東京大学

概要
調査番号 1183
調査名 日本人とテレビ調査,2015
寄託者 NHK放送文化研究所世論調査部
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SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
メタデータ閲覧・オンライン分析システムNesstar 利用不可
調査の概要  本調査は,NHK放送文化研究所によって2015年2~3月に実施された。
 本調査はテレビに関する人びとの意識や行動について定期的に測定することを目的として,1985年から5年ごとに行っている全国世論調査であり,今回は7回目の調査になる。

 「日本人とテレビ調査」の1回目の調査が行われた1985年は,テレビの視聴時間の減少が問題になっていた時期であり,視聴時間減少の背景にある意識を把握することも当初の目的の1つであった。
 しかし1980年代後半にはテレビ視聴時間は増加に転じ,現在もテレビが長時間見られる傾向が続いている。
 一方で衛星放送,CATVによる多チャンネル化や近年のインターネットの普及など,テレビを含めたメディアの状況も調査を始めた30年前から大きく変化した。こうしたことから,前回の2010年の調査では,質問項目を全体的に見直している。2010年以降も,デジタル録画機やスマートフォンの普及,テレビ番組の見逃し配信サービスの開始など,テレビを取り巻くメディア環境は変化を続けている。こうした変化に合わせ,2015年調査では,動画視聴や情報観などについての質問を追加した。

 また調査票の変更を機に,2010年では調査方法についても従来の個人面接法から比較的高い有効率が見込める配付回収法に切り替えた。

 なお主な調査内容は以下の通りである(主要調査事項も参照)。
(1) テレビに関する行動と意識
(2) テレビを含めた各メディアに関する行動と意識
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査
量的調査: ミクロデータ
調査対象 全国の16歳以上の国民
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 有効回答数 2,442人 有効回答率 67.8%
調査時点 2015-02-27 ~ 2015-03-08
2015年2月27日(金)~3月8日(日)
対象時期 2015 ~ 2015
調査地域 日本
全国
標本抽出 確率: 層別抽出
確率: 多段抽出
住民基本台帳から層化無作為2段抽出 3,600人(12人×300地点)
調査方法 自記式調査票:紙
配付回収法
調査実施者 NHK放送文化研究所世論調査部
実査は一般社団法人 中央調査社
DOI 10.34500/SSJDA.1183
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 木村義子・関根智江・行木麻衣,2015,「テレビ視聴とメディア利用の現在~『日本人とテレビ・2015』調査から~」NHK放送文化研究所『放送研究と調査』,2015年8月号
関根智江,2016,「インターネットで「動画を毎日見る人」のテレビ視聴を探る~『日本人とテレビ・2015』調査から~」NHK放送文化研究所『放送研究と調査』,2016年1月号
木村義子,2016,「テレビ視聴時間の規定要因を探る~『日本人とテレビ・2015』調査から~」NHK放送文化研究所『放送研究と調査』,2016年7月号
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など 調査票 】 【 集計表
主要調査事項 (1) テレビに関する行動と意識
・テレビ視聴時間量,ふだんの視聴局(NHKか民放か),テレビ視聴種目
・テレビの必要性,テレビ満足度
・テレビの見方(時刻は決まっているか,ひとりで見るか,好きな番組だけ見るか,ひとりだけで見たいか,集中して見るか,時間をやりくりするか,夢中になるか,など)
・番組の選択方法
・テレビに対する意識(テレビを見るのが大好きだ,テレビがついていると何となく安心できる,など)
・テレビ番組への対価
・テレビの効用(生活情報,習慣やリズム,生き方の手本,など)
・放送期待機能(くつろいで楽しめる,世の中の出来事や動きを伝える,知識や教養が身につく)
・好きな番組のテイスト
・テレビの影響(影響の有無,影響の良し悪し,将来テレビが与える影響の大きさ)
・番組の評価(NHK),番組の評価(民放)
・NHKの必要性,民放の必要性
・テレビ参加意欲,テレビの可能性・期待

(2) テレビを含めた各メディアに関する行動と意識
・マスメディア接触頻度,マスメディアの効用の比較
・欠かせないメディア(1番目・2番目)
・マスメディアの特性の比較(速報性,わかりやすさ,など)
・情報観
・録画・再生の行動(気になった番組をとりあえず録画する,など)
・動画視聴頻度(インターネットで動画を見ること,インターネットでテレビの動画を見ること)
・テレビと動画について(テレビよりインターネットの動画の方が面白い,など)
・SNSの利用頻度・使い方
・テレビの影響度
・テレビ台数,利用機器・サービス

【フェイス項目】
・余暇時間量,在宅・外出傾向
・性格・価値観
・社会意識,生活満足度
・性別,年齢
・家族構成,子どもの有無と年齢
・学歴,職業
公開年月日 2018/06/05
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バージョン 1 : 2018-06-05
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