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調査票



調査番号 0566
調査名  インドの女子労働力に関する意識調査(デリー・ガージアバード工場パネル調査),1990・1994

(注)・1990年調査は第Ⅳ節まで。1994年調査は全て。


Ⅰ 被面接者に関する基本情報

  (性:1.男 2.女)

  まず質問に入る前に、あなた自身に関するいくつかのことを、教えて下さい。

A. この工場で、何年間働いていますか?

1. (  )年間(いつから働いていますか? ①(  )年から)

B. この工場へ来る前に、他で働いていたことがありますか?

1. ない
2. ある(その会社名 ①(  )②(  )年間)

C. この工場では、どんな仕事に就いていますか?

1. (    )部
2. (    )科
3. 職名(    )

D. どこに住んでいますか?

  地名 1.(    )
  住宅の種類 2.(①自宅 ②社宅 ③間借り ④寮)

E. どうやって工場へ来ますか?

1. 歩いて
2. 自転車で
3. バスで
4. その他(    )

F. 住んでいるところから工場まで、どのくらい時間がかかりますか?

1. 30分以内
2. 30分~1時間
3. 1時間~2時間
4. 2時間以上

G. どこで生まれ(育ち)ましたか?

  県名 1.(    )(①村 ②街)
  父親の職業 2.(    )

H. 現在何歳ですか?

1. (  )歳(何年に生まれましたか? ①(  )年)

I. 信仰する宗教は何ですか?

1. ヒンドゥー教
2. イスラム教
3. 仏教
4. キリスト教
5. その他(    )

J. どこまで教育をうけましたか?

1. 小学校
2. 中学校
3. 高等学校
4. 大学
5. 大学院
6. 専門技術学校
7. 全くなし
8. 高専(①卒業 ② 中退)
  最終学校名(        )

K. 現在の雇用条件は?

1. 正規雇用
2. 臨時雇用(①年(  )ヵ月)
3. パートタイム(①週(  )時間)

L. 毎月の給料はいくらですか(すべての手当などを含めて)?

1. 月(  )ルピー

M. 健康状態はどうですか?

1. よい
2. あまり良くない(①病名      )

N. 過去2ヵ月間に、欠勤や遅刻・早退(生理休暇、有給休暇も含む)がありましたか?

1. 11月:欠勤(  )日 遅刻(  )回 早退(  )回
2. 12月:欠勤(  )日 遅刻(  )回 早退(  )回

O. 結婚していますか?

1. 未婚
2. 既婚
3. 離婚
4. 死別

P. 子供は何人ありますか?

1. 0人
2. 1人
3. 2人
4. 3人
5. 4人
6. 5人以上

  (その年齢は? ①(  )歳 ②(  )歳 ③(  )歳 ④(  )歳)

Q. 一緒に住んでいる家族は何人ですか?

1. (  )人

R. そのうち何人が働いていますか?

1. (  )人(誰と誰ですか?①(  )②(  ))

S. また主たる所得稼得者は、誰ですか?

1. わたし
2. 配偶者
3. 父親
4. 兄弟
5. その他

T. 家族全体の総収入は1ヵ月いくらになりますか?

1. 月(  )ルピー


  これからゆっくり質問を1度、回答を2度読み上げますので、その回答群のなかから、
 自分の気持ちに最もぴったりした答えを、1つだけ選んで下さい。


Ⅱ 職務満足について

A. あなたは現在の仕事に満足していますか?

1. 非常に満足している
2. 概ね満足である
3. 満足・不満どちらともいえない
4. やや不満である
5. 大きな不満がある

B. あなたはこの工場で定年まで働くつもりがありますか?

1. 定年まで働く
2. 当分の間はここで働く
3. どうするかまだ決めていない
4. もっと自分に適切な工場があれば変わりたい

C. もし今のあなたの仕事と同じ仕事が、あなたの息子や娘にも提供されうるとしたら、
  あなたはどう考えますか?

1. 是非息子や娘にも就職させたい
2. 彼らが自分の意志で決めるのがよい
3. 彼らには、自分の仕事よりもっと良い仕事に就いて欲しい

D. もしあなたが、現在の職場に誇りを持っているとすれば、それはこの会社に所属していることに
  対してですか、それともあなたの職務に対してですか?

1. 会社に対して
2. 職務に対して
3. どちらにも誇りを持っていない

E. もしあなたに昇進(ただし昇給はなし)か昇給(昇進なし)のどちらか1つが許されるとしたら、
  どちらを選びますか?

1. 昇進
2. 昇給
3. どちらでもよい

F. あなたは職場の友人・同僚たちとの人間関係がうまくいっていると思いますか?

1. うまくいっている
2. あまりうまくいっていない
3. 悪くも良くもない

G. あなたにとって賃金や労働時間などの労働条件と、職場の人間関係とどちらがより重要ですか?

1. 労働条件
2. 人間関係
3. どちらともいえない

H. [女性のみ]あなたは気兼ねなく病気休暇(有給)として生理休暇が取れますか?

1. 気兼ねなく取れる
2. 他の人に遠慮してあまり取らない
3. 有給休暇としては取れない
4. 実際には有給休暇では取りにくい
5. 自己都合の休暇として取っている

