調査番号 0342
調査名 派遣労働動向調査,2002
(注)・数字は%。nは総数。特に数字を表示していない場合は n=2,160である。
Ⅰ.貴事業所の労働者の状況についておうかがいいたします。
問1 次にあげる雇用形態の労働者は、3年前に比べてどのように変化していますか。(それぞれ○は一つ)(注:1
増加 2 やや増加 3 変化なし 4 やや減少 5 減少 の%を表示)
1 2 3 4 5 無回答
A. 正社員全体 13.5 15.7 14.6 30.3 23.8 2.1
B. パートタイマー・アルバイト 7.8 16.5 43.2 10.1 7.3 15.0
C. 有期契約の社員 5.9 17.9 46.2 7.5 5.1
17.5
D. 請負契約により社内で働く請負労働者 6.7 14.7 47.6 5.9 4.8
20.3
E. 派遣労働者 28.1 38.5 15.3 10.0 5.6 2.6
問2 貴事業所で現在派遣スタッフを活用している業務について、あてはまるものをすべてお答えください。(○はいくつでも)
<専門的26業務>
1. ソフトウェア開発等 12.0
2. 機械等の設計 4.5
3. 放送機器等操作 0.5
4. 放送番組等演出 0.3
5. OA機器操作 58.3
6. 通訳、翻訳、速記 7.5
7. 秘書 15.9
8. ファイリング 47.1
9. 調査 4.4
10.経理・財務処理 35.3
11.貿易又は国内取引文書作成 11.9
12.デモンストレーション 1.8
13.添乗 0.1
14.建築物清掃 0.6
15.建築設備運転、点検、整備 0.5
16.案内・受付、駐車場管理等 15.0
17.研究開発等 6.5
18.事業の実施体制の企画、立案 1.2
19.書籍等の制作・編集 1.8
20.広告デザイン 2.1
21.インテリアコーディネーター 0.3
22.アナウンサー 0.0
23.OAインストラクション 3.9
24.テレマーケティングの営業 4.4
25.セールスエンジニア等の営業 1.0
26.放送番組等の大道具・小道具 0.0
<専門的26業務以外の業務>
27.一般事務 56.4
28.営業(新規開拓・ルートセールス・企画提案) 6.1
29.販売(店頭販売及び促進・レジ) 3.8
30.各種運転手 1.9
31.軽作業(倉庫・引越し等) 2.6
32.上記1-31にはない(具体的に ) 4.8
無回答 0.5
SQ1. 貴事業所で現在利用している派遣スタッフを活用できない場合、どのような対応をするとお考えですか。下記の選択肢よりあてはまるものを3つまでお選びください。(○は3つまで)
〈問2の「専門的26業務」で「1-26」のいずれかに○をつけた方におうかがいします。〉
「専門的26業務」を活用している場合(○は3つまで)(n=1,879 非該当 281)
1. 正社員として新規採用を行う 32.8
2. パート、アルバイトとして新規採用を行う 40.4
3. 社内の異動、配置転換により対応する 53.7
4. 現在の人員で、残業、休日出勤等で対応する 29.6
5. 請負や外部委託で対応する 33.8
6. 当該業務を廃止する 2.2
無回答 4.3
〈問2の「専門的26業務以外の業務」で「27~32」のいずれかに○をつけた方におうかがいします。〉
「専門的26業務以外の業務」を活用している場合(○は3つまで)(n=1,377 非該当
783)
1. 正社員として新規採用を行う 29.7
2. パート、アルバイトとして新規採用を行う 46.4
3. 社内の異動、配置転換により対応する 51.6
4. 現在の人員で、残業、休日出勤等で対応する 29.6
5. 請負や外部委託で対応する 24.8
6. 当該業務を廃止する 2.3
無回答 3.1
Ⅱ.派遣スタッフの期間の制限に関する事項についておうかがいします。
問3 「専門的26業務」には、派遣期間について3年の制限(行政指導)があります。これについてあなたはどう考えますか。(○は一つ)
1. 期間制限は撤廃した方がよい(→SQ1へ) 54.5
2. 制限期間を3年より延長した方がよい(→SQ1へ) 22.5
3. 3年のままでよい(→問4へ) 18.9
無回答 4.1
