調査番号 0617
調査名 食育に関する意識調査, 2007
(注)・数字は特に表示のない限り%を示す。NAは無回答。Nは質問に対する回答者数で、100%が何人の回答に相当するかを示す比率算出の基数である。なお、特に数字を示していない場合はN=1,831(有効回収数)である。
(資料1を提示して、調査対象者によく読んでもらってから、以下の質問を行う。)
〔資料1〕 平成17年6月、国会で「食育基本法」が成立しました。 この法律では、食育は、生きる上での基本であって、教育の三本の柱である知育、徳育、体育の基礎となるべきものと位置付けられるとともに、様々な経験を通じて、「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるものとして食育の推進が求められるとされています。そして、このような食育の推進に当たっては、健全な食生活の実践としての単なる食生活の改善にとどまらず、食に関する感謝の念と理解を深めることや、伝統のある優れた食文化の継承、地域の特性を生かした食生活に配慮すること等が求められています。 |
Q1 〔回答票1〕あなたは、「食育」という言葉やその意味を知っていましたか。この中から1つだけお答えください。
(ア)言葉も意味も知っていた 33.9
(イ)言葉は知っていたが、意味は知らなかった 31.3
(ウ)言葉も意味も知らなかった 34.8
Q2 〔回答票2〕あなたは「食育」に関心がありますか、それとも関心がありませんか。この中から1つだけお答えください。
(ア)関心がある 36.1┬→(SQへ)
(イ)どちらかといえば関心がある 33.4┘
(ウ)どちらかといえば関心がない 16.9┬→(Q3へ)
(エ)関心がない 11.5┤
わからない 2.1┘
SQ 〔回答票3〕あなたが「食育」に関心がある理由は何ですか。この中から3つまであげてください。(3M.A.)(N=1,273)
(ア)子どもの心身の健全な発育のために必要だから 59.2
(イ)食生活の乱れ(栄養バランスの崩れ、不規則な
食事等)が問題になっているから 55.5
(ウ)肥満ややせすぎが問題になっているから 18.0
(エ)生活習慣病(がん、糖尿病等)の増加が問題に
なっているから 50.9
(オ)BSEの発生など、食品の安全確保が重要だから 12.2
(カ)食にまつわる地域の文化や伝統を守ることが
重要だから 9.2
(キ)食料を海外からの輸入に依存しすぎることが問
題だから 21.8
(ク)消費者と生産者の間の交流や信頼が足りないと
思うから 2.7
(ケ)有機農業など自然環境と調和した食料生産が重
要だから 16.5
(コ)大量の食べ残しなど食品廃棄物が問題だから 15.2
(サ)自然の恩恵や食に対する感謝の念が薄れているから 19.2
その他( ) 0.5
特にない 0.2
わからない 0.4
(全員に)
Q3 〔回答票4〕あなたは、日頃から、「食育」を何らかの形で実践していますか。この中から1つだけお答えください。
(ア)積極的にしている 12.1┬→(Q4へ)
(イ)できるだけするようにしている 43.6┘
┌(ウ)あまりしていない 26.4
├(エ)したいと思っているが、実際にはしていない 9.3
├(オ)したいとは思わないし、していない 5.5
│ わからない 3.0―→(Q4へ)
↓
SQ 〔回答票5〕あなたが食育を実践していない理由は何ですか。この中から3つまであげてください。(3M.A.)(N=755)
(ア)自分や家族の食事や食生活に関心がないから 10.1
(イ)食事や食生活への関心はあるが、他のこと(仕事、趣味等)で忙しいから 43.3
(ウ)食事や食生活への関心はあるが、食費を安くすることの方が重要だから 24.1
(エ)食事や食生活を特に意識しなくても問題はないから 30.6
(オ)「食育」自体についてよく知らないから 36.8
(カ)活動や行動をしたくても情報が入手できないから 15.9
その他( ) 1.2
特にない 4.8
わからない 1.2
(全員に)
(資料2を提示して、調査対象者によく読んでもらってから、以下の質問を行う。)
〔資料2〕 健全な食生活を実践するためには、国民一人一人が自分にとって必要な食事の量を把握し、その人に適した食事をとることが必要であり、これにあたっては、 「食事バランスガイド」 :「何を」「どれだけ」食べたらよいかを分かりやすくコマ で示したもの 「食生活指針」 :望ましい食生活を実践するための指針 「日本人の食事摂取基準」:1日に必要なエネルギーや栄養素の摂取量の目安を示した もの 「六つの基礎食品」 :栄養成分の類似している食品を六群に分類したもの 「3色分類」 :食品の体内での主な働きを3つに分けて、主な食品を分類し たもの 等の食生活上の指針等を参考にすることが有効です。 |
Q4 〔回答票6〕あなたは、日頃の健全な食生活を実践するため、どのような指針等を参考にしていますか。この中から3つまであげてください。(3M.A.)
