容,利用時間
 ・インターネット上の危険回避行動
 ・インターネット上の人間関係の評価
 ・メール件数

(5) こころの状態
 ・関心のあること
 ・不定愁訴,ストレスの有無
 ・悩みの有無と種類,悩みごとの相談相手
 ・友だちの数

(6) いじめの経験
 ・いじめ経験の有無
 ・いじめを見聞きした後の対応
 ・ネットいじめ

(7) 意識・価値観
 ・幸福感
 ・自分でできるもの(朝ひとりで起きる,自分の身のまわりや部屋の片づけをする,など)
 ・早く大人になりたいか,大人になりたい/なりたくない理由
 ・留学希望
 ・自分の性格
 ・異性関係
 ・夫婦の子育ての分担,結婚・出産後の女性の就労
 ・政治に対する関心,望ましい生き方,生活目標,社会観

【父母調査】
フェイス項目
 年齢,職業,学歴,生活程度

(1) 子どもについて
 ・きょうだいの有無
 ・学校の種類・設置者
 ・性格,ひとりでできるもの
 ・健康状態(不定愁訴),気になること,子どもと意見が合わないこと
 ・インターネット利用の有無,インターネット利用に関する心配

(2) 子どもの教育について
 ・学校への満足度,授業内容の評価,学校の評価,担任への信頼,個性を生かす教育が行われているか
 ・子どもの進学最終目標,教育費の負担
 ・いじめの把握
 ・学校で身につけてほしいこと,子どもの学力への心配
 ・勉強に対する考え方,学歴社会に対する考え

(3) 親子関係について
 ・親子関係の評価,親子の会話,子どもとの関係,どういう親でありたいか
 ・子どものプライバシーの尊重,子どもの友人関係に対する方針
 ・しつけはうまくいっているか,子どもに信頼されているか,つい子どもにしてしまうこと
 ・子どもの悩みごとの相談相手
 ・夫婦の子育ての分担
 ・将来の就職難の心配

(4) 意識・価値観
 ・望ましい生き方,生活目標
 ・幸福感,社会観

※調査項目の詳細については,調査票を参照。
公開年月日 2016/10/17
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高等教育
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情報社会
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バージョン 1 : 2016-10-17
特記事項