東京大学

概要
調査番号 0093
調査名 衆議院選挙に関する世論調査(1996年総選挙前後調査),1996
寄託者 選挙とデモクラシー研究会(JEDS)
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

寄託者が利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

研究はなし教育は一年
データ提供方法 ダウンロード
メタデータ閲覧・オンライン分析システムNesstar 利用不可
調査の概要  本調査は1996年に行われた衆議院選挙に関する世論調査(1996年総選挙前後調査)である。日米の共同研究として実施された。
 この調査は、衆議院の制度改革後の初の総選挙の前後調査であり、制度の影響の二つのモデル(制度的実体の顕出性モデルという心理学的モデルと政治文化モデル)の検証を中心に調査項目が構成されている。すなわち、日本の政治過程における政治文化的な影響力と制度変更の社会心理的な効果との検討を通じて、有権者から見た政治制度や政党再編過程に対する日本的な適応と不適応を検討するものである。

 また、本調査データは、CSES(Comparative Study of Electoral Systems)の国際プロジェクトに対応した項目も含み、世界52ヶ国間の比較データをも提供している。

 なお、JEDS96は、「Japanese Elections and Democracy Study 96」の意味である。

 英語版jeds96e1が公開されている。jeds96..の後に続く数値は版(バージョン)で、版が同じである限り、日本語版(j)と英語版(e)の内容は一致している。
調査対象 年齢20歳以上の男女個人(有権者)
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ サンプル数 2,100人、前調査回収数1,452人、前調査回収率69.1%、後調査回収数1,327人、後調査回収率 63.2%、前後調査両回答数1,244人、両回答回収率59.2%
参考:追加のはがき調査(4問のみの追加調査):回答数663人、回収率47.8%:前後調査いずれかの回答者1,388人に対する調査
調査時点 前調査1996年10月9日~19日
後調査1996年10月21日~11月6日

(はがき調査1996年11月21投函、12月1日締切)
調査地域 全国
標本抽出 層化二段無作為抽出法による。詳しくは以下のとおり。
1.母集団  : 全国の満20歳以上の男女

2.標本数  :  2,100人

3.地点数  :  121市区     121地点
          33町村     33地点
        計 154市区町村   154地点

4.抽出方法 : 層化2段無作為抽出法

(層  化)
(1) 全国の市町村について比例区を単位として11ブロックに分類した。
(2) 各ブロックにおいては、さらに都市規模によって5分類し、それぞれを第1次層 とし計52層とした。人口による都市規模の分類は、平成8年3月31日現在住民基本台帳に基づく「全国人口・世帯数表人口動態表」(自治省行政局編)によった。
(3) 各ブロック、都市規模の層別における推定母集団数(平成7年3月31日現在の20歳以上人口)の大きさにより、2,100 の標本数を比例配分し、各調査地点の標本が10~16になるように調査地点数を決めた。その結果、調査地点数は154地点となった。

(抽  出)
(1) 第一次抽出単位となる調査地点として、平成2年国勢調査時に設定された調査区 を使用した。
(2) 調査地点(調査区)の抽出は、調査地点数が2地点以上割り当てられた層については、

          層における調査区数(計)
    抽出間隔=--------------
          層で算出された調査地点数

 を算出し、等間隔抽出法によって抽出した。
(3) 抽出に際しての各層内における市区町村の配列順序は、平成2年国勢調査時の市 区町村コードに従った。
(4) 調査地点における対象者の抽出は、調査地点の範囲内(町・丁目・番地・地区等 を指定)より選挙人名簿(一部住民基本台帳)から等間隔抽出法によって抽出した。
調査方法 調査員による面接聴取(はがき調査は郵送)
調査実施者 JEDS研究会(Bradley Richardson, Susan Pharr, Dennis Patterson, 内田満、林文、谷藤悦史、田中愛治、池田謙一、西澤由隆、川上和久)
[この研究会のうち、日本人研究者は「選挙とデモクラシー」研究会(主査・内田満)として1993年より活動している。また、JEDS研究会は98年参院選でJEDS96データのパネルデータを取得、その後の衆院選での調査も予定している]

調査実施は、中央調査社
委託者(経費) 全米科学財団(NSF:代表Bradley Richardson)、文部省科学研究費(一般研究c:代表田中愛治)、吉田秀雄記念事業財団、からの助成金による。
寄託時の関連報告書・関連論文 報告書の形では出ていない
田中愛治「無党派層の意識構造と投票行動--新たな理論モデルと1996年総選挙における実証分析--」1997年度日本選挙学会研究会・報告論文.
Aiji Tanaka and Yoshitaka Nishizawa(田中愛治・西澤由隆)"Critical Elections of Japan in the 1990s: Does the LDP's Comeback in 1996 mean Voter Realignment or Dealignment?" A paper presented at the XVIIth World Congress of International Political Science Association in Seoul, Korea, August 17-21, 1997.
Aiji Tanaka(田中愛治)"Two Faces of the Japanese Electorate: the Organized Voters vs. the Unorganized Voters on the Process of Partisan Realignment/Dealignment". A paper presented at the 1998 Annual Meeting of the American Political Science Association in Boston, USA, September 3-6, 1998.
Ken'ichi Ikeda(池田謙一)"Social Networks and Interpersonal Influences in Japanese Voting Behavior". A paper presented at the 1998 Annual Meeting of the American Political Science Association in Boston, USA, September 3-6, 1998.
Susan Pharr "Empty Pockets, Empty Lives, or Culture Shift? Explaining Public Trust in Japan". A paper presented at the 1998 Annual Meeting of the American Political Science Association in Boston, USA, September 3-6, 1998.
Dennis Patterson, & Bradley Richardson "The Personal Vote -- Japanese Style". A paper presented at the 1998 Annual Meeting of the American Political Science Association in Boston, USA, September 3-6, 1998.
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など [前調査票][後調査票]
主要調査事項 ■衆議院選挙に関する世論調査〔選挙前〕,1996