I. あなたにとって、「よい仕事」とは、次のどれを意味しますか?

1. 賃金が高いこと
2. 働きがい(仕事に価値)があること
3. 職場の人間関係がよいこと
4. 長く働けること
5. 仕事が楽なこと

J. あなたは、現在のあなたの賃金をどう思いますか?

1. もう少し高くてもよいはずだ
2. ちょうど適切だ
3. 十分すぎる

K. あなたは、現在の労働時間についてどう思いますか?

1. 少し賃金が減っても、もう少し短い方がよい
2. ちょうど適当である
3. もっと長くても、より多くの収入がある方がよい

L. あなたは、現在の職場の安全性についてどう思いますか?

1. 時々危険を感じる
2. 大変良好である
3. 問題ない

M. あなたは、職場の福利厚生施設についてどう思いますか?

1. 大変よい
2. 概ね満足である
3. 貧弱である

  ⇒さらに何の充実が望まれますか?

  (① 便所 ② 水呑み場 ③ 食堂 ④ 娯楽室 ⑤ 送迎バス ⑥ 売店 ⑦ 医務室
  ⑧ その他(    ))

N. あなたは、ボーナスや物価手当などについてどう思いますか?

1. 十分である
2. 十分ではないが悪くもない
3. 不十分である
4. 分からない

O. 休日や有給休暇について、どう思いますか?

1. 十分である
2. 多くもないが少なくもない
3. 不足である
4. 分からない

P. あなたの仕事は責任が重いですか?

1. 責任は重い
2. あまり責任はない
3. どちらともいえない

Q. あなたの仕事には、熟練や経験が必要ですか?

1. 大いに必要である
2. 少し必要である
3. ほとんど必要ない

R. あなたは今の仕事に、何を最も希望しますか?

1. より大きな責任を与えて欲しい
2. OJT・技術教育を施して欲しい
3. 特に何もない

S. あなたは現在の仕事をどう感じていますか?

1. 単調である
2. 退屈である
3. くり返しが多い
4. 面白い
5. やりがいがある
6. 肉体的につらい

T. 賃金には時間給と出来高給がありますが、あなたはどちらを希望しますか?

1. 仕事の遅い速いに左右されない時間給が良い
2. 仕事が少しきつくなっても賃金が増える出来高給が良い

U. もしあなたに転職する機会があるとすれば、どんな仕事を選びますか?

1. もっと賃金の高い仕事
2. もっと技能が生かせる仕事
3. もっと楽な仕事
4. もっと挑戦的で面白い仕事


Ⅲ 仕事の意義と家族志向性

A. あなたは、現在の仕事をどうやって見つけましたか?

1. 友人の紹介で
2. 親・兄弟・親類の紹介で
3. 会社の募集で

B. [女性のみ]あなたが、この工場に(あるいは初めて)就職しようとした時、家族から反対が
  ありましたか?

1. いいえ
2. はい(それは誰からですか?① 夫 ② 夫の親 ③ 自分の親 ④ 子供 ⑤ 夫の兄弟 ⑥ その他)

C. [女性のみ]あなたの家で、主たる家事の担当者は誰ですか?

1. わたし
2. わたしの母親
3. 夫の母親
4. わたしの娘
5. 夫の姉妹
6. わたしの姉妹
7. 雇人
8. その他

D. [女性のみ]あなたは、毎日(勤務のある日)平均何時間くらい家事労働をしますか?

1. 1時間以下
2. 1~3時間
3. 3~5時間
4. 5時間以上

E. [既婚女性のみ]あなたの夫は、家事や子供の世話に協力的ですか?

1. 協力的でない
2. 少し協力的である
3. 非常に協力的である

F. [既婚女性のみ]しかしあなたは、夫にもっと家事を手伝って欲しいと思いますか?

1. 家事にもっと時間をさいて欲しい
2. 現在の通りでよい
3. もっと少なくてもよい

G. 妻が働いている場合、その夫は家事を十分に分担すべきであるとあなたは考えますか?

1. 全くその通りである
2. その方が好ましい
3. どちらともいえない
4. 必ずしもその必要はない

H. もし経済的な必要性がないならば、女性は一般に働きに出ず家庭にとどまるべきであると、
  あなたは思いますか?

1. その通りである
2. 可能ならば、家事に専念した方がよい
3. どちらともいえない
4. 事情が許せば働きに出た方がよい
5. 経済的必要性がなくとも働きに出るべきである

