東京大学

概要
調査番号 PM130
調査名 東大社研・壮年パネル調査(JLPS-M)wave1-13, 2007-2019
寄託者 東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト
利用申込先・承認手続き 利用方法の詳細はこちら

SSJDAが利用申請を承認したときに利用できる
教育目的(授業など)の利用 教育(授業・卒論等)も可

利用期限

研究はなし教育は一年
データ提供方法 ダウンロード
オンライン集計システムSSJDA Data Analysis 利用不可
調査の概要  労働市場の構造変動,急激な少子高齢化,グローバル化の進展などにともない,日本社会における就業,結婚,家族,教育,意識,ライフスタイルのあり方は大きく変化を遂げようとしている。これからの日本社会がどのような方向に進むのかを考える上で,現在生じている変化がどのような原因によるものなのか,あるいはどこが変化してどこが変化していないのかを明確にすることはきわめて重要である。

 東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクトは,こうした問題をパネル(追跡)調査の手法を用いることによって,実証的に解明することを研究課題とする。このため東京大学社会科学研究所では,「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査」(Japanese Life Course Panel Surveys-JLPS)として,若年パネル調査(JLPS-Y),壮年パネル調査(JLPS-M),高卒パネル調査(JLPS-H),中学生親子パネル調査(JLPS-J)の4つのパネル調査を実施している。

 2007年1月に始められたJLPS-YとJLPS-Mは,職業,家族,教育,意識(政治的態度を含む),健康など,網羅的な質問項目を含んでおり,日本では数少ない大規模パネル調査の1つである。また,職業に関する項目は非常に詳細で,社会階層と社会移動に関する全国調査(SSM調査)に準拠する項目が尋ねられている。

 このように,JLPSは,特に英米における豊富なパネル調査の経験を参考に,国際比較分析が可能になるような設計を心がけているのみならず,既存の日本の調査(クロスセクショナルなものを含む)の調査項目も参考にしている。
 JLPS-Yは,2006年12月末現在で20歳から34歳のいわゆる「若年層」を,またJLPS-Mは,35歳から40歳の「壮年層」を対象としたもので,両者の質問項目は一致している。

 ここに収録の調査は,上記4つの調査のうち,2007年~2019年にそれぞれ実施した「壮年パネル調査」(Japanese Life Course Panel Surveys of the Middle-aged; JLPS-M)wave1~wave13に関するものである。同調査はその後も毎年継続して実施する予定である。なお,2019年同時期に行った「若年パネル調査」はSSJDA調査番号 PY130に収録されている。
2007年~2018年に行った「壮年パネル調査(wave1~12)」については,以下をそれぞれ参照のこと。
PM010  PM020  PM030  PM040  PM050  PM060  PM070  PM080  PM090  PM100  PM110  PM120

 また2011年度からは,長期追跡に伴う回答者の脱落問題を考慮し,継続調査と同年代の対象者(2011年に39歳から44歳)を新たに追加している。2007年からの継続調査データはPM130,2011年からの追加調査データはPM130_add2となっている。

 なお,社会科学研究所パネル調査プロジェクトの推進にあたっては,以下の資金提供を受けている。東京大学社会科学研究所研究経費(2003年度~),独立行政法人日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究S:2006~2009年度,2010~2015年度,特別推進研究事業:2013~2017年度,2018~2024年度),厚生労働科学研究費補助金(政策科学推進研究:2004~2006年度),奨学寄付金:株式会社アウトソーシング(法人番号:2080001012662):2006~2008年度。
データタイプ(量的調査/質的調査/官庁統計) 量的調査: ミクロデータ
調査対象 日本全国に居住する35~40歳の男女(2006年12月時点)
調査対象の単位 個人
サンプルサイズ 【wave13】
継続調査 回収数:890  回収率:89%
追加調査 回収数:178  回収率:74%
調査時点 2019年1~3月(wave13)
対象時期
調査地域 日本
全国
標本抽出 確率: 層別抽出
確率: 多段抽出
層化2段無作為抽出

・地域(10地域)と都市規模(4類型)の2層により層化(271地点)
・さらに性別・年齢別(5歳間隔)に層化
・抽出台帳は,住民基本台帳を基本とし,住民基本台帳の閲覧が不許可になった地点では,選挙人名簿を使用
調査方法 自記式調査票:紙
継続調査:調査票の郵送配布,訪問回収法
対象者には追跡調査であることを事前に伝えた上で調査に協力を要請し,郵送で調査票を配布。その後記入された調査票を,調査員が訪問し回収。