「1.期間制限は撤廃した方がよい」および「2.制限期間を3年より延長した方がよい」とご回答の方におうかがいします。
SQ1. なぜそのようにお考えですか。あてはまるものをすべてお選びください。(○はいくつでも)(n=1,664 非該当
496)
1. 専門的業務スキルに加え、3年間のOJTで派遣
先固有の知識を習得した派遣スタッフに替わる人材
を確保することは難しいから 75.9
2. 人間関係や職場の風土にマッチした派遣スタッフ
を継続して活用したいと思っても、期間制限により
派遣を終了せざるをえないのは納得できないから 70.3
3. 派遣スタッフは派遣業務を継続したいが期間制限
により終了せざるをえない場合、次の仕事につくま
で無就労状態になる可能性があり、派遣スタッフの
雇用を不安定にするから 30.2
4. その他(具体的に ) 3.6
無回答 0.3
問4 貴事業所では、3年の期間制限のある「専門的26業務」で、3年間同じ職場で派遣スタッフを活用した経験がありますか。(○は一つ)
1. ある(→SQ1へ) 38.3
2. ない(→問5へ) 57.5
無回答 4.2
「1.ある」とご回答の方におうかがいします。
SQ1. 3年を経過時の就業状況はどうなりましたか。(○はいくつでも)(n=828 非該当
1,332)
1. 当該派遣スタッフを直接雇用した 13.0
2. 同一の派遣スタッフで派遣を継続した 61.6
3. 派遣スタッフを交替して派遣を継続した 42.0
4. 派遣契約を終了し、現在の人員で残業、休日出勤等で対応した 4.3
5. 派遣契約を終了し、社内の配置転換で対応した 9.8
6. その他(具体的に ) 2.4
無回答 1.0
問5 「専門的26業務」以外の営業、販売等の業務には、派遣期間について1年の制限があります。これについてどう考えますか。(○は一つ)
1. 期間制限は撤廃した方がよい(→SQ1へ) 57.7
2. 制限期間を専門的26業務と同様に3年に延長した方がよい(→SQ1へ) 23.7
3. 1年のままでよい(→問6へ) 12.8
無回答 5.9
「1.期間制限は撤廃した方がよい」および「2.期間制限を3年に延長した方がよい」とご回答の方におうかがいします。
SQ1. なぜそのようにお考えですか。あてはまるものをすべてお選びください。(○はいくつでも)(n=1,757 非該当
403)
1. 1年では派遣スタッフが必要な業務知識を習得で
きないから、あるいは業務知識を習得した頃、派遣
を終了しなければならないから 79.6
2. 人間関係や職場の風土でマッチした派遣スタッフ
を継続して活用したいと思っても、期間制限により
派遣を終了せざるをえないのは納得できないから 62.9
3. 派遣スタッフは派遣業務を継続したいが期間制限
により終了せざるをえない場合、次の仕事につくま
で無就労状態になる可能性があり、派遣スタッフの
雇用を不安定にするから 26.3
4. その他(具体的に ) 2.6
無回答 0.7
問6 貴事業所では、1年の期間制限のある「専門的26業務以外の業務」で、1年間同じ職場で派遣スタッフを活用した経験がありますか。(○は一つ)
1. ある(→SQ1へ) 32.3
2. ない(→問7へ) 61.1
無回答 6.6
「1.ある」とご回答の方におうかがいします。
SQ1. 1年を経過後、その業務を誰が行いましたか。(○はいくつでも)(n=698 非該当
1,462)
1. 当該派遣スタッフを直接雇用した 15.2
2. 同一の派遣スタッフで派遣を継続した 76.1
3. クーリング期間経過後、再度派遣を利用した 12.2
4. 派遣契約を終了し、現在の人員で残業、休日出勤等で対応した 5.4
5. 派遣契約を終了し、社内の配置転換で対応した 10.2
6. その他(具体的に ) 4.2
無回答 0.4
Ⅲ.派遣スタッフに対する事前面接等についておうかがいします。
問7 派遣スタッフとの事前面接等は、派遣スタッフに業務の内容や職場の雰囲気を知ってもらうというメリットがある反面、面接後、派遣スタッフからの断りがある可能性があるというデメリットがあります。
事前面接等の必要性について、あなたのお考えに最も近いものを選んでください。(○は一つ)
1. 必要である(→SQ1へ) 79.9
