東京大学

概要
調査番号 1246
調査名 個人請負就業者・クラウドワーカーの実態に関するアンケート,2017
寄託者 連合総合生活開発研究所
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SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

一年間
データ提供方法 ダウンロード
メタデータ閲覧・オンライン分析システムNesstar 利用不可
調査の概要  就業実態は,使用従属関係(それに近い関係)であるにもかかわらず,「業務委託契約」(個人請負契約)などとして,労働関係法令上の使用者責任や社会・労働保険の負担を免れている「偽装雇用」と呼ばれる働かせ方が,近年,問題となっている。
 さらに,クラウド・ソーシングなどインターネットを介して仕事を仲介するサービスが広がっているが,仕事を受注した者が保護されていないこと(料金支払い,物品購入の強制など)や,実態は雇用の仲介に近いが「仕事の仲介」であるとして適切な規制が及んでいない,などの問題が生じている。
 労働基準法,労働組合法上の労働者性※は,契約の形式ではなく就業実態を見て判断することとされているが,現在の法・制度のままでは,このように「曖昧な雇用関係」(雇用か委託,個人請負か不明確な契約関係など)で就労する人の保護は不十分であり,今後,このような就労(働かせ方) が増大する恐れがある。
 本調査は,個人請負就業者とクラウドワーカーに焦点をあて,「曖昧な雇用関係」(雇用か委託,個人請負か不明確な契約関係など)の就業実態の把握,紛争等の課題整理を通じて,このような働き方の保護に向けた法的・制度的な課題を明確にすることを目的としている。

※労働者性は労働者に該当するか否かを指している。本調査において労働者性指標は,報酬の決定方法,取引先が決めた曜日や時間に出社しているか,主に仕事をしている場所,仕事の進め方における裁量,取引先から契約内容以外の業務をやらされる頻度,自分の都合で取引先からの業務依頼を断る頻度,自身の業務を他者に代行してもらえるか,に対する回答より作成される。
調査対象 全国の20~75歳の男女個人
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 依頼数:3,880人
有効回答数:2,931人(75.5%)(うち請負就業者2,312人,クラウド・ワーカー619人)
調査時点 2017年5月12日~17日
調査地域 全国
標本抽出 インテージ・ネットモニターに事前調査を実施し,以下の条件すべてに当てはまった対象者に本調査を実施した。

・職業※:会社役員・経営者,教職員講師,その他専門職(弁護士,会計士,税理士など),自営業(農林漁業を除く),SOHO,内職,その他の職業
・クラウド・ソーシング事業者を通じて仕事を受注・納品する働き方の経験:今やっている
・使用している(していた)クラウド・ソーシング事業者:「アサツーディ・ケイ」「INIHANnS」「InnoBeta」「ウエブレッジ」,など
・病院で提示する保険証の種類:国民健康保険,国民健康保険組合,その他,加入していない,わからない
・雇用保険の加入状況:入っていない,わからない
・現在の仕事形態:業務委託,業務請負,代理店契約,企業に雇われている,その他
・家族以外の人を雇っているか:人を雇っていない
・仕事上の顧客数:「0件」以外

※クラウドワーカーについては,サンプルをできるだけ多く抽出するため,「公務員」「農林漁業」「高校生,中学生以下の学生」「無職」以外とした。

以上のスクリーニングの結果,本アンケートの調査対象となったのは3,880件である。ここからクラウドワーカーの有効サンプルを先に619件抽出し,その後,請負就業者の有効サンプルを2,312件抽出した。
調査方法 インターネット調査
調査実施者 連合総合生活開発研究所
委託者(経費)
寄託時の関連報告書・関連論文 公益財団法人 連合総合生活開発研究所編,2017,『働き方の多様化と法的保護のあり方~個人請負就業者とクラウドワーカーの就業実態から~―「曖昧な雇用関係」の実態と課題に関する調査研究報告書―』,2017年12月
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など 調査票 【 スクリーニング調査 】 【本調査
集計表 【 個人請負就業者 】 【 クラウドワーカー
主要調査事項 【スクリーニング項目(事前調査)】
・職業
・クラウド・ソーシング事業者を通じて仕事を受注・納品する働き方の経験
・使用している(していた)クラウド・ソーシング事業者
・病院で提示する保険証の種類
・雇用保険の加入状況
・現在の仕事形態
・家族以外の人を雇っているか
・仕事上の顧客数

【フェイス項目】
・性別,年齢,最終学歴,世帯の状態,調査の回答端末,勤め先(本業)の主な業種,職種,従業員規模,仕事満足度,役職,賃金年収

(1)クラウド・ソーシング事業者の利用実態(クラウド・ワーカーのみ対象)
・クラウド・ソーシング事業者の利用数,役割
・スキル向上におけるクラウド・ソーシング事業者の関わり方
・手数料の認知状況
・クラウド・ワーキングにおけるトラブル経験,処理方法

(2)個人請負就業者の就業実態
・現在のような働き方での仕事の通算経験年数
・受託収入総額,取引先からの収入の割合
・週あたりの就業時間,取引先からの仕事に割く時間の割合
・取引先の企業規模,取引先から仕事を得ている期間,きっかけ
・仕事を法人として行っているか
・今の職種と同じ仕事で雇われた経験
・取引先から提供されている教育訓練の機会等,今の仕事に必要なスキルを身につけた方法

(3)取引先との契約内容
・取引先との契約の書面での取り交わしの有無
・契約内容,契約期間,契約期間途中での契約解約経験
・必要経費の負担者,報酬形態

(4)交渉力と組織加入の意向
・取引先との交渉力を高めるために行っていること,取引先と交渉できる程度,不満や苦情を伝えた経験
・自身と異なる立場で同じ業務を行う人の有無
・仕事に関連した事故・災害時に受けられる補償
・社会保険等への加入希望,労働組合への加入状況と加入希望,同業者団体・同業者ネットワークへの加入状況と加入希望
・交渉力を高めるために集団や組織で取引先と交渉することに対する考え方
・今の仕事をする上で受けたい保護

(5)現在の働き方に関する満足度と継続希望
・現在の働き方を選んだ理由
・現在の働き方に関する満足度
・5~6年先,今の仕事や働き方を続けていきたいか

(6)労働者性指標作成用項目
・報酬の決定方法
・取引先が決めた曜日や時間に出社しているか
・主に仕事をしている場所
・仕事の進め方における裁量
・取引先から契約内容以外の業務をやらされる頻度
・自分の都合で取引先からの業務依頼を断る頻度
・自身の業務を他者に代行してもらえるか
公開年月日 2019/09/19
トピック 雇用・労働
社会・文化
バージョン 登録:2019年9月19日
特記事項