追加調査:調査票の郵送配布,郵送回収
調査実施者 東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト
実査は,(社)中央調査社
DOI
委託者(経費) (「調査の概要」を参照)
寄託時の関連報告書・関連論文 ディスカッションペーパーシリーズ
ディスカッションペーパーシリーズは,パネル調査プロジェクト関連の研究成果を,速報性を重視し暫定的にまとめたものである。PDFファイルをダウンロードして,閲覧可能。
『東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト 研究成果報告会2008』(研究成果報告4本+シンポジウム「社研パネル調査から見えてくるもの」所収)
『東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト 研究成果報告会2009』(研究成果報告4本+シンポジウム「ワークライフバランス研究の最新動向と社研パネル調査」所収)
『東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト 研究成果報告会2010』(研究成果報告4本+シンポジウム「若者たちの交際・結婚」所収)
『東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト 研究成果報告会2011』(研究成果報告4本+シンポジウム「若者たちの変化を追う―交際・結婚・意識」所収)
『東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト 研究成果報告会2012』(研究成果報告4本+シンポジウム「正規・非正規の二元論を超えて:若年非正規問題の再検討」所収)
『東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト 研究成果報告会2013』(研究成果報告4本+シンポジウム「若者のライフデザイン」所収)
『東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト 研究成果報告会2014』(研究成果報告4本+シンポジウム「パネル調査を用いた教育・社会研究の現在と未来」所収)
『東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト 研究成果報告会2015』(研究成果報告7本+シンポジウム「パネル調査で何がわかるのか」所収)
『東大社研パネルシンポジウム2019』(研究成果報告5本+シンポジウム「東大社研とパネル調査」所収)
『東大社研パネルシンポジウム2021』(研究成果報告4本+シンポジウム「東大社研パネル調査からみるCOVID-19の経験」所収)
『東大社研パネルシンポジウム2022』(研究成果報告4本+シンポジウム「コロナ禍の家庭,子育て,就業――若年・壮年パネル『ウェブ特別調査』からの知見」所収)
『東大社研パネルシンポジウム2023』(研究成果報告4本+シンポジウム「若年・壮年パネル調査からみるライフコースにおけるセカンドチャンス」所収)

佐藤博樹・永井暁子・三輪哲編,2010,『結婚の壁-非婚・晩婚の構造』勁草書房,2010年10月
石田浩編,2017,『教育とキャリア』勁草書房,2017年3月
佐藤香編,2017,『ライフデザインと希望』勁草書房,2017年3月
佐藤博樹・石田浩編,2019,『出会いと結婚』勁草書房,2019年4月
石田浩・有田伸・藤原翔編,2020,『人生の歩みを追跡する』勁草書房,2020年1月
SSJDAデータ貸出による二次成果物 二次成果物一覧はこちら
調査票・コードブック・集計表など ※SSJDA注:集計表は各wave公開時点のものであり,PM130とは数値が異なる場合があります。

【Wave1】  調査票 / 集計表
【Wave2】  調査票 / 集計表
【Wave3】  調査票 / 集計表
【Wave4】  調査票 / 集計表
【Wave5】  調査票調査票(追加調査) / 集計表集計表(追加調査)
【Wave6】  調査票調査票(追加調査) / 集計表集計表(追加調査)
【Wave7】  調査票(継続調査と追加調査の調査票は同一) / 集計表集計表(追加調査)
【Wave8】  調査票調査票(追加調査) / 集計表集計表(追加調査)
【Wave9】  調査票調査票(追加調査) / 集計表集計表(追加調査)
【Wave10】  調査票  / 集計表集計表(追加調査)
【Wave11】  調査票  / 集計表集計表(追加調査)
【Wave12】  調査票  / 集計表集計表(追加調査)
【Wave13】  調査票  / 集計表集計表(追加調査)
主要調査事項 (1)回答者の属性・仕事
・性別・生年,就労,現在(直近)の職業・就業の状況

(2)生活
・ふだんの生活,現在の暮らしむき,この1年間で経験したこと,相談相手・内容

(3)家族
・同居家族およびその他の家族
・親,兄弟姉妹,子ども

(4)教育・学歴・資格
・塾などの利用経験,中学3年時に進学を希望していた教育段階
・中学および高校在学時の状況
・高校卒業以降の教育の状況,最後に通った学校の状況,最後に通った学校を出た後に初めて就いた仕事
・取得資格および取得年

