[概要][人事部門調査票][ライン管理職調査票][検索]

ライン管理職調査票

調査番号 0322
調査名  裁量労働制ならびに労働時間管理に関する調査,2002

(注)・数字は%。NAは無回答。Nは総数。特に数字を表示していない場合はN=92である。


Ⅰ 裁量労働制について


Q1 現在、あなたの部下は何人ですか。うち裁量労働制で働いているのは何人ですか。

①部下の数:( )人
  5人未満     12.0
  5~9人     33.7
  10~14人    20.7
  15~19人    13.0
  20人以上    19.6
  NA        1.1

②裁量労働適用者:( )人
  5人未満     56.5
  5~9人     23.9
  10~14人     9.8
  15~19人     5.4
  20人以上     4.3
  NA        0.0

Q2 裁量労働制で働いている部下の業務は、どのような業務ですか(該当するすべてに○印)。

1 新商品・新技術の研究開発、科学研究   71.7
2 情報処理システムの分析・設計      10.9
3 記事等の取材・編集            0.0
4 デザイナーの業務             2.2
5 プロデューサー、ディレクターの業務    1.1
6 コピーライターの業務           0.0
7 システムコンサルタントの業務       1.1
8 インテリアコーディネーターの業務     0.0
9 ゲーム用ソフトウエアの創作        0.0
10 証券アナリストの業務          0.0
11 金融派生商品等の開発          0.0
12 公認会計士の業務            0.0
13 弁護士の業務              0.0
14 建築士の業務              0.0
15 不動産鑑定士の業務           0.0
16 弁理士の業務              0.0
17 中小企業診断士の業務          0.0
18 企画・立案・調査・分析の業務      22.8
19 その他(具体的に       )    6.5
NA                     0.0


ここからは、裁量労働制で働いている部下の管理についてお尋ねします。

Q3 裁量労働制で働いている人に認められている『裁量』の範囲についてお答えください(各項目ごとに1から3のいずれかの数字に○をつけてください)。(注:3 対象者全員に認められている 2 一部の人だけに認められいている 1 認められていない の%を表示)

                    3   2   1  NA
①出勤時間              94.6  2.2  3.3  0.0
②退勤時間              95.7  2.2  2.2  0.0
③休憩時間              75.0  1.1 23.9  0.0
④休日の勤務             58.7  4.3 37.0  0.0
⑤仕事の進め方やスケジュールの決定  69.6 18.5 10.9  1.1
⑥担当する仕事内での予算執行権    17.4 23.9 57.6  1.1

Q4 裁量労働で働いている部下に対し、会社に出勤しないで仕事をすることを認めていますか(○印は1つ)。

1 本人の判断により自由にできる                 5.4
2 本人の判断により自由にできるが、事後の届出が必要である    1.1
3 事前に届出があれば、認めている               17.4
4 基本的には認めていないが、本人と話し合って認める場合もある 15.2
5 認めていない                        60.9
NA                               0.0

Q5 実際に、会社に出勤しないで仕事をしている人はいますか(○印は1つ)。

1 いる                       5.4
2 現在はいないが過去にはそういうケースがあった   6.5
3 過去も現在もいない               87.0
NA                         1.1
 
Q6 裁量労働制で働いている部下が休日に出勤する場合、どのような手続きが必要ですか(○印は1つ)。

1 本人の判断により自由に出勤できるが、事後の届出が必要である  18.5
2 事前の届出が必要である                    66.3
3 特にとりきめがない                      15.2
NA                                0.0

Q7 裁量労働制を導入する前と比べて、年休取得の実情はどのように変化しましたか(○印は1つ)。

1 良くなった      7.6
2 変わらない     81.5
3 悪くなった      2.2
4 わからない      8.7
NA           0.0

Q8 裁量労働で働いている部下の実労働時間を把握していますか(○印は1つ)。

1 適用されている人の自己申告により把握している        60.9
2 タイムカードやICカード等の記録機器を用いて把握している    2.2
3 その他の方法で把握している(具体的に       )    10.9
4 把握していない                       25.0
NA                               1.1

Q9 裁量労働制の導入前と比べて、実労働時間が減った人が多いですか。増えた人が多いですか(○印は1つ)。

1 減った人が多い     9.8
2 増えた人が多い    10.9
3 変わらない      69.6
4 わからない       8.7
NA            1.1

Q10 特定の人の労働時間が増えている、ということはありますか(○印は1つ)。

1 ある    25.0
2 ない    73.9
NA       1.1

Q11 実労働時間が長くなっている部下に対し、労働時間を減らすことができるようにアドバイスや支援をしていますか(○印はいくつでも可)。

1 担当している業務の一部を他の人に回すなどして、仕事量
 を減らすようにしている                    55.4
2 その人の下にサポートメンバーを加えるなどして、負荷を
 軽減するようにしている                    45.7
3 仕事の方法などについて具体的なアドバイスをして、仕事
 の進捗がはかどるようにしている                56.5
4 大きな仕事を終えたところで簡単な仕事を与えることで、
 長期的にバランスをとるようにしている             6.5
5 その他(具体的に          )            3.3
6 とくに何もしていない                     8.7
NA                                4.3

