東京大学

概要
調査番号 1157
調査名 介護と仕事の両立に関するアンケート調査,2016(正社員の就業継続、介護転職、介護離職の現状と課題)
寄託者 みずほ情報総研
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

寄託者が利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要 わが国では,高齢化,世帯の小規模化が進むなか,介護保険制度上の要支援・要介護認定者数も増加しており,国や自治体は住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築に取り組んでいる。
しかし,地域包括ケアシステムも自助・共助を前提としており,介護における家族の役割は依然として大きい。そのため,仕事をしながら介護を行う「介護者」は,40歳代から増え始め,50歳代,60代に多い。

本調査は,上記のような状況の中,「一億総活躍社会」に向けたプランでうたわれた「介護離職ゼロ」を目指して今後の介護制度のあり方を検討するための基礎調査として実施された。とくに以下の2点を目的としている。

①WEB調査の大規模なモニターから,介護を契機として転職・離職した人を抽出して実態を把握する。どのような支援があれば転職・離職をせずに,就業を継続できたのかに着目して分析を行う。

②介護と仕事を両立している男女労働者の介護と仕事の実態を把握する。現在,明らかになっておらず,今後急増が見込まれる男性労働者の介護に着目して,WEB調査を実施する。

データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査
量的調査: ミクロデータ
調査対象 1999年4月から現在までに,正社員として仕事をしているときに在宅介護をしなければならなくなった者。対象者の年齢(本調査の実施時点)は40歳~59歳に限定した。
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 3,000人(「就業継続」1,000人,「介護転職」1,000人,「介護離職」1,000人)
スクリーニング調査回答者は120,006 人
調査時点 2016年12月9日(金)~12月14日(水)
対象時期
調査地域
標本抽出
楽天リサーチ株式会社の登録モニターに対してスクリーニング調査を行い,「就業継続」「介護転職」「介護離職」の3類型を設定し,いずれかに該当する者から回答を得た。各類型において1,000人,合計3,000人から回答を得られた時点で調査を終了した。
調査方法 楽天リサーチ株式会社の登録モニターに対するインターネット調査
調査実施者 みずほ情報総研,実査は楽天リサーチ株式会社
DOI
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 みずほ情報総研株式会社,2017,『介護と仕事の両立を実現するための効果的な在宅サービスのケアの体制(介護サービスモデル)に関する調査研究』2017年3月
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など スクリーニング調査 】 【 本調査
主要調査事項 【スクリーニング調査】
在職中に家族等を在宅で介護する必要になったことの有無,介護期間中に介護を理由として転職・離職をしたことの有無,介護のための正社員からの転職・離職は自身が望んだことか,介護のために正社員から転職・離職したことについての満足度
○介護のために転職・離職する直前の就業状況,転職・離職時点の状況等(類型「介護転職」「介護離職」のみ)
最初に転職・離職した年齢,転職・離職以前の総実労働時間,転職・離職時点の要介護度,転職・離職時点の要介護者の生活場所,転職・離職する直前の相談先

【本調査】
(1)介護者(回答者)の介護発生時/介護終了時の状況
自身での在宅介護,介護発生時の総実労働時間,現在(または介護終了時)の総労働時間,介護発生時の介護の頻度,現在の介護の頻度,自身が介護している人,介護の分担,現在の主たる介護者,主たる介護者以外の介護者,介護において主として行っていること,最も長い介護期間・全介護期間のうち在宅で介護した期間

(2)要介護者(被介護者)の状態等
介護時間が最も長い要介護者,要介護者の性別,現在の要介護度,認知症の有無,要介護になった主な原因,介護発生当初の生活場所,要介護者の現在の生活場所

(3)利用している介護サービスの内容,介護内容等
現在利用の在宅サービス,要介護者が必要とする介護内容,自身が行っている介護内容

(4)介護と仕事の両立状況
仕事をしながら介護を行っていた期間,介護休業制度の取得,働き方の調整

(5)介護と仕事の両立のための留意事項や要望等
介護と仕事の両立における留意点,介護と仕事の両立におけるプライベートでの留意点,医療・介護利用の留意点,ケアマネジャーへの要望,介護制度への要望,企業への要望,介護にかかる負担

(6)介護者(回答者)の現状の満足度合い/今後の意向等
今後の就業意向,介護と仕事の満足度,自身の健康,介護経験を通じて良かったと感じること,今後の関心事(ヘルパーの初任者研修受講・介護福祉士の資格取得など),自身の介護経験を踏まえて在宅介護をしながら仕事をする上であると良いと思うもの(情報通信機器を使った在宅の高齢者の健康管理システムなど)

(7)介護者(回答者)の基本情報
最終学歴,婚姻状態,配偶者の労働状況,世帯年収
公開年月日 2022/07/29
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SSJDAオリジナルトピック 社会・文化
バージョン 1 : 2022-07-29
特記事項