(ア)「食事バランスガイド」 39.5
(イ)「食生活指針」 9.5
(ウ)「日本人の食事摂取基準」 18.7
(エ)「六つの基礎食品」 24.8
(オ)「3色分類」 26.4
(カ)その他の指針 5.1
(キ)特に参考にしていない 39.3
わからない 2.0
(資料3を提示して、調査対象者によく読んでもらってから、以下の質問を行う。)
〔資料3〕 内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)とは、「内臓脂肪が蓄積することによって、血圧、血糖が高くなったり、血中の脂質異常をおこしたりして、食事や運動などの生活習慣を改善しなければ、心筋梗塞や脳卒中などが起こりやすくなる状態」のことです。 |
Q5 〔回答票7〕あなたは、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)という言葉やその意味を知っていましたか。この中から1つだけお答えください。
(ア)意味も言葉も良く知っていた 47.4
(イ)言葉も知っていたし、意味も大体知っていた 29.9
(ウ)言葉は知っていたが、意味はあまり知らなかった 10.5
(エ)言葉は知っていたが、意味は知らなかった 3.9
(オ)言葉も意味も知らなかった 8.2
(資料4を提示して、調査対象者によく読んでもらってから、以下の質問を行う。)
〔資料4〕 国民一人一人が健全な食生活を自ら実践できるための食に関する正確な知識や的確な判断力を主体的に身に付けていく上で、国民が自ら取り組み、国民が主役となった、国民的広がりを持つ運動として食育を推進していくことが課題となっています。 |
Q6 〔回答票8〕食育には、多面的な内容が含まれますが、国民運動として実践するとしたら何に関心がありますか。この中から3つまであげてください。(3M.A.)
(ア)食生活・食習慣の改善 55.6
(イ)食品の安全性に関する理解 59.1
(ウ)食を通じたコミュニケーション 19.1
(エ)食事に関するあいさつの励行や作法の習得 17.4
(オ)自然の恩恵や生産者等への感謝・理解、農林漁業等に関する体験活動 28.2
(カ)環境との調和、食品廃棄の削減や食品リサイクルに関する活動 33.5
(キ)郷土料理、伝統料理等の優れた食文化の継承 26.4
その他( ) 0.2
特にない 5.5
わからない 1.4
Q7 〔回答票9〕毎月19日が食育の日であることを知っていましたか。
(ア)知っている 4.6
(イ)知らない 95.4
Q8 〔回答票9〕毎年6月は食育月間であることを知っていましたか。
(ア)知っている 3.8
(イ)知らない 96.2
Q9 〔回答票10〕あなたは、食育の推進にかかわるボランティア活動に機会があれば参加してみたいとお考えですか。
┌(ア)参加してみたい 26.9
│(イ)参加してみたいとは思わない 73.1 ─→(Q10へ)
↓
SQ 〔回答票11〕どのような食育に関するボランティア活動に参加してみたいと思いますか。この中から3つまであげてください。(3M.A.)(N=492)
(ア)郷土料理、伝統料理等の食文化継承活動 45.7
(イ)農林漁業などに関する体験活動 19.1
(ウ)食生活の改善に関する活動 49.8
(エ〉生活習慣病予防などのための料理教室 63.4
(オ)食品廃棄や食品リサイクルに関する活動 30.1
〈カ)食品の安全や表示に関する活動 42.5
(キ)食育に関する国際交流活動 13.4
その他( ) -
特にない 0.2
わからない 0.2
〈全員に)
Q10 〔回答票12〕家庭(単独世帯を含む)における食育として、自ら実践することが重要です。子ども等への指導は除き、次の(ア)から(オ)のそれぞれについて、あてはまるものを1つずつお答えください。まず、(ア)についてはどうでしょうか。(以下(オ)まで同様に質問する)
(注:Ⅰ必ずしている Ⅱしばしばしている Ⅲ時々している Ⅳあまりしていない Ⅴ全くしていない の%を表示)
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ
(ア)栄養バランスの優れた「日本型食生活」の実
践、野菜摂取量を増やす、油の多いものを控
えるなど、栄養バランスに気をつけている 31.8 32.7 22.9 10.1 2.4
(イ)家庭や友人と食卓を囲み、食事を楽しむ機会
を増やすなど、食を通じたコミュニケーショ
ンを充実させている 22.0 28.2 25.4 19.8 4.5
(ウ)毎日朝食を摂るなど規則正しい食生活に努め
ている 72.7 10.6 5.7 7.5 3.4
