概要 |
調査番号
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0589
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調査名
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新潟県中越沖地震に関するアンケート調査,2007
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寄託者
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サーベイリサーチセンター
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利用申込先・承認手続き
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利用方法の詳細はこちら
SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる |
教育目的(授業など)の利用
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教育(授業・卒論等)も可 |
利用期限
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一年間 |
データ提供方法
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ダウンロード |
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis
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利用不可 |
調査の概要
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新潟県中越沖地震は,2007年7月16日(休日「海の日」)の午前10時13分ころ,新潟県上中越沖を震源として発生したマグニチュード6.8の地震である。この地震により,柏崎市,長岡市,刈羽村で震度6強の強い揺れを観測し,合計11名の犠牲者が発生した。
本調査は,地震の直後に,特に被害の激しかった柏崎市の中心部の住民を対象に,地震時の行動や心理,地震に対する意識などについて聞いたもので,今後の防災対策の基礎資料として提供することを目的として実施された。500名という多くの住民に,面接法を用いることで,詳細な項目についてたずねている。
今回の地震のポイントは4点ある。第1は,犠牲者が発生した構造で,高齢者が築年数の古い家に多く住んでおり,その倒壊によって犠牲となったこと。第2は,柏崎刈羽原子力発電所が想定外の強い揺れにみわわれ,さまざまなトラブルが発生したこと。第3は,2007年10月から一般供用がはじまった緊急地震速報の活用について。第4は,今回の被災地が3年前の中越地震でも被害を受けていたということである。
調査内容は次の通り。被害状況/地震当日のこと/避難生活/地震についての情報/電話・インターネット/地震に関する意識や体験/柏崎刈羽原子力発電所の事故/回答者属性。
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データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計)
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量的調査: ミクロデータ
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調査対象
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調査地域に居住する20歳以上の男女個人
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調査対象の単位
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個人
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サンプルサイズ
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回収数 500人
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調査時点
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2007-07-28 ~ 2007-08-03
2007年7月28日~8月3日
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対象時期
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2007 ~ 2007
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調査地域
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新潟県
調査地域に居住する20歳以上の男女個人
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標本抽出
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混合確率と非確率
エリアサンプリング
※当該対象者が避難場所に転居しており,その場所が判明した場合は,調査を行った。
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調査方法
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個別面接法
自記式調査票:紙
訪問面接法(一部,留置法を併用)
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調査実施者
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サーベイリサーチセンター調査協力者:中村功・関谷直也(東洋大学),中森広道(日本大学)、首藤由紀(株式会社社会安全研究所)
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DOI
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10.34500/SSJDA.0589
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委託者(経費)
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寄託時の関連報告書・関連論文
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「新潟県中越沖地震に関するアンケート調査 調査報告書」,2007年10月,(株)サーベイリサーチセンター
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SSJDAデータ貸出による二次成果物
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二次成果物一覧はこちら
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調査票・コードブック・集計表など
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[調査票]
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主要調査事項
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(1)被害
住居の被害の程度,家屋(建物)の被害状況,家の中の被害状況,地震によるけがの有無,けがの要因。
(2)地震当日のこと
地震発生時の居場所,地震発生時の身体の状態,揺れている間の行動,地震当日の夜過ごした場所,地震当日困ったこと,地震直後の情報ニーズ,地震当日の情報の入手先。
(3)避難生活
地震から1週間後困ったこと,地震直後に避難した場所,公的避難所の良かった点,公的避難所の不便・不満点,避難場所での体験。
(4)地震についての情報
災害情報を入手した媒体,役立った災害情報入手先,テレビ・ラジオ報道の評価。
(5)電話・インターネット
地震当日連絡を取ろうとした通信手段,使用した通信会社,地震直後の通信手段のつながり具合,つながるまでの所要時間,家族や知人の安否確認,安否確認サービスの認知・利用・役立度,災害情報を伝えるホームページ閲覧有無,閲覧したホームページ,ホームページの役立度。
(6)地震に関する意識や体験
地震前の大地震の発生予想,将来の大地震の発生予想,今回の地震の被害程度に対する意識,地震前の居住地域の安全性への意識,地震後の居住地域の安全性への意識,地域の危険な点,地震に備えた家具の固定の有無,地震前に行っていた対策,今回の地震をきっかけに行っている対策,地震の備えの充足度,今後の防災準備意向,2004年「新潟県中越地震」の体験,緊急地震速報の認知,大揺れの10秒前に情報を入手した場合にできたこと。
(7)柏崎刈羽原子力発電所の事故
地震直後に起きた変圧器火災(情報入手先・受け止め方),海水への放射能漏れ(情報入手先・受け止め方),想定外の揺れがあったこと(情報入手先・受け止め方),柏崎刈羽原子力発電所事故のマスコミ報道への評価,事故の問題点,原発の安全性についての考え方の変化,原発に対する賛否の変化,柏崎刈羽原子力発電所事故への考え。
(8)回答者属性
性別,年齢,職業,避難時援助が必要な家族,住居形態,住居建設時期,住居構造,現在の住居。
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公開年月日
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2008/10/01
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CESSDAトピック
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詳細はこちら
情報社会
健康一般とウェルビーイング
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SSJDAオリジナルトピック
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情報・通信・マスメディア
安全・犯罪・災害
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バージョン
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1 : 2008-10-01
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特記事項
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