Q12 裁量労働制について、部下から悩み事などの相談を受けたことがありますか(○印はいくつでも可)。

1 制度のしくみについて相談を受けた       26.1
2 自分の時間管理のしかたについて相談を受けた   4.3
3 仕事の量について相談を受けた         13.0
4 役割や責任について相談を受けた        18.5
5 在宅勤務などの働き方について相談を受けた    5.4
6 賃金や賞与について相談を受けた        20.7
7 その他(具体的に       )        1.1
8 とくにない                  45.7
NA                        5.4 

Q13 裁量労働制を導入することにより、どのような変化がありましたか。各設問ごとに1から3のいずれかの数字に○印をつけてください。(注:3 Aに近い 2 わからない 1 Bに近い の%を表示)

①A:部門や業務の生産性が向上した
 B:部門や業務の生産性が低下した

②A:際立った業績や成果が出るようになった
 B:際立った業績や成果が出なくなった

③A:対象者にかかわる人件費総額が減った
 B:対象者にかかわる人件費総額が増えた

④A:従業員の仕事の意欲が高まった
 B:従業員の仕事の意欲が減退した

⑤A:管理職の仕事の負荷が軽減した
 B:管理職の仕事の負荷が高まった

⑥A:従業員の仕事の負荷やストレスが減った
 B:従業員の仕事の負荷やストレスが増えた

⑦A:職場内の意思疎通や協力がスムーズにいくようになった
 B:職場内の意思疎通や協力がうまくできなくなった

      3   2   1  NA
  ①  43.5 53.3  0.0  3.3
  ②  17.4 79.3  0.0  3.3
  ③  39.1 50.0  7.6  3.3
  ④  46.7 48.9  1.1  3.3
  ⑤   9.8 70.7 16.3  3.3
  ⑥  18.5 67.4 10.9  3.3
  ⑦  12.0 80.4  4.3  3.3

Q14 裁量労働制を運営する場合、管理上の悩みはありますか(○印は1つ)。

1 査定や評価が難しい             21.7
2 仕事の配分が難しい              7.6
3 職場内の仕事の連携・調整が難しい       4.3
4 顧客や他部門との仕事の調整が難しい      2.2
5 その他(具体的に         )     1.1
6 裁量労働制だから、ということはとくにない  59.8
NA                       3.3


Ⅱ 労働時間管理について


Q15 裁量労働制ではない一般の部下の労働時間の把握はどのように行っていますか(○印は1つ)。

1 部下の自己申告により把握している              71.7
2 タイムカードやICカード等の記録機器を用いて把握している   5.4
3 その他の方法で把握している(具体的に       )    9.8
4 把握していない                       1.1
5 そのような部下はいない                   7.6
NA                               4.3

Q16 あなたの職場では、いわゆる「サービス残業」があると思いますか(○印は1つ)。

1 あると思う    51.1
2 ないと思う    34.8
3 わからない     7.6
NA          6.5

Q17 あなたの部署では、残業手当を予算管理していますか(○印は1つ)。

1 している     53.3
2 していない    41.3
NA          5.4

Q18 ホワイトカラーの労働時間と処遇について、あなたの考えはAとBのどちらに近いですか。各設問ごとに1から4のいずれかの数字に○印をつけてください。(注:4 Aに近い 3 ややAに近い 2 ややBに近い 1 Bに近い の%を表示)

①A:仕事の成果を中心に賃金が支払われる社員は今後、過半数を超えるようになる
 B:仕事の成果を中心に賃金が支払われる社員は今後、ごく一部にとどまる

②A:一定程度裁量権のある業務は、裁量労働制を拡大することが不可欠である
 B:一定程度裁量権のある業務は、フレックスなどの既存の制度で十分対応できる

③A:時間管理について本人に任せた方がよい対象者は今後は過半数を超えるようになる
 B:時間管理について本人に任せた方がよい対象者は今後もごく一部にとどまる

④A:「サービス残業」が存在する実態はある程度やむを得ないことだ
 B:「サービス残業」が存在する実態はすぐにでも改善すべきだ

⑤A:賃金を仕事の成果に応じて支払った場合、トータルの労働時間は減る
 B:賃金を仕事の成果に応じて支払った場合、トータルの労働時間は増える

      4   3   2   1  NA
  ①  56.5 30.4  7.6  2.2  3.3
  ②  28.3 47.8 20.7  0.0  3.3
  ③  31.5 47.8 14.1  3.3  3.3
  ④   8.7 45.7 26.1 14.1  5.4
  ⑤   3.3 31.5 45.7 14.1  5.4


最後にあなたご自身についてお尋ねします


F1 性別

1 男性        95.7
2 女性         1.1
NA           3.3

F2 年齢

 ( )歳
  20代        0.0
  30代        14.1
  40代        57.6
  50代以上      25.0
  NA         3.3

F3 職位

1 係長クラス      6.5
2 課長クラス     55.4
3 次長・部長クラス  33.7
4 その他(    )  1.1
NA           3.3

F4 所属部門

1 社長室部門      0.0
2 監査審査部門     1.1
3 総務部門       3.3
4 経営企画部門     1.1
5 広報宣伝部門     1.1
6 人事部門       4.3
7 経理財務部門     4.3
8 営業部門       0.0
9 業務部門       1.1
10 国際部門       0.0
11 研究開発部門    65.2
12 生産部門       2.2
13 購買部門       2.2
14 情報処理部門     7.6
15 その他(    )  3.3
NA            3.3


ご協力ありがとうございました。


All Rights Reserved, Copyright (c)2002 Center for Social Research and Data Archives, Institute of Social Science, The University of Tokyo