(エ)食事に関する作法に気をつけている 31.3 26.9 20.0 18.2 3.4
(オ)自ら料理に取り組んでいる 44.9 12.3 14.6 12.6 15.5
Q11 〔回答票13〕あなたは、食事の際に「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをしていますか。この中から1つだけお答えください。
(ア)必ずしている 59.3
(イ)しばしばしている 12.6
(ウ)時々している 11.1
(エ)あまりしていない 11.3
(オ)全くしていない 5.6
Q12 〔回答票13〕あなたは、食べ残しを減らす努力をしていますか。この中から1つだけお答えください。
(ア)必ずしている 67.8
(イ)しばしばしている 18.0
(ウ)時々している 6.9
(エ)あまりしていない 5.4
(オ)全くしていない 1.8
Q13 〔回答票14〕食品産業や家庭において食べ残しや食品の廃棄が発生していることに関して、日頃から「もったいない」と感じることがありますか。この中から1つだけお答えください。
(ア)いつも感じている 67.8
(イ)しばしば感じている 19.5
(ウ)時々感じている 9.6
(エ)あまり感じていない 2.5
(オ)全く感じていない 0.6
(資料5を提示して、調査対象者によく読んでもらってから、以下の質問を行う。)
〔資料5〕 わが国は、四季折々の様々な食材に恵まれ、長い年月を経て地域と結びついた郷土料理、伝統食、行事食、配膳方法、所作などの食文化が形成されてきました。 |
Q14 〔回答票15〕お住まいの地域の郷土料理や伝統食を何種類知っていますか。この中から1つだけお答えください。
(ア)7種類以上 17.6
(イ)5~6種類 11.5
(ウ)3~4種類 21.1
(エ)1~2種類 21.1
(オ)知らない 28.8
Q15 〔回答票16〕お住まいの地域の郷土料理や伝統食を何種類食べたことがありますか。この中から1つだけお答えください。
┌(ア)7種類以上 16.6
├(イ)5~6種類 9.9
├(ウ)3~4種類 20.0
├(エ)1~2種類 22.6
│(オ)食べたことはない 30.8 ―→(Q16へ)
↓
SQ 〔回答票17〕お住まいの地域の郷土料理や伝統食を何種類作ることができますか。この中から1つだけお答えください。(N=1,267)
(ア)7種類以上 12.1
(イ)5~6種類 8.4
(ウ)3~4種類 18.0
(エ)1~2種類 27.2
(オ)作ることはできない 34.3
(全員に)
(資料6を提示して、調査対象者によく読んでもらってから、以下の質問を行う。)
〔資料6〕 伝統的な行事と行事食の一般的な例示として次のようなものがあります。 ・正月(1月:おせち、お雑煮、七草粥等) ・節分(2月:まめ等) ・桃の節句(3月:ひな菓子、五目すし等) ・春分の日(3月:ぼた餅等) ・端午の節句(5月:ちまき、かしわ餅等) ・七夕(7月:素麺等) ・土用(7月:うなぎ、もち等) ・お盆(8月:団子等) ・十五夜(9月:月見団子等) ・秋分の日(9月:おはぎ等) ・七五三(11月:千歳飴等) ・冬至(12月:かぼちゃ料理等) ・大晦日(12月:そば等) |
Q16 〔回答票18〕ご自宅で行事食を伴う伝統的な行事を年間にどの程度行っていますか。この中から1つだけお答えください。
(ア)7回以上 46.8
(イ)5~6回 21.6
(ウ)3~4回 19.7
(エ)1~2回 9.7
(オ)全く行わない 2.2
最後に、ご回答を統計的に分析するために、あなたご自身のことについて伺います。
F1〔 性 〕
男性 44.9
女性 55.1
F2〔年齢〕あなたのお年は満でおいくつですか。
20~24歳 4.7
25~29歳 4.8
30~34歳 7.1
35~39歳 9.7
40~44歳 7.2
45~49歳 9.1
50~54歳 8.4
55~59歳 11.9
60~64歳 10.9
65~69歳 9.6
70歳以上 16.6
F3〔本人職業〕あなたのご職業は何ですか。
職業の内容を具体的に記入してから、下の該当する項目に○をつける。
〔 〕
〔 〕
〔自営業主〕 9.2
農林漁業 1.3
商工サービス業 6.6
自由業 1.4
〔家族従業者〕 3.8
農林漁業 0.9
商工サービス業 2.6
自由業 0.3
〔雇用者〕 45.4
管理職 2.6
専門技術職 0.8
事務職 19.7
労務職 22.3
〔無職〕 41.6
主婦 24.1
学生 2.2
その他の無職 15.2
以上で面接調査は終了です。ご協力ありがとうございました。