I. 小さい子供を持つ母親は、家庭にとどまるべきだと思いますか?

1. 家庭で育児に専念すべきだ
2. 経済的事情があれば働きに出るのもやむをえない
3. 育児には関係なく働くべきだ

J. [既婚男性のみ]あなたの妻は働いていますか?

1. はい
2. いいえ

K. [既婚男性のみ]あなたは、妻が外に働きに出るよりも、家にいて家事に専念して欲しいと
  思いますか?

1. はい
2. 事情が許せば家事に専念して欲しい
3. 働きに出て稼いで欲しい

L. [既婚男性のみ]あなたの妻は、もっと家事に時間をさくべきだと思いますか?

1. はい
2. 現状でよい
3. いいえ

M. あなたにとって家庭と仕事のどちらがより重要ですか?

1. 家庭生活
2. 仕事と職場
3. どちらともいえない

N. [女性のみ]あなたが仕事をもつ主な理由は何ですか?

1. 家計の収入を補助するため
2. わたし自身が自由に使えるお金をうるため
3. 家にいたくないため
4. 仕事が楽しいから
5. 職場の人間関係が欲しいから
6. 自分の生活費をうるため

O. [女性のみ]今後もしあなたの家族に十分な収入が他から入るようになったならば、あなたはいまの
  仕事をやめますか?

1. やめる
2. やめない
3. どちらともいえない
4. 他の仕事に変わりたい

P. もし今のあなたの仕事と全く同じ仕事で、もっと高い賃金を払おうという工場が現われたら、あなた
  は今の職場を変わりますか?

1. 変わる
2. 分からない
3. 変わらない(その理由は?①(    ))