 アンケート事項:候補者の認知度(候補者名とその周知程度・感情温度・政党名),各候補者に対する評価(15項目),政党の認知度(政党名とその周知程度・感情温度),無党派に対する感情温度,各政党に対する評価(15項目),通常時の支持政党とその熱心度,これまでの支持経験,絶対に支持したくない政党,投票予定(行くか否か,投票予定候補者名とその決定時期・当選予想,投票予定政党名とその決定時期),望ましい政権(単独政権か連立政権か,その政党名),これまでよく投票した候補者名・政党名,政治的立場(保守的か革新的か(本人・五大政党),改革か安定か(本人・五大政党),行政改革に対する賛否(本人・五大政党)・重要度),橋本内閣への一般的評価,新政府へ望む課題・最重要課題とそれへの取組み(期待できる候補者名・政党名,これまでの橋本内閣の取組みへの評価),居住地域の最重要課題とそれへの取組み(期待できる候補者名・政党名),日本の民主主義への満足度,日本の政党政治・政党支持への考え方と支持政党・好感政党,日本の景気の認識度・1年前との比較,暮らし向きの満足度・1年前との比較,国民と選挙や政治との関わり合い(特に投票)への考え,政治・社会諸問題に対する考え方(農産物の輸入自由化,福祉や公共サービスと増税,日米安全保障体制,政党本位か地元の候補者か,政治家間の意見対立と政治の秩序,政治家への献金・献品,不干渉の社会か相互扶助の社会か,実力者依頼派か自力派か,従来のしきたり尊重派か個人の判断尊重派か,仕事と個人生活との望ましい境目,頼みごと時の口利き,地元本位で活動の政治家か国全体で活躍の政治家か),政治倫理観。

フェース事項:性別,生年月日・満年齢,居住年数,仕事場との距離,住居の種類,最終学歴,世帯年収,同居家族数,別居家族数,職業,事業内容,雇用者数,農地面積,従業員数,職業内容,職位,労働組合加入の有無,生計維持者とその職業・従業員数・職業内容。
■衆議院選挙に関する世論調査〔選挙後〕,1996

 アンケート事項:候補者の認知度(候補者名,好感度),投票行動(行ったか否か,投票した候補者名・その支持の強弱・その政党本位か個人本位か・投票者決定時期,投票した政党名・その投票理由),今回の選挙の感想(以前との比較―当該選挙区の選挙戦・投票者の決定・投票依頼の電話・政党の違い・候補者の違い,その他候補者・政党・選挙結果・選挙の仕組み等への感想),ふだんよく話す人(5人)とその頻度・投票したと思う候補者や政党,思いもかけない人との選挙話の有無・投票したと思う候補者や政党,知人への投票依頼の働きかけ(参加の有無,相手,薦めた候補者名・政党名),知人からの投票依頼の働きかけ(有無,受けた相手,薦められた候補者名・政党名),9月以降の諸選挙運動の参加や働きかけ(有無,その候補者名・政党名),諸課題(行政改革・消費税5%への増加・景気回復)の選挙期間中の新聞・テレビ・演説での見聞の有無,印象に残った候補者名・政党名・印象の内容(政見放送・ニュース番組・テレビコマーシャル・新聞記事・新聞広告・ポスター,良い印象・悪い印象),テレビ政見放送への考え(今までのとの比較),投票以外の政治参加の方法,諸方法による政治参加の経験の有無,知人からの政治活動への参加依頼の有無,今後の政治活動参加への意向,住民投票の認知・その自治体,身近に感じる政党(有無,政党名,最も身近な政党とその度合),庶民の声と政党・選挙・国会との関わりへの考え,国民と選挙や政治との関わり合いへの考え方(11項目),政治への考え方(国会議員,大組織の利益か国民全体のためか,国民生活なおざりか,国の政治への信頼度,地方の政治への信頼度,選挙の公正度,政党が有権者のことを考えている度合,政党の必要度,国会議員の有権者理解度,この1年間の国会議員との連絡の有無,政権担当者による違いの度合,投票者による政治の変化の有無,日本人が政治に関して正直に意見をいう度合),六大政党への好感度,各党党首への好感度,加入している諸団体とその支持候補者名・政党名。

フェース事項:性別,生年月日・満年齢,居住年数,仕事場との距離,住居の種類,最終学歴,世帯年収,同居家族数,別居家族数,職業,事業内容,雇用者数,農地面積,従業員数,職業内容,職位,労働組合加入の有無,生計維持者とその職業・従業員数・職業内容。
公開年月日 1998/12/01
トピック 政治・行政・選挙
バージョン 1998年10月10日:当初公開2006年10月19日:利用条件を変更
特記事項  データはSPSSシステムファイル(バージョン7.5で作成)で提供され、ファイル名はjeds96j1.savである。
 変数名、ラベルが英語になっているjeds96e1.savもあり。