2. 状況によっては必要である(→SQ1へ) 18.4
3. 必要ではない(→問8へ) 1.3
無回答 0.4
「1.必要である」および「2.状況によっては必要である」とご回答の方におうかがいします。
SQ1. なぜそのようにお考えですか。あてはまるものをすべてお選びください。(○はいくつでも)(n=2,123 非該当
37)
1. 業務内容を知って欲しいから 69.7
2. 担当者や職場の状況を知って欲しいから 59.1
3. 派遣スタッフのスキル・能力を直接把握すること
により、業務とのミスマッチを防止することができ
るから 80.4
4. チームワークを必要とする業務の場合、人柄・相
性を知りたいから 65.8
5. その他(具体的に ) 2.6
無回答 0.1
問8 事前面接等の規制が撤廃された場合でも、労働者保護のための一定のルールが必要になってくると考えられます。あなたはどのようなルール化が行われれば良いと思われますか。以下の意見であなたの意見にあてはまるものに○をつけてください。(○はいくつでも)
1. 事前面接の際、派遣元は一人のポストにつき、同時
に複数の候補者を派遣先に提示しない 23.4
2. 事前面接の結果、派遣スタッフの方からも断ること
ができる 74.7
3. 事前面接は、スキルや業務遂行能力、人柄などに関
連した内容に限定する 54.1
4. 事前面接に伴う実技テストは、派遣先固有の特定の
スキルに限定する 11.6
5. 事前面接は、長期派遣の場合(2ヶ月以上)に限定
する 20.5
6. 事前面接は、秘書など、特定の業務に限定する 2.6
7. その他(具体的に ) 1.7
無回答 4.2
Ⅳ.紹介予定派遣に関する事項についておうかがいします。
問9 あなたは、派遣スタッフとしての派遣就業終了後にその派遣スタッフを派遣先へ職業紹介をすることを予定してする「紹介予定派遣」を知っていますか。(○は一つ)
1. 知っている 64.5
2. 知らない 33.8
無回答 1.7
問10 あなたは、紹介予定派遣制度を利用したいと思いますか。(○は一つ)
1. 利用したい 52.5
2. 利用したくない 39.9
無回答 7.6
問11 紹介予定派遣では、就職時の賃金等の条件明示・履歴書の提出・派遣先との面接は、派遣契約終了日の概ね2週間前にならないと実施できないとされていますが、この点について知っていますか。(○は一つ)
1. 知っている 22.8
2. 知らない 74.7
無回答 2.5
SQ1. 上記の点について、あなたはどのようにお考えですか。(○は一つ)
1. 派遣就労開始前に実施できたほうがよい 18.8
2. 派遣期間中いつでも実施できたほうがよい 46.7
3. 現行制度のままでよい 26.3
無回答 8.2
Ⅴ.派遣元・派遣先の責任分担のあり方についておうかがいいたします。
問13 派遣労働者の雇用にかかわる責任を派遣先と派遣元で分担すべきである、という意見があります。次のような場合の派遣先としての責任のあり方についてどのようにお考えですか。(それぞれ○は一つ)(注:1
責任を持ってもよい 2 ある程度責任を持ってもよい 3 責任を持つ必要はない の%を表示)
1 2 3 無回答
A.事前面接等で派遣労働者を選定した場合(注1) 6.7 43.5 45.6 4.2
B.相当長期間派遣スタッフを使用した際に、その
スタッフが直接雇用を希望した場合(注2) 10.3 41.6 43.7 4.4
C. どのような場合でも 1.7 41.4 42.3 14.6
注1:たとえばスキル・人柄のミスマッチを理由に派遣契約を中途解約をする
ときは、契約残存期間についての休業手当て相当分の支払い責任など
注2:雇用の常用化に伴う派遣先の雇い入れ責任など
Ⅵ.派遣業務の制限に関する事項についておうかがいします。
問14 現在、労働者派遣法では、以下の業務について派遣が禁止されています。以下のうち、制限を撤廃して自由化したほうがよい業務について○をつけてください。(○はいくつでも)
1. 物の製造業務 48.0
2. 医療関係業務 15.6
3. 建設業務 22.8
4. 警備業務 24.0
5. 港湾運送業務 18.4
6. 上記のうち、自由化したほうがよい業務はない 21.7