Q. あなたは超勤で追加の収入があるのと、予定の時間に帰宅できるのと、どちらを希望しますか?

1. 超勤を希望する
2. どちらともいえない
3. 追加収入はなくとも決まった時間に帰宅したい

R. あなたの仕事は、どのような意味であなたにとって重要ですか?

1. 収入が得られる
2. 人間関係がある
3. 働くことが楽しい

S. 今あなたの家族に病人が出たとします。その時あなたはどうしますか?

1. 仕事を休んで病院につれてゆく
2. 自分は職場へ出て、家族に病院へつれてゆかせる
3. 病気の状態をみないと何ともいえない

T. 家族の病気や事故が原因で仕事にさしつかえること(欠勤や遅刻)がありますか?

1. しばしばある
2. たまにある
3. ほとんどない


Ⅳ 女子労働力の特性に対する見方

A. あなたは、女性も労働者として男性と全く同等な能力を有すると考えますか?

1. 男性の生産性の方が高い
2. 全く同等である
3. 女性の方が優れている

B. あなたの現在の仕事は、男性がやっても女性がやっても同じ生産性があげられると思いますか?

1. 男性の方が適していると思う
2. 女性の方が適していると思う
3. 男性でも女性でも同じと思う

C. 女性は管理者や監督・職長に適していないという見解がありますが、あなたはどう思いますか?

1. その通りで女性は、適していない(なぜ?①(    ))
2. 女性にも十分管理者としての能力はあると思う
3. ケース・バイ・ケースで、どちらともいえない

D. あなたは、あなたの直接の上司に、男性と女性のどちらを希望しますか?

1. 男性の上司
2. 女性の上司
3. 男性でも女性でもよい

E. あなたは職場の直接の上司との人間関係・信頼関係は、うまくいっていますか?

1. うまくいっている
2. あまりうまくいっていない
3. 特に良くも悪くもない

F. 職長や監督者などの経営管理者の資質として、次のどれが最も重要だと、あなたは考えますか?

1. 教育水準
2. 熟練経験
3. 人間的魅力

G. 男性の経営管理者が、女性の労働者の上司である場合、一般に女性に対して差別があると思い
  ますか?

1. 差別がある
2. 差別はない
3. 一般論としてはどちらともいえない

H. あなたは、政府の女子労働者に関する保護立法(例えば母性保護法や雇用均等法など)について、
  どう思いますか?

1. 保護が足りない
2. 最小限必要な保護はなされている
3. 十分すぎ、保護過剰である

I. 女性が工場で働く場合、女性には特別の保護(例えば労働時間の制限や有給の生理休暇など)が
  必要だと思いますか?

1. 当然必要である
2. その必要はない
3. どちらともいえない

J. あなたは、何故現在の仕事を続けていますか?

1. 賃金が良いから
2. 家から近くて便利だから
3. 仕事が面白いから
4. 他に仕事がないから
5. パートタイムだから

K. もし男性と女性が、同じ職場で全く同じ仕事をしているならば、同じ賃金が支払われるべきだと
  思いますか?

1. 当然同じであるべきだ
2. 必ずしも同じでなくてもよい

L. しかし、同じ職場で同じ仕事をしていても、一般に男性の賃金の方が高いことが多いが、それは
  女性に対する差別だと思いますか?

1. 差別だと思う
2. 男性の方が生産性が高いのでやむをえないと思う
3. 男性は家計の主たる所得稼得者なのでやむをえないと思う

M. 女性は家事労働に適しているので、外に働きに出ず家事に専念すべきだという意見がありますが、
  あなたはどう思いますか?

1. いや、女性も積極的に働きに出るべきだ
2. 事情が許すならば家事に専念すべきだ
3. 人によって異なるのでその人が最適なようにすればよい

N. 近年、インド全体で女性の労働者はほとんど増えていませんが、どうしてだと思いますか?

1. 経営者の女性に対する差別のため
2. 失業が多く、どうしても男性優先となるため
3. 女性があまり外に働きに出たがらないため
4. 男性のほうが、労働者として適しているため
5. 女性に対する色々な社会的障害があるため

O. あなたが職場で最も義憤を感じる時は、どんな時ですか?

1. 女性に対する差別がある時
2. 会社側が約束や規則を守らない時
3. 上司や同僚が不当な要求をする時

P. あなたは、男性に適した仕事や、女性に向いた仕事というものがあると思いますか?

1. あると思う(例えば?①(        ))
2. ないと思う、どんな仕事でも男性も女性も原則的に同じように出来ると思う

Q. 同じ職場で、男性と女性が全く同じ仕事をすることを、あなたはどう思いますか?

1. 男性と女性は分業して、別の仕事をした方がよい
2. 男性であろうと女性であろうと、誰かがその仕事をすればよい

R. 女性でも十分な技術教育を受ければ、良き技術者になれると思いますか?

1. 良い技術者になれる
2. 女性は技術者には適していない
3. 人によるのでどちらともいえない

S. もし女性が抜擢され、あなたの上司になったとしたら、あなたはどう思いますか?

1. 女性の上司の下では働きたくない
2. 上司が女性でも別にかまわない
3. できれば女性の上司でないほうがよいが仕方がない

T. 労働組合は、女子労働者の権利保護に熱心だと思いますか?

1. 熱心である
2. 熱心でない
3. 最小限のことはしていると思う

U. あなたが、職場で困った問題がおきた時、誰に相談しますか?

1. 上司
2. 労働組合
3. 同僚
4. 家族


Ⅴ 追加質問(SSJDA注:以下は1994年調査のみ。)

A. 次の職業のうち、社会的に最も重要だと思われるものを、順序をつけ2つ(◎、○)、また最も
  重要でないと考えられるものを1つ(△)選んで下さい。

1. (  )医者
2. (  )技術者
3. (  )大学教授
4. (  )小学校教師
5. (  )兵士
6. (  )経営者
7. (  )政府役人
8. (  )警察官

B. 熟練の形成には、次のうちどの要因が最も重要だと思いますか? 重要な順に2つ選んで下さい。

1. (  )経験
2. (  )基礎教育
3. (  )管理者の指導
4. (  )健康的な体力
5. (  )カンなどの個人の天性

C. いまあなたの熟練や技術の水準をひきあげるためには、何が最も必要だと思いますか?

1. 上司の技術指導やOJT
2. 工場外での技術指導
3. 労働意欲をかきたてる職場の環境改善

D. 賃金や昇進、地位などは技術教育も含む教育水準に応じて、原則として決められるべきだという
  意見がありますが、あなたはどう思いますか?

1. 原則としては賛成だ
2. 教育以外にも考慮すべき重要な要因はたくさんある
3. 教育水準は有効な判定水準ではない

E. あなたはこの工場の様々な規則をどう思いますか?

1. 厳しすぎる
2. 適切である
3. もっと厳しくすべきである
4. 厳しいが、守られていない

F. 仕事にはお互いの競争が重要だと考えますか?

1. 競争は必要である
2. 競争よりも職場の人間関係の協調の方が必要だ
3. 競争よりも少しでも多くの人に仕事を与える方が重要だ

G. 勤続年数により賃金が上がる年功序列型賃金システムをどう思いますか?

1. 年功賃金は重要である
2. 賃金は年功賃金でなく、平等な方がよい
3. 賃金は能力給(含む出来高給)がよい


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