(5)ふだんの健康状態
・自分の健康状態,健康について感じた項目,疾病・障害の経験,喫煙・飲酒,人生の困難や問題に対する考え方 
・過去1年間での病気・怪我による仕事あるいは学校を休んだ日数,過去1年間での通院・入院日数および歯科医の通院日数

(6)社会意識・政治意識・その他の考え
・満足度(仕事,結婚生活など),希望・不安,自分にとって重要な事柄(仕事の成功,家庭生活など)
・日本社会に対する考え,居住地域・人々に対する考え
・政治に関する意見・関心,参議院選挙の比例代表で投票する政党,政党および海外諸国に対する好感度
・階層帰属意識,所属・加入している団体・組織

(7)住まい・資産
・住居種類,住居費・住宅ローン支払いの有無および金額
・家で所有しているもの,年収(本人・配偶者・世帯全体),世帯の収入源
・世帯の資産総額,両親もしくは配偶者の両親からの資産相続・贈与

(8)結婚
〔既婚者・離死別者〕
・配偶関係,結婚年齢,現在の配偶者との結婚前の交際,結婚前の同棲
・配偶者の就業状況,夫婦間の家事分担
・結婚前に交際してみたい異性と出会うためにやってみたこと

〔未婚者・離死別者〕
・結婚意向,結婚相手について重視する項目
・現在の交際相手の有無,交際期間,交際相手と知り合ったきっかけ,同棲
・交際してみたい異性と出会うためにやってみたこと

(9)将来像・その他
・10年後に希望する働き方,10年後の暮らしむき,雇用・社会保障に関する認識(年金制度,雇用,育児休業)

※上記はwave1からwave13までの主要調査事項であるため,waveによっては調査票に掲載されていない事項も含んでいる。
※調査項目の詳細については,調査票を参照。

※本公開データには,以下の質問項目に該当する変数については含まれておりません。
【wave1】
・問4(8)1-a
・問15

【wave2】
・問5<付問1>,<付問2>,<付問2-1>,<付問2-2>,<付問3>,<付問3-1>
・問11(3)<付問>理由 ,(4)<付問>理由 ,(5)<付問>理由
・問19<付問>学校名
・問27 病名
・問28 病名・障がい名

【wave3】
・問5
・問6(1)
・問7(1)<付問>学校名,(2)<付問>学校名
・問13(3)<付問>,(4)<付問>

【wave4】
・問5<付問1>
・問9(1)<付問>学校名,(2)<付問>学校名
・問56
・問58

【wave5】
・問5<付問1>
・問6(1)<付問>学校名,(2)<付問>学校名
・問59(追加調査)

【wave6】
・問7 資格名
・問8<付問>学校名
・問65<付問>(追加調査)学校名

【wave7】
・問14<付問>学校名

【wave8】
・問7<付問>学校名

【wave9】
・問6 資格名
・問7<付問>学校名

【wave10】
・問7<付問>学校名

【wave11】
・問6<付問>学校名

【wave12】
・問7<付問>学校名

【wave13】
・問7<付問>学校名
公開年月日 2023/10/27
CESSDAトピック 詳細はこちら

消費と消費者行動
所得、財産、投資・貯蓄
食事と栄養
薬物乱用、アルコール、喫煙
健康一般とウェルビーイング
雇用
失業
労働条件
紛争、安全保障、平和
政治行動と政治的態度
平等、不平等、社会的排除
家族生活と結婚
ジェンダーと性別役割
社会移動と職業移動
社会状況と社会指標
SSJDAオリジナルトピック 社会・文化
バージョン 1 : 2023-10-27
特記事項 ・下記の変数は,秘匿性の観点から別途特別データとして申請が必要です。利用をご希望の方は,まず通常データの提供を受け,特別データの申請が研究目的の遂行に不可欠であることをご確認いただいたうえで,SSJデータアーカイブ(ssjda@iss.u-tokyo.ac.jp)までお問い合わせください。
 ・各調査時点の居住都道府県に関する変数
 ・15歳時点の居住都道府県に関する変数(Wave1-問15,Wave5追加調査-問59)
 ・Wave2の大学名に関する変数(問19付問)
 ・Wave4の職場でのトラブルや困ったことに関する変数(問56)
 ・Wave6追加調査の大学名に関する変数(問65付問)

・各wave独自の変数については,データのreadmeをご参照ください。

・大規模なデータ修正などのため,データセットはバージョンアップされることがあります。詳細については,次のURLで公開しますので適宜ご確認願います。http://csrda.iss.u-tokyo.ac.jp/panel/user