無回答 16.3
問15 貴事業所には、物の製造業務がありますか。(○は一つ)
1. ある(→SQ1、SQ2へ) 20.6
2. ない(→問16へ) 77.0
無回答 2.3
「1.ある」とご回答の方におうかがいします。
SQ1. 生産現場において請負を活用していますか。(○は一つ)(n=446 非該当
1,714)
1. 活用している 66.1
2. 活用していない 32.1
無回答 1.8
SQ2. 現在派遣が禁止されている「物の製造の業務」において派遣の受入が可能になれば、派遣を活用しますか。(○は一つ)(n=446 非該当
1,714)
1. 活用したい((→SQ3へ) 75.8
2. 活用したくない(→問16へ) 20.6
無回答 3.6
「1.活用したい」とご回答の方におうかがいします。
SQ3. それはなぜですか。(○はいくつでも)(n=338 非該当 1,822)
1. 業務の繁閑に合わせて増員・減員をきめこまかく対応できるから 85.8
2. 労働者に直接指揮命令ができるから 45.6
3. 労働者に直接就業管理ができるから 29.9
4. その他(具体的に ) 2.1
無回答 0.6
問16 現在「派遣労働はミスマッチを防ぎ雇用機会の創出に貢献している」という指摘がある一方で、「派遣労働は雇用調整が容易にできる労働力として拡大している」という指摘もあります。これらを踏まえてあなたは派遣労働をどのようにお考えになりますか。企業の立場、労働者の立場、法制度の問題など、どのようなご意見でも結構です。
( )
F. 貴事業所についておうかがいします。
F1 貴事業所の所在地(○は1つ)
1. 北海道 0.9
2. 青森県 0.0
3. 岩手県 0.1
4. 宮城県 0.8
5. 秋田県 0.0
6. 山形県 0.2
7. 福島県 0.1
8. 茨城県 1.1
9. 栃木県 0.7
10.群馬県 0.5
11.埼玉県 1.4
12.千葉県 1.9
13.東京都 41.2
14.神奈川県 6.8
15.新潟県 0.6
16.富山県 0.4
17.石川県 0.6
18.福井県 0.0
19.山梨県 0.1
20.長野県 0.3
21.岐阜県 0.4
22.静岡県 1.9
23.愛知県 8.1
24.三重県 0.6
25.滋賀県 0.3
26.京都府 1.3
27.大阪府 13.4
28.兵庫県 2.4
29.奈良県 0.3
30.和歌山県 0.0
31.鳥取県 0.0
32.島根県 0.1
33.岡山県 1.2
34.広島県 1.7
35.山口県 0.2
36.徳島県 0.4
37.香川県 0.9
38.愛媛県 1.0
39.高知県 0.1
40.福岡県 2.9
41.佐賀県 0.0
42.長崎県 0.4
43.熊本県 0.5
44.大分県 0.0
45.宮崎県 0.0
46.鹿児島県 0.5
47.沖縄県 0.2
無回答 3.5
F2 貴事業所の業種について(主なもの1つに○をつけてください)
1. 農林水産業 0.0
2. 建設業 4.9
3. 製造業 23.4
4. 電気・ガス・水道・熱供給業 0.6
5. 運輸業 2.5
6. 旅行業 0.6
7. 通信業 4.9
8. 卸売・小売業 15.7
9. 金融・保険業 12.0
10.不動産業 1.5
11.旅館、ホテル 0.4
12.映画制作・配給業 0.1
13.放送業 0.8
14.情報サービス業 9.7
15.広告業 1.5
16.建物サービス業 1.2
17.病院・診療所 0.5
18.その他サービス業 11.8
19.社団・財団 2.3
20.官公庁・公団 0.6
21.その他(具体的に ) 1.6
無回答 3.4
F3 平成14年8月1日現在の貴事業所の従業員数(正社員・正職員数)
約( 682.6 )人 (有効回答=2,080 無回答 80)
F4 平成14年8月1日現在の貴事業所の派遣労働者数(ご回答者がご存知の範囲で結構です)
1. 5人未満 29.6
2. 5-10人未満 18.5
3. 10-15人未満 8.2
4. 15-20人未満 6.9
5. 20-30人未満 7.7
6. 30-50人未満 8.7
7. 50-100人未満 7.5
8. 100人以上 9.5
無回答 3.3
**ご協力ありがとうございました。**