概要 |
調査番号
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0995
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調査名
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国際比較のための価値・信頼・政治参加・民主主義指標に関する4波のパネル調査の日本データ(含WVS2010,ABS3,CSES4),2010-2013
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寄託者
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池田謙一
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利用申込先・承認手続き
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利用方法の詳細はこちら
寄託者が利用申請を承認したときに利用できる |
教育目的(授業など)の利用
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研究のみ |
利用期限
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研究はなし教育は一年 |
データ提供方法
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ダウンロード |
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis
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利用不可 |
調査の概要
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世界規模,アジア規模の国際比較調査研究の進展が近年著しく,そのことによって社会科学では制度や文化が人々の価値・意見・行動に対していかなる規定力を持ち,また制度の変更がどのような変化を人々にもたらすかの研究が飛躍的に進展している。価値研究,民主化研究,政治参加・投票行動研究,社会関係資本研究の分野において,それらはほぼ同時進行である。
このことを背景に,本調査は2つの目的を持って実施された。
第1に,世界規模レベル,アジア規模レベルの3つの国際比較データを,同一対象者をターゲットとした面接パネル調査を通じて5年の間に順次取得し,この面での日本の貢献を果たすのみならず,他国では実現していない主要比較調査間の関連性を解析する。ここで対象とする調査とは,世界価値観調査(WVS:World
Values Survey),アジアン・バロメータ調査(ABS:Asian Barometer Survey),選挙制度の効果の国際比較調査(CSES:Comparative
Study of Electoral Systems)である。
第2に,これら3つの調査を補完する形で,近年発展のめざましいソーシャル・ネットワーク調査(SocNet)をパネル調査に加え,合わせて4回の調査として,制度,文化,価値・ライフスタイル,信頼,ソーシャル・ネットワーク,社会・政治参加,民主主義に関するデータを複合的に同一パネルデータとして取得し,社会心理学の視点から日本人の政治・社会的な行動・信念の構図を,それぞれの関係性において明らかにする。
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データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計)
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量的調査: ミクロデータ
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調査対象
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【WVS2010】 18~79歳の一般男女
【ABS3】 20~89歳の一般男女
【SocNet】 20~89歳の一般男女個人
【CSES4】 20~89歳の一般男女個人
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調査対象の単位
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個人
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サンプルサイズ
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【WVS2010】 標本数 4,500(最終アタック数 4,252) 有効回収数 2,443 回収率 57.5%(最終アタック数に対して)
【ABS3】 標本数 5,407(最終アタック数 5,336) 有効回収数 1,880 回収率 35.2%(最終アタック数に対して)
【SocNet】 標本数 1,526 有効回収数 1,127 回収率 73.9%
【CSES4】 標本数 4,184(パネルサンプル1,124,新規抽出サンプル3,060) 有効回収数 1,937 回収率 46.3%
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調査時点
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2010 ~ 2013-08
【WVS2010】 2010年
【ABS3】 2011年
【SocNet】 2012年
【CSES4】 2013年7-8月
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対象時期
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2010 ~ 2013
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調査地域
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日本
【WVS2010】 全国
【ABS3】 全国
【SocNet】 全国
【CSES4】 全国
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標本抽出
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確率: 層別抽出
確率: 多段抽出
【WVS2010】 層化二段無作為抽出法
【ABS3】 層化二段無作為抽出法
【SocNet】 WVS,ABSにおいて調査協力の承諾を得たパネルサンプル
【CSES4】 WVS,ABS,ソーシャル・ネットワーク調査のいずれか(または複数)において調査協力の承諾を得たパネルサンプルと,調査データの歪みを補正するための新規抽出サンプル
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調査方法
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個別面接法
自記式調査票:紙
【WVS2010】 訪問面接法・留置法併用
【ABS3】 訪問面接法・留置法併用
【SocNet】 訪問面接調査
【CSES4】 訪問面接調査
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調査実施者
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(株)日本リサーチセンター
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DOI
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10.34500/SSJDA.0995
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委託者(経費)
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寄託時の関連報告書・関連論文
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SSJDAデータ貸出による二次成果物
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二次成果物一覧はこちら
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調査票・コードブック・集計表など
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【WVS2010】
日本語 ≪調査票≫ ≪集計表≫ , 英語 ≪調査票≫
【ABS3】
日本語 ≪面接調査票≫ ≪留置調査票≫ , 英語 ≪面接調査票≫ ≪留置調査票≫
【SocNet】
日本語 ≪調査票≫ , 英語 ≪調査票≫
【CSES4】
日本語 ≪調査票≫ , 英語 ≪調査票≫
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主要調査事項
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【世界価値観調査(WVS2010)】
・性別,年齢,学歴,職歴など仕事に関する項目,個人と世帯の収入関連項目
・生活満足感,家庭や家族に対する価値意識,ライフスタイル
・人生観,仕事観,人間観
・宗教,政治意識,国家と社会への意識,産業的/脱産業的価値観,科学技術観
【アジアン・バロメータ調査第3波(ABS3)】
・民主主義や民主化への賛否・支持,他の体制との比較優位性認知
・制度信頼 (選挙制度,議会,政党,裁判所,中央官庁,地方政府,警察,軍隊,新聞,テレビ等)
・政治参加 (投票,陳情・請願,献金,デモ参加経験等),社会参加(各種団体・組織参加)
・政治関心・政党支持・イデオロギー
・経済評価 (近い過去,現在,近い将来について個人の経済状況,社会の経済状況認知)
・アジア的価値(政治や社会倫理,社会関係に関する項目群)
・宗教的信念と宗教関連プラクティス
【ソーシャル・ネットワーク調査(SocNet)】
・一般的信頼・互酬性などの信念
・日常的コミュニケーションの中での重要他者・政治会話他者・仕事関連の会話他者等のネットワーク,社会関係のタテの多様性を測定するポジションジェネレータ指標
・ヨコのネットワーク開放性指標
・パースペクティブテイキング指標
・社会的寛容性の尺度
・安心関係の指標等
【選挙制度の効果の国際比較調査第4波(CSES4)】
・民主主義への満足感,政治参加することの効力感
・投票選好関連質問群(政党支持,政党感情温度計,本人および主要政党のイデオロギー的位置認知,政治リーダー認知,業績評価,将来期待,投票行動,投票歴)
・政治知識度
・政府部門の公的支出の過剰・適切・過小認知(政策領域ごと)
・政府の経済業績評価と受益者の公平性認知
・政治参加と情報獲得メディアとの関連性(マスメディア,インターネットメディア,対人コミュニケーションなどのメディア別の政治参加動員ルート)
・政治知識項目の拡充
・家計経済・資産状況項目の拡充
※調査項目の詳細については,調査票を参照。
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公開年月日
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2016/02/10
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CESSDAトピック
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詳細はこちら
政治
政治行動と政治的態度
社会と文化
社会行動と社会的態度
社会状況と社会指標
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SSJDAオリジナルトピック
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政治・行政・選挙
社会・文化
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バージョン
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1 : 2016-02-10